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尾瀬シカ対策

更新日:2024年1月9日 印刷ページ表示

尾瀬地区におけるニホンジカ対策について

尾瀬では、ニホンジカの増加・生息域拡大による植生被害や湿原の踏み荒らし等が進行し、生態系への影響が深刻化しています。
群馬県では、捕獲と植生保護の両面から尾瀬のシカ対策を実施しています。

ニホンジカの捕獲について

尾瀬は豪雪地帯のためニホンジカは越冬できませんが、調査の結果、ニホンジカは春になると日光地域から尾瀬に移動し、冬になるとまた日光地域へ戻って越冬していることが分かりました。
尾瀬ヶ原と日光方面を行き来するニホンジカの、移動経路上での捕獲を実施しています。

尾瀬地区におけるニホンジカ捕獲頭数
  平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
捕獲頭数 148頭 205頭 81頭 133頭 160頭 131頭 237頭 206頭 258頭 223頭

尾瀬ヶ原での植生保護柵設置について

群馬県が委嘱する尾瀬保護専門委員会の調査状況を受け、ニホンジカによる食害を受けた尾瀬ヶ原内の湿原に、小規模の植生保護柵を設置して植生の回復状況を観察しています。

現在までの設置状況
年度 場所 面積 柵内植物経過
平成24年度開始 背中アブリ田代 625平方メートル 代償植物(※注)の発生、花芽の結実、草丈の増加
平成25年度~令和2年度 山ノ鼻研究見本園 525平方メートル 代償植物(※注)の発生、花芽の結実、草丈の増加
平成26年度~令和2年度 尾瀬ヶ原(竜宮) 312.5平方メートル  

(※注)イネ科、カヤツリグサ科などの荒廃地を好む植物

大規模植生保護柵設置について

「尾瀬・日光国立公園ニホンジカ対策方針」により定められた優先防護エリアにおいて、ニホンジカの侵入を防止する植生保護柵を設置して、自然保護と植生回復を図っています。
令和2年度から令和11年度までの10年間の計画で、高性能な柵の設置、維持管理及び動態等モニタリング業務等を行っています。

現在までの設置状況
年度 場所 面積 備考
令和2年度開始 山ノ鼻植物研究見本園 約126,491平方メートル 令和3年度に拡張(拡張前面積61,286平方メートル)
令和2年度開始 至仏山オヤマ沢田代 約4,409平方メートル  

ぐんまふるさと納税(尾瀬の貴重な植生をシカから守る)

ぐんまふるさと納税では、「生まれ育ったふるさと・ぐんまに貢献したい!」「県外出身だけど、ぐんまの力になりたい!」など、群馬県を応援していただける皆さまから寄附を募集しています。
群馬県では、関係機関と協力しながら捕獲・柵の設置等の対策を講じていますが、守るべきエリアは山岳地かつ広大です。これからも尾瀬を持続可能な資産として守り続けるために、ふるさと納税を通じてご協力ください。

尾瀬シカ対策

ニホンジカによる食害の様子

寄附の方法

詳しくは寄附の方法をご覧ください。

(参考)尾瀬・日光国立公園ニホンジカ対策方針について

尾瀬・日光国立公園ニホンジカ対策広域協議会について(環境省)<外部リンク>

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