県立赤城公園

1 公園の概要

大沼

標高1828メートル。伸びやかな裾野を持つ赤城山(あかぎやま)は、群馬県の象徴ともいえる名山です。

赤城山は深い森と大小の湖沼、湿原を抱え、そこには多様な動植物が生息しています。特に多くの観光客を集める山頂部は、多彩な自然環境を有しており、火口原湖の大沼、爆裂火口の跡にできた火口湖の小沼、かつての古大沼湖の一部が湿原化した覚満淵(かくまんぶち)と、いくつもの外輪山が変化に富んだ美しさを見せています。

県立赤城公園は、この赤城山頂部の豊かな大自然の中に広がる、およそ1290ヘクタールの県立公園です。この地域が県立公園として指定を受けたのは、昭和10年2月8日。昭和天皇の赤城山行幸を記念し、赤城山頂の御領地の払い下げを受けて設置されました。

公園内にはビジターセンター、キャンプ場、休憩舎、テニスコートや牧場などの施設があり、休日には県内外から大勢の人たちが訪れます。
また、大沼・小沼・覚満淵周辺や、地蔵岳・黒檜山には、関東ふれあいの道をはじめ、登山道や散策道が整備されていて、四季それぞれの自然の美しさを満喫できるようになっています。


県立赤城公園区域図

(1) 開設年月日

昭和10年2月8日

(2) 面積

1,290ヘクタール

(3) 沿革

昭和9年に昭和天皇が行幸されたのを記念し、翌年に御料地の払い下げを受け、従来の県有地を合わせて設置されました。

(4) 設置根拠

県立公園条例。(営造物公園ですが都市計画決定されていないため都市公園ではありません。条例上は「県有公園」となっています)

(5)赤城山の植物

 ミズナラの群落、シラカバの群落と、レンゲツツジを中心としたツツジ類の豊富さが赤城の植生の特徴です。
大沼の東側に位置する覚満淵は、赤城山唯一の湿原で、ヌマガヤやツルコケモモ群落など、中層湿原から高層湿原の湿原植物が見られます。

(6)赤城山の動物

 赤城山は野鳥の宝庫で、県内で繁殖する野鳥の7割ほどを見ることができます。
また、チョウ類の多いことでも知られ、キアゲハチョウ、コムラサキなどが見られるほか、魚類では大沼のワカサギが有名で、冬季の氷上での穴釣りは赤城山の冬の風物詩になっています。
近年はシカが増え、食害による生態系危機が心配されています。


2 公園内の施設等の概要

県立赤城公園ビジターセンター

動植物や地質の面から、赤城山の成り立ちや現在の様子を知ることができる施設です。
電話:027-287-8402 371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山1 

テニスコート

テニスコート利用申し込みのご案内

キャンプ場

申し込み不要で、無料。自由に使用できます。冬期にはトイレ、水道は利用できません。

利用上の注意
ゴミは必ず持ち帰ってください。
直火は禁止です。バーベキューコンロなどを使用してください。
長期間(1週間程度)の利用はご遠慮ください。 

厚生団地

民間企業等の福利厚生施設団地として開発したものです。施設建設用の土地を低廉な地代で貸しています。借地のお申し込みは、群馬県観光物産国際協会(外部リンク)で受け付けています。

3 ハイキング・山歩きのコース(所要時間の目安)

大沼(一周60分)

大沼は標高1340メートルにあり、周囲をカルデラ壁に囲まれた周囲4キロメートル、面積88万平方メートル、最大水深19メートルの湖です。周回道路を歩くと、駒ヶ岳、黒檜山、五輪峠、見晴山、地蔵岳などの山々が織りなす四季それぞれの湖畔からの風景が楽しめます。
また湖には、ワカサギ、ヘラブナ、コイ、ウグイなどが生息し、ワカサギでは関東一の釣りスポットになっています。ワカサギ釣りについて詳しくは、赤城大沼漁協(電話027-287-8511 青木旅館)にお問い合わせください。
※周回道路は一部車道を歩く区間があるほか、水位が上がると通れない部分がありますので、気をつけてご通行ください。

覚満淵

 覚満淵(1周30分)

覚満淵は大沼の南東側、1360メートルに位置する沼と湿原で、「ミニ尾瀬」と形容される静かな雰囲気を持っています。季節には、モウセンゴケ、ミズバショウ、ニッコウキスゲなどの花を楽しめるほか、野鳥観察にも好適です。
平坦な道と木道が整備されていて、年齢を問わず散策することができます。

五輪ハイキングコース(2時間50分)

五輪ハイキングコースは、赤城北面道路の五輪峠から出張山にかけての赤城外輪山の一部を歩く尾根コースです。出張山頂からは地蔵岳、大沼、黒檜山、荒山などが一望でき、出張峠からは鈴ヶ岳や渋川方面を見渡すことができます。大沼湖畔からの標高差も少ないことから、家族でのハイキングに向いています。

ルート

大沼一周道路・赤城北面道路分岐 →(赤城北面道路)→ 五輪峠 → 陣笠山(1488メートル) → 薬師岳(1524メートル) → 野坂峠 → 出張山(1370メートル) → 出張峠 → さいたま市立赤城少年自然の家前 →(湖畔遊歩道)→ 大沼一周道路・赤城北面道路分岐

黒檜山(3時間30分)

黒檜山は赤城山の最高峰で、山頂からは上州武尊山や皇海山、晴れた日には富士山や南アルプスまで見渡すことができます。

ルート

大洞北登山口(大沼一周道路-赤城北面道路分岐付近) → 猫岩 → 鞍部 → 黒檜山(1828メートル) → 鞍部 → 御黒檜大神 → 花見ヶ原キャンプ場分岐 → 駒ヶ岳(1689メートル) → 大沼一周道路

荒山-鍋割山(4時間10分)

鍋割山から足下に見る関東平野の眺めは圧巻。5月中旬のツツジで知られる荒山は、10月下旬の紅葉も見応えがあります。

ルート

荒山高原登山口(県道前橋・赤城線箕輪バス停そば) → 展望の広場分岐 → 荒山高原 → 箕輪への分岐 → 荒山(1571メートル) → 上の避難小屋 → 下の避難小屋 → 荒山高原 → 鍋割山(1332メートル) → 荒山高原 → 荒山高原登山口

鍬柄山-鈴ヶ岳(3時間)

赤城外輪山の西側にそびえる鈴ヶ岳は赤城の寄生火山のひとつ。鍬柄山では黒檜山、地蔵岳、大沼、白樺牧場などの見事な眺望を楽しめます。鈴ヶ岳では、黒檜山、鍋割山のほか、上越国境、榛名、妙義などが見渡せます。5月下旬のシャクナゲ、6月中旬の白樺牧場いっぱいのレンゲツツジなどの見所があります。

ルート

鈴ヶ岳登山口(新坂平バス停西) → 姥子峠 → 鍬柄峠 → 鍬柄山(1562メートル) → 鈴ヶ岳(1564メートル) → (往路を戻る) → 鈴ヶ岳登山口

覚満淵-長七郎山(3時間20分)

小沼の東に位置する長七郎山は、短時間で頂上に登ることができる山です。頂上からは小沼・大沼を眼下に見下ろし地蔵岳を眺めることができます。

ルート

覚満淵入口 → 覚満淵 → 鳥居峠 → (関東ふれあいの道) → 小沼平分岐 → 長七郎山-小地蔵稜線 → 長七郎山(1579メートル) → 沼尻 → オトギの森(※注) → 沼尻 → 八丁峠 → 赤城ビジターセンターバス停

(※注)オトギの森から、銚子のガラン方面へは、現在通行することができません。


4 管理の状況

公園には、県立公園管理員(非常勤嘱託職員)を常駐させています。

(1) 公園施設等の管理委託

 ア ビジターセンター等管理委託

  • 委託先:前橋市

 イ 地域密着型公園管理委託

  • 委託内容:公衆トイレ7カ所の清掃
  • 委託先:赤城大洞地区清掃委員会

(2) 高山植物の管理委託

 レンゲツツジ保護委託

  • 委託内容:新坂平(白樺牧場)のレンゲツツジの保護育成
  • 委託先:前橋市

(3) 覚満淵検討委員会

研究者や地元関係者を構成員とした「県立赤城公園覚満淵自然環境保全検討会」を立ち上げ、現地調査や植生調査を実施してニッコウキスゲの育成阻害要因をシカの食害と笹の進出と仮定し、この阻害要因を避けた実験区を設けて経過観察をしています。 


渋川市行幸田から見た赤城山(第3回「こんな風景をいつまでも残したい」写真コンテスト入選作品)

「あかぎやま」か「あかぎさん」か国土地理院発行の地図では「あかぎさん」と表記されています。

(平成21年3月現在で同院に確認。一部民間サイトの「『あかぎやま』となった」旨の記述は確認できていません)

けれども群馬県内では「あかぎやま」と呼ばれることが多くあり、この呼称が一般的といってよい状況です。

 



このページについてのお問い合わせ

環境森林部自然環境課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-226-2876
FAX 027-243-7702
kanshizen@pref.gunma.lg.jp