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群馬県立日本絹の里(2017年11月1日 高崎市)

絹の里の看板写真
絹の里
繭をつくるための枠の写真
繭をつくるための枠
製糸機の写真
製糸機
 
 群馬県立日本絹の里へ行ってきました。
 この地域はもともと養蚕が盛んで、蚕室のある大きい家が多かったそうです。
 日本絹の里では、絹製品の染色体験などができるほか、蚕糸業の足跡や、繭と生糸について展示されています。

 カイコは、卵からかえって4回脱皮した後に繭を作ります。ふ化したばかりのカイコはとても小さく、クワの葉の上に鳥の羽で掃き立てられます。脱皮期間はクワを食べないので「眠」といいます。4眠後はたくさんクワを食べ、マブシと呼ばれる枠の中で繭を作ります。生糸として出荷するのは、この時にできた繭です。

 カイコはさなぎとなり、そのままにしておけば成虫となって繭を食いちぎり、外に出てきます。そして、カイコガとして卵を産み、一生を終えます。そのため、家庭で繭を加工する場合は、繭の時期に乾燥させ、中にいるカイコを殺して保存します。

 カイコの飼育で大変なのは、卵から脱皮を繰り返す時期の温度・湿度の管理です。産業化に伴い、稚蚕飼育所が利用されるようになりました。4眠後のカイコの飼育はあまり気を使うこともないので、条桑育(じょうそういく)と呼ばれる枝ごと切ってきた桑をそのまま与える育て方をするようになりました。
 カイコが繭を作るために必要なマブシは、当初ワラを折っただけのものでしたが、やがてカイコが高いところを好む性質を利用し、「回転マブシ」が開発されました。

 飼育方法が進歩し、産業化した蚕糸業も、昭和末期には、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維の需要に押されて衰退しました。

 日本絹の里の近くには、群馬県稚蚕人工飼料センターがありました。コンピュータ制御により自動化された製造ラインを備えた、カイコの人工飼料製造工場で、桑園4ヘクタールも隣接して整備されているそうです。

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