認知症疾患医療センター

　急速な高齢化の進展に伴い、今後、認知症疾患の増加が見込まれることから、県では、認知症疾患に関する早期診断・早期治療を行うとともに、医療・介護部門との連携を図り、地域における認知症疾患の保健医療水準の向上を図ることを目的として、県内の13医療機関を「認知症疾患医療センター」に指定しています。

1　認知症疾患医療センター指定医療機関

注：センター類型は、群馬県認知症疾患医療センター運営事業実施要綱に基づく分類
※現在の指定期間は令和11（2029）年3月31日まで

2　認知症疾患医療センターの役割

（1）認知症疾患に関する専門医療相談

　専門の相談員が、認知症に関する不安や悩みのある方、ご家族等からの様々な相談に対応するとともに、地域包括支援センター等と連携を図り、介護サービス利用などの調整を行います。

（2）認知症疾患の鑑別診断・初期対応

　鑑別診断や治療方針の選定が必要な方には、認知症疾患の診断を行うための検査（ＭＲＩ、ＣＴ、心理テスト、血液検査等）や診察等を行い、診断に基づいた治療や初期対応等を行います。

（3）認知症疾患の合併症、行動・心理症状への急性期対応

　合併症や行動・心理症状（幻覚、妄想、徘徊等）に対する治療を行うとともに、必要に応じて連携する医療機関で対応する体制を確保します。

（4）その他

　ホームページやパンフレット等により認知症に関する情報提供を行ったり、関係機関に対して、認知症に関する知識の向上を図るための研修会を開催したりします。