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学校感染症

学校感染症―学校において予防すべき感染症(学校保健安全法)について―

《学校感染症について》

  学校は、集団で生活する場所であるため、感染症の流行しやすい環境です。そのために、学校保健安全法(昭和33年法律第56号)が定められ、学校などにおいて感染症の流行を防いでいます。
 この学校保健安全法などに定められている学校において予防すべき感染症のことを学校感染症といいます。

《なぜ休まなくてはいけないの?》

  学校では、感染症が発生した場合には、教育活動上大きな影響を及ぼすことになります。
出席停止という予防措置をとることにより、感染症のまん延を防いでいます。

《出席停止とは》

  学校保健安全法第19条には、『校長は、感染症にかかつており、かかつている疑いがあり、又はかかるおそれのある児童生徒等があるときは、政令で定めるところにより、出席を停止させることができる』と、規定されています。出席停止の措置をとる場合は学校医やその他の医師の意見を聞いて指示をします。
 出席停止とは児童生徒などの個人に対して行われる措置です。

《臨時休業とは》

  学校保健安全法第20条では、『学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときは、臨時に、学校の全部又は一部の休業を行うことができる』と、規定しています。臨時休業とは、いわゆる学校閉鎖(休校)、学年閉鎖、学級閉鎖のことです。
 出席停止よりも強力な感染症の予防措置を取ることにより感染症のまん延を防いでいます。

《学校感染症の種類と出席停止期間の基準など》

第一種

  1. 種別の考え方 / その他:感染症法の一類感染症、二類感染症(結核を除く)(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第六条第七項から第九項までに規定する「新型インフルエンザ等感染症」、「指定感染症」及び「新感染症」は第一種の感染症とみなす。)
  2. 感染症の種類:次表のとおり
  3. 出席停止期間:治癒するまで
第一種
感染症の種類
エボラ出血熱
クリミア・コンゴ出血熱
痘そう

南米出血熱

ペスト
マールブルグ病
ラッサ熱
急性灰白髄炎
ジフテリア
重症急性呼吸器症候群(病原体がSARSコロナウイルスであるものに限る。)
鳥インフルエンザ(病原体がインフルエンザウイルスA(H5N1)であるものに限る)

第二種:出席停止期間等は感染症の種類により異なる。次表のとおり。

 第二種
感染症の種類 出席停止期間(注1) 主な症状 感染経路
インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H5N1)及び新型インフルエンザ等感染症を除く。) 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで 急な発熱、頭痛、筋肉痛、咽頭痛、全身倦怠感、咳 飛沫・接触感染
百日咳 特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで 2週間以上続く咳、吸気性笛声 飛沫・接触感染
麻しん 解熱した後3日を経過するまで 発熱、咳、鼻水、眼脂、結膜充血、コプリック斑、発しん 飛沫核・接触感染
流行性耳下腺炎 耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで 発熱、頭痛、全身倦怠感、耳下腺の腫脹 飛沫・接触感染
風しん 発しんが消失するまで バラ紅色の発しん、リンパ節腫脹 飛沫・接触感染
水痘 すべての発しんが痂皮化するまで 発熱、紅斑、水疱、痂皮(かひ) 飛沫・飛沫核・接触感染
咽頭結膜熱 主要症状が消退した後2日を経過するまで 発熱、咽頭痛、結膜炎 飛沫・接触感染
結核 病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで 2週間以上続く咳、痰、微熱、倦怠感 飛沫核感染(注2)
髄膜炎菌性髄膜炎 病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで 頭痛、発熱、痙攣、意識障害、髄膜刺激症状、乳児では大泉門膨隆 飛沫感染

第三種

  1. 感染症の種類:次表のとおり
  2. 出席停止期間:病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで
  3. 主な症状:次表のとおり
  4. 感染経路:次表のとおり
第三種
感染症の種類 主な症状 感染経路
コレラ 激しい下痢、嘔吐 経口感染

細菌性赤痢

発熱、腹痛、下痢、血便 経口感染
腸管出血性大腸菌感染症 激しい腹痛、下痢、血便 経口感染

腸チフス

発熱、バラ疹、その他

経口感染

パラチフス

発熱、バラ疹、その他

経口感染
流行性角結膜炎 結膜充血、眼脂、角膜障害 接触感染
急性出血性結膜炎  結膜充血、眼脂、結膜下出血 接触感染
その他の感染症(注3)

 

 

注1 第二種の出席停止期間については、病状により学校医もしくはその他の医師において感染のおそれがないと認められた場合は、この限りではありません。
注2 飛沫核感染とは、空気感染のことです。
注3 群馬県においては、第三種その他の感染症については、教育委員会通知(平成12年2月9日)により定めないとしています。

《出席するには?》

  学校医もしくはかかりつけの医師が感染のおそれがないと認めたときには、各市町村教育委員会などが定めている用紙(治癒証明書など)に必要事項を記載してもらい、学校などに提出してください。

《予防するには》

  1. 定期予防接種で感染を防ぐことが出来る疾患(百日咳・麻しん・風しん・結核<BCG>)があります。入学、入園前に予防接種を受けましょう。
  2. 任意の予防接種で感染を防ぐことが出来る疾患(インフルエンザ・流行性耳下腺炎・水痘)もあります。接種については、学校医、かかりつけの医師に相談してください。

《学校伝染病から学校感染症への変更》

  学校保健法は学校保健安全法に改正され、平成21年4月1日施行されました。改正に伴い「伝染病」から「感染症」へ用語が変更されました。

《外部リンク》

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