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麻しん(はしか)に注意しましょう

更新日:2025年4月30日 印刷ページ表示

  かつては毎年春から初夏にかけて流行が見られていましたが、平成27年3月27日、世界保健機関西太平洋地域事務局により、日本が麻しんの排除状態にあることが認定されました。
 しかしそれ以降も、海外で麻しんに感染し、日本国内へ持ち込まれる例が報告されており、それに伴った、国内での感染例も報告されています。
 2020年から2022年までは新型コロナウイルス感染症による入国規制により、患者数は激減しましたが、2023年以降、再び麻しんの感染事例が増えてきています。
 2024年においては10月以降、近県で麻しん患者の報告が続いていました。
 2025年3月頃より国内の患者報告数が増えており、海外渡航歴がない方の感染も確認されています。
 海外に行かれる場合は、発生状況に注意するとともに予防接種歴について確認しましょう。   

群馬県内での発生状況
他県での発生状況

どんな病気?

 麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。
 麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。
 感染すると潜伏期(10~12日間)の後、38度台の発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。
 2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発しんが現れます。肺炎や脳炎などの合併症を伴い、重症化することもあります。
 麻しんに係るご相談は、お住まいの地域の保健福祉事務所(保健所)にお問い合わせください。

 保健福祉事務所相談窓口一覧

麻しんを疑う症状が出たとき

 発熱や発しんなど、麻しんを疑う症状があった場合は、必ず受診前に医療機関に電話等で連絡しましょう。麻しんを疑う旨を伝えた後、医療機関の指示に従い早急に受診してください。周囲に感染を広げないよう不要な外出は自粛し、医療機関受診の際は、公共交通機関の利用は避けてください。

予防方法は?

 麻しんの予防接種を受けましょう。

 麻しん・風しん混合(MR)ワクチン接種の考え方(国立健康危機管理研究機構)<外部リンク>

 予防接種歴を確認しましょう。母子健康手帳等で確認することができます。予防接種を受けた記録のない方、接種歴不明の方は、予防接種についてご検討ください。
 また、麻しんの定期接種対象者(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)は、予防接種を受けましょう。
 かかりつけの医師や、市町村の予防接種担当にご相談ください。

群馬県内の発生状況

 麻しんは、2008年以降、感染症法上の全数把握対象疾患となりました。
 県内では、2016年は1例(輸入例)、2017年は2例(輸入例、国内感染例)の患者が報告されています。
 2025年3月より国内の報告が増加しており、群馬県でも8年ぶりに患者の報告がありました。同年4月に、県内2例目となる患者が報告されています。

群馬県で公表されている麻しん患者報告(2025年4月30日現在)
届出受理保健所 発生日 発症に注意する期間 詳細(各自治体のホームページ等)
太田 3月21日(金曜日) 麻しん(はしか)患者の発生について(感染症・疾病対策課) - 報道提供資料 - 群馬県ホームページ(感染症・疾病対策課)
富岡 4月25日(金曜日) 5月11日(日曜日) 麻しん(はしか)患者の発生について(令和7年2例目)(感染症・疾病対策課) - 報道提供資料 - 群馬県ホームページ(感染症・疾病対策課)

・発生日…麻しん検査で陽性になった日
・発症に注意する期間…麻しん患者と接触した場合、健康観察を要する最大の日数(接触から21日間)
※注意期間が「ー」の場合…不特定多数の接触者につながる行動歴は確認されていない

麻しんの患者報告数推移(人)

報告数 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
群馬県 1 2 0 0 0 0 0 0 0
全国 165 186 279 744 10 6 6 28 45 83

※全国2025年は第16週(4月14日~4月20日)までの報告数です
最新の報告数はこちらをご覧ください。

他県での発生状況

 麻しん患者が、周囲に感染させる可能性のある期間内に不特定多数の人と接触した可能性がある場合、その立ち寄り場所等の情報を提供しています。
 この情報提供は感染症拡大防止のために行われています。
 ​同一日時に当該施設を利用された方で、注意期間に記載の日付までに発熱・発疹などの麻しんを疑う症状が現れた場合は、すみやかに医療機関へ連絡の上、医師の指示に従い受診しましょう。
※麻しんウイルスは、空気中での生存期間は2時間以内とされています。麻しん患者の利用日以外に当該施設を利用された場合は、感染のおそれはありません。

他県で公表されている麻しん患者発生に関連する注意喚起情報(2025年4月30日現在)
発生自治体 発生日 発症に注意する期間 詳細(各自治体のホームページ等)
茨城県 4月11日(金曜日) 5月1日(木曜日) 麻しん(はしか)患者の発生にについて<外部リンク>(PDF:106KB)​
三重県 4月12日(土曜日) 三重県|麻しん(はしか)患者の発生について(第2報)<外部リンク>
徳島県 4月13日(日曜日) 危機管理連絡会議の開催結果について(令和7年4月14日)【県内における麻しん(はしか)患者の発生について】|安心とくしま<外部リンク>
茨城県(2件) 4月18日(金曜日) 5月8日(木曜日) 麻しん(はしか)患者の発生について (PDF:218KB)<外部リンク>
大分県 4月21日(月曜日) 5月2日(金曜日) 県内における麻しん患者の発生について(PDF:205KB) <外部リンク>
京都府 4月21日(月曜日) 5月8日(木曜日)

麻しん(はしか)患者の発生について(PDF:210KB)<外部リンク>

大阪市 4月22日(火曜日) 5月11日(日曜日) 大阪市:報道発表資料 麻しん患者発生に伴う注意喚起について<外部リンク>
茨城県 4月21日(月曜日) 5月10日(土曜日)

麻しん(はしか)患者の発生について(PDF:113KB)<外部リンク>

茨城県 4月21日(月曜日) 5月9日(金曜日)

麻しん(はしか)患者の発生について(PDF:113KB)<外部リンク>

茨城県 4月21日(月曜日) 5月9日(金曜日)

麻しん(はしか)患者の発生について(PDF:113KB)<外部リンク>
麻しん(はしか)患者が利用した施設の追加について (令和7年4月23日公表分の第2報)(PDF:189KB)<外部リンク>

東京都 4月26日(土曜日) 5月13日(火曜日) 麻しん(はしか)患者の発生について|4月|東京都保健医療局<外部リンク>
茨城県 4月27日(日曜日) 5月16日(金曜日) 麻しん(はしか)患者の発生について(PDF:208KB)<外部リンク>

・発生日…麻しん検査で陽性になった日
・発症に注意する期間…麻しん患者と接触した場合、健康観察を要する最大の日数(接触から21日間)
※注意期間が「ー」の場合…不特定多数の接触者につながる行動歴は確認されていない

医師の皆様へ

 医療機関において、麻しん・風しん(疑いを含む)患者様が受診した場合は、最寄りの保健所にご連絡いただき、積極的疫学調査の実施についてご協力ください。

 感染症法に基づく医師の届出のお願い(厚生労働省)<外部リンク>

麻しん・風しん(疑いを含む)患者様へ感染拡大防止について説明するためのリーフレットです。診療時に御活用ください。

麻しん・風しん疑いと診断された人へ(通常日本語版) (PDF:443KB)

やさしい日本語版 (PDF:426KB)

スペイン語版 (PDF:438KB)

ポルトガル語版 (PDF:399KB)

ベトナム語版 (PDF:405KB)

ネパール語版 (PDF:472KB)

中国語簡体字版 (PDF:488KB)

中国語繫体字版 (PDF:329KB)

英語版 (PDF:416KB)

関連情報

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