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腸管出血性大腸菌感染症

群馬県内の報告状況

 腸管出血性大腸菌による感染症は、初夏から秋にかけて多く報告されています。
 群馬県内では、2014年に104例の報告があり、死亡事例や集団感染事例も報告されました。2015年は、5月以降に報告が続いています。


腸管出血性大腸菌感染症 報告数推移
報告年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
報告数 64 42 48 60 81 104 99

腸管出血性大腸菌感染症 報告数推移グラフ



届出受理保健所別報告数(2015年)グラフ

届出受理保健所別報告数(2015年)画像

届出受理保健所別報告数(2015年)


年齢群別報告数(2015年)グラフ



O血清型別報告割合グラフ

報告のあった届出のうち、大部分がO157によるもので、次いでO26によるものが多く報告されています。
その他のO血清型としては、これまでにO111、O91、O103、O121、O145などが報告されています。


どんな病気?

 O157などの腸管出血性大腸菌が、口から体の中に入ることでおこる胃腸の病気です。
 潜伏期間は3~9日で、主な症状は発熱、下痢、腹痛、血便などです。軽症の時や無症状の場合(保菌者)もあります。また、抵抗力の弱い高齢者や乳幼児が感染すると溶血性尿毒症症候群(HUS)になり、重症化することがあります。
 本症は少ない菌量でも感染し発症するため、家族や集団生活の中で感染が拡大することがあります。
 症状(腹痛・下痢等)がみられたら、自分で判断しないで医療機関を受診しましょう。
 二次感染予防のために、トイレ後の手洗いはせっけんでしっかり洗い、お風呂はできるだけシャワーやかけ湯を使いましょう。また、症状のある人の下着は、塩素系漂白剤(ハイター、ブリーチなど)で消毒(つけおき)してから家族のものとは別に洗濯しましょう。

予防方法は?

 腸管出血性大腸菌も食中毒原因菌のひとつです。「菌をつけない(食材・手をよく洗う)」、「増やさない(食品は冷蔵保存・調理後早く食べる)」、「殺菌(十分な加熱、調理器具の乾燥)」が予防の三原則です。
新鮮だから『生でも安全は間違い』です。新鮮でも菌が付いている肉を十分加熱しないで食べると感染する危険があります。

  • 食肉等は十分に加熱(中心の温度が100度で5秒程度、75度で1分以上)して食べましょう。
  • バーベキューや焼き肉屋では、食材を取り扱う専用の箸やトングを用い、食事用の箸と明確に使い分けましょう。
  • まな板は、使用の都度、洗浄剤でしっかり洗い、熱湯または台所用漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム製剤)で消毒するとよいでしょう。
  • 帰宅後、食事前、排便・おむつ換えの後は、手・指をせっけんと流水でよく洗いましょう
  • 動物とふれあった後には、必ず、石けんを用いて十分に手洗いをしましょう。
  • 学校保健安全法では、第三種に指定され、症状により学校医その他の医師において、感染のおそれがないと認めるまでは出席停止になります。登校については校医もしくはかかりつけの医師と相談してください。 

リンク

予防方法・全国の患者情報

参考資料

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