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子どもの救急ってどんなとき?~下痢をした時

下痢をした時の画像

観察のポイント

いつもの便と違うのはどのような点かよく観察してみましょう。

  • におい(腐ったような臭い、すっぱい臭い)
  • 性状(血液や粘液が混じっているか、赤っぽい便、白っぽい便(クリーム色の便)、どろどろの便、水様便)
  • 1日の回数
  • 嘔吐はあるか、腹痛はあるか、機嫌はどうか、食欲はどうか、熱はあるか

様子を見て大丈夫(通常の診療時間内に受診しましょう)

  • いつもより便は軟らかいが、下痢の回数が1日数回以内
  • 食欲がいつもと変わらず、水分が飲めている
  • 熱がなく、機嫌もよく元気

早めに救急外来を受診した方がいい時

  • 色が白っぽい便、繰り返しある水様便、血液が混じっている便、糊のような黒っぽい便
  • 高熱や繰り返しの嘔吐がある
  • 腹痛が強い
  • 水様性の便が1日数回以上ある
  • 機嫌が悪く水分をほとんど受け付けない
  • おしっこの量が極端に少ない
  • 半日以上おむつがぬれない
  • 下痢が長引いて唇や舌が乾いている

ワンポイントアドバイス

家庭で対処すること

  • 下痢がひどい時は、胃腸を休めるために固形物は与えないで下さい。また、脱水症状になりやすいので水分は十分に与えましょう。
  • 下痢の回復期には、食べ物を一度にたくさん与えず、便の状態を見ながら少しずつ与えて下さい。
    できるだけ加熱調理した炭水化物(おかゆ、おじや、うどんなど)から与えるようにしてください。
  • おしりがかぶれないよう、こまめに洗ってあげましょう。
  • 家族内の感染を予防するため、排泄物の始末をした手をよく洗って下さい。

注意すること

  • 柑橘類(オレンジ、みかん、グレープフルーツなど)、乳製品、砂糖は与えないで下さい。
  • 便にそのまま消化されずに排出されるもの(ニンジン、海藻など)は避けて下さい。
  • 食べ過ぎにならないようにしましょう。(普段の3分の2くらいにして下さい。)

下痢をした時に良い食事

下痢がひどい時(水様便が繰り返し見られる時)

  • 冷たくない経口補水液やイオン飲料水(大人用のイオン飲料などを飲ませる時は薄めて飲ませて下さい。)
  • うすい番茶、湯ざまし
  • ミルクしか飲めない乳児の場合は、通常の3分の2くらいの量を与えて下さい。
  • 母乳(量を制限せず、そのまま飲ませて下さい。)
  • 下痢の間隔が長くなったら、状態に合わせて「おもゆ」など

胃腸を休めるために固形物は与えないようにしましょう。

脱水症状になりやすいので、水分は十分に与えましょう。

下痢の回復期(軟便時)

  • 野菜スープ(塩味のスープだけ)
  • おかゆ(塩味のみ)
  • 煮込んだうどん(うどんのみ)
  • トースト(何もつけないで)
  • ゆでたじゃがいも
  • すりおろしたリンゴ
  • ベビー用のせんべい、ウエハース

一度にたくさん与えず、便の状態を見ながら少しずつ与えましょう。

水分は十分に与えましょう。

下痢をした時にお勧めできる食品、避けた方がよい食品一覧
区分 お勧めできる食品 避けた方がよい食品
穀類 おかゆ、うどん、トースト 中華めん、すし
いも類 じゃがいも、さといも さつまいも、こんにゃく
豆類 とうふ、高野豆腐、みそ、きな粉、煮て裏ごしした豆類 大豆、あずき、油揚げ、がんもどき
野菜類 やわらかく煮た野菜
大根、かぶ、ほうれん草、キャベツ、かぼちゃ
繊維の多い野菜
たけのこ、ごぼう、れんこん、キノコ類、海藻類
果実類 りんご、バナナ なし、パイン、いちご、柑橘類、スイカ、干した果物
魚介類 脂肪の少ない魚
たら、たい、かれい、しらす、はんぺん
脂肪の多い魚
かまぼこ、干物、さば、さんま、いわし、貝類
茶碗蒸、たまごとじ 生卵、固ゆで卵
肉類 脂肪の少ないもの
ささみ
脂肪の多いもの
ソーセージ、ハム、ロース、バラ肉、ベーコン
乳製品 (無し) 牛乳、ヨーグルト、チーズ
菓子類 プリン、卵ボーロ、ウエハース ケーキ類、せんべい、ナッツ類

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