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教育年報第65号(令和元年度実績)

更新日:2020年12月22日 印刷ページ表示

 教育年報とは、県教育行政の情報を共有・蓄積することを目的に、その実績や成果をまとめたものです。

第1編 教育行政

 教育委員会会議を開催し、各種議案について審議を行った(開催回数13回議案件数合計107件)。また、県教育行政の施策の参考にするため、教育委員による教育現場等の調査を実施した。
 教職員の安全及び健康を確保するため、安全衛生管理体制を整備するとともに、定期健康診断等を実施した。

第2編 教育費

 令和元年度における教育委員会所管の決算総額は、163,118,071千円となった。

第3編 学校管理

 小学校第1,2学年の全学級において30人以下学級、第3,4学年の全学級において35人以下学級が実現できるように教員を配置した。また、中学校第1学年の全学級において35人以下学級が実現できるように教員を配置し、すべての教科を少人数で指導するとともに、いじめや不登校、問題行動への早期対応などに向けての支援体制を強化した。
 公立学校施設整備では、吊り天井や照明器具等の非構造部材の耐震対策事業、ブロック塀等の安全対策、空調設置事業を実施した。
 県立学校施設整備では、桐生・みどり地区新高校整備、施設長寿命化推進、ブロック塀安全対策工事等を実施した。

第4編 生涯学習

 県民の学習ニーズに応えるため、学習機会の提供や学習サービス網の整備を行った。生涯学習を支援するため、社会教育施設を拠点として積極的に各事業に取り組んだ。

第5編 学校教育

 「第3期群馬県教育振興基本計画」及び「平成31年度教育委員会運営方針」に基づき、各学校の学校経営・学習指導が充実するよう支援した。また、学習指導要領等を踏まえ、平成31年度の重点項目を示した「学校教育の指針」、「はばたく群馬の指導プラン2」に基づき、指導の充実に努めた。
 高等学校では、急速な人口減少や知識基盤社会の到来などの急激な社会変化に対応する能力の育成を目指し、全ての県立高校を対象に群馬県高校生ステップアップサポート事業を実施した。
 また、特別支援学校に関しては、障害のある児童生徒が小学部から高等部まで身近な地域で学ぶ環境を整えるため、平成30年4月に高等部を整備した藤岡特別支援学校において、令和2年度からの供用開始を目指して、高等部新校舎の整備を行った。
 学校体育においては、体力向上プランにおける取組が優れている学校を「体力向上取組優良校」として表彰した。また、体力優良証の交付率の優れている学校を「体力優良証交付率優良校」として表彰した。

第6編 社会教育

 多様な教育機関の連携・協力により様々な学習機会を提供するとともに、家庭教育支援施策の充実、少子高齢社会を見据えた学習機会の充実と社会参加の促進を図った。家庭や地域社会における教育力の充実、生涯学習社会の構築に向けた社会教育の推進に努めた。

第7編 青少年教育

 人間性豊かで創造性に富んだ、心身ともにたくましい青少年を育成するため、多様な体験活動やボランティア活動を促進するとともに、地域活動・団体活動や野外活動等の場の一層の充実に努めた。青少年会館では、青少年自立・再学習支援事業等を実施した。

第8編 文化財の保護

 国指定重要文化財1件、国指定史跡2件、県指定史跡1件が新規に指定された。なお、3月には重要文化財「群馬県綿貫観音山古墳出土品」が国の文化審議会から国宝指定の答申を受けた。
 文化財の保存活用を図るため、基礎調査や管理の徹底を進めるとともに、文化財の普及や活用事業を実施した。
 小学校の教員が古墳を活用した学習において使用できるプログラム(指導マニュアル)を作成するため、現役の小学校教諭と埋文事業団に在籍する教員籍の職員からなる古墳学習プログラム作成委員会を4回開催した。

第9編 教育事務所

 群馬県教育委員会運営方針の目標「たくましく生きる力をはぐくむ~自らの可能性を高め、互いに認め合い、共に支え合う~」を踏まえ、各教育事務所において管内市町村教育委員会との連携のもとに、学校教育・社会教育の充実・推進を図った。

第10編 答申・報告等

 文化財保護審議会を2回開催し、調査審議を行った。


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