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平成27年度第1回群馬県立図書館協議会の開催結果について

更新日:2015年9月1日 印刷ページ表示

1 日時

 平成27年7月17日(金曜日)13時30分~15時00分

2 開催場所

 県立図書館3階研修室

3 出席者

 委員7名出席、図書館13名

4 傍聴人

 なし

5 議事

  1. 平成26年度群馬県立図書館事業実績について
  2. 平成27年度群馬県立図書館事業実績(~7月)について
  3. 平成27年度群馬県立図書館事業計画について
  4. 群馬県立図書館サービスの評価について
  5. 耐震化工事について

【委員】
 説明があった中で、別資料になっている「困ったときは図書館へ」が地域拠点としての図書館の役割として良いと思います。地域支援や学校支援が日頃から課題になっていますが、物理的な場所として図書館、公民館、学校は専門分野だけでなく、地域の連携のための重要な場所になると思います。

【委員】
 日頃、新聞を読んでいて、県立図書館を取り上げている記事が多いと感じていました。県立図書館が行っている事業について県民に知っていただくのに役立っていると思います。いろんな団体と連携もしていて、活動も広がりがあり大変良いと思いました。「困ったときは図書館へ」このチラシも良いと思います。
 一つ質問ですが、窓口で配る図書館だよりのようなものは作られているのでしょうか。私はよく町の小さな図書館に講演を頼まれて行くのですが、新田図書館に行ったときに図書館だよりを頂きました。大人向けや児童書の新刊案内、今月の行事、芥川賞、直木賞の紹介などが載っている図書館員の手作り感のある図書館だよりで、とても良かったなと思いました。

【図書館職員】
 県立図書館として図書館だよりのようなものは、今のところ作っていませんが、県立図書館の大きな役割として郷土資料を網羅的に収集することがありますので、群馬の本については、毎月こういう本を購入しました、寄贈頂きましたという紹介をしています。

【委員】
 図書館サービスに対する評価を見て、6項目もA評価があり職員の方々が努力されていると感じました。図書館等職員研修参加人数を見ると、こんなに沢山の人達が参加されているということは、市町村図書館の支援も充実していると感じました。先ほど委員の方も触れていましたが、「困ったときは図書館へ」は私も利用したいと思いますので、色々な所へ周知してほしいと思います。

【委員】
 御存じのとおり、県のマスコットぐんまちゃんは、去年ゆるキャラグランプリで日本一になりました。それを早速利用券に取り入れたのは良いと思います。
 6月29日の新聞に「読書の履歴を通帳にする」という記事が載っていました。ATMのような機械に入れると読書記録が通帳に残るしくみのようです。利用者からも好評ですとありました。群馬県立図書館の利用券は現物を見ていないので解らないのですが、どのようなものなのでしょうか。

【図書館職員】
 通常の利用券です。本を借りるときに使うもので、今お話にあった通帳型のものではありません。

【委員】
 通帳型のものだと読書履歴が見れて良いなと思ったのですが、予算が必要になりますね。
 新聞記事にある「県立図書館の資料紛失大半は持ち去り」。私も地元の図書館を利用したときに、切り抜かれた本や書き込みがある本を、「やめて下さい」という意味で展示してあるのを見ました。県立図書館は対策としてICタグの導入を検討しているようですが、今の時代やむを得ないと思います。
 県立図書館サービスに対する評価については、10項目中A評価が6項目、B評価についても90%を超えているものがあり、もう少しだと思います。よく頑張っていると評価したいと思います。今年度も引き続き頑張ってほしいです。

【委員】
 丁寧な説明をありがとうございました。先ほど委員の中からもお話しがありましたが、最近、報道機関による図書館関係の記事を多く目にするようになったとのことですが、私も同感です。大変嬉しく思います。
 配付資料として新聞記事のコピーを頂きましたが、たしか4月上旬頃の読売新聞に一面を割いた記事が掲載されておりました。このコピーも合わせて配付していただければ良かったと思いました。県立図書館の紹介として、とても有効な記事であった思いました。
 二つ目は、評価に関することですが、図書館支援隊の活動なども新たに評価項目に加えていただけないかと思います。ボランティア活動を積極的に受け入れており、とても意義ある活動と思っております。私もレコードコンサートなどには、可能な限り参加させていただいておりますが、県立図書館として、誇れる活動ではないでしょうか。これらの活動をさらに発展・充実させるためにも、表彰制度の導入や職員との継続的かつ効果的な意見交換等にも配慮いただきながら、進めることが必要だろうと思います。
 この評価項目は、評価を初めた当初からの項目であると思いますが、時代的な要請や新たな課題への取組等によって、それらの項目も絶えず検討されるものではないでしょうか。
例えば、県教委で策定した第三次子ども読書活動推進計画の推進に向けた取組に対する新たな項目等もその一つと考えられるのではないでしょうか。
 また、近年では、美術館や文学館、文書館、天文台等との連携も実施されてきました。それぞれの施設の機能を有機的に生かした連携は、高く評価されますし、さらに充実発展が期待されるものです。これらの事業等も評価項目として採り上げて頂きたい。
 マンネリ化することなく、絶えず見直し・検討をいただきながら評価・検証していくことを期待したいと思います。

【委員】
 大きく分けて2つお尋ねしたいことがあります。一つは図書館サービスに対する評価についてです。もう一つは神戸児童殺傷事件の手記「絶歌」についてです。
図書館サービスに対する評価内容はとても素晴らしく、職員の方々の努力の成果だと思います。その中で特に、デジタルライブラリーへのアクセス件数が154%と大きな達成状況になっています。これは利用者からの要望に応えたと理解していいのでしょうか、平成25年度はデジタルライブラリーへのアクセス件数はどれくらいだったのでしょうか。

【図書館職員】
 昨年度は、大変多くのアクセス件数がありました。これは世界遺産との関係があると思います。デジタルライブラリーにアップしているものは、当館で所蔵している資料の中で著作権の問題がないものですが、養蚕関係のコレクションを世界遺産候補の段階から積極的にデジタル化していました。それがめでたく世界遺産に登録されたことにより、アクセス件数のアップに繋がったと思います。

【図書館職員】
 平成25年度デジタルライブラリーへのアクセス件数は17,716件です。平成24年度が14,930件でした。

【委員】
 神戸児童殺傷事件の手記についてですが、取り扱いについては資料選定委員会で決めたそうですが、一般論として伺います。購入を決めるにあたり内容を読んで判断されているのか、または内容について別の方法で知る手段があるのか、教えて頂きたい。

【図書館職員】
 通常の選定委員会を行う際もすべての資料を読むわけではなく、本の分野や、当館の所蔵状況などを見ながら判断しています。絶歌についても内容ではなく、他の本と同様に当館の収集基準に当てはめて判断しました。先ほど説明したとおり、文学作品等について県立図書館は、文学賞受賞作品などを厳選して収集しています。市町村図書館では購入できない専門書や郷土資料を重点的に集めることになっております。その基準を満たしていない資料は購入しないことになります。

【議長】
 それぞれ委員の皆さんに貴重な御意見、御質問等を頂きました。ありがとうございました。平成26年度の群馬県立図書館サービスに対する評価及び、平成27年度群馬県立図書館サービスの目標・評価(案)について事務局案のとおり了承したいと思います。
県立図書館においては、委員の皆さんの意見を真摯に受け止めて、引き続き、県民サービスの向上に取り組んでいただきたいと思います。