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平成29年度第2回群馬県立図書館協議会の開催結果について

更新日:2018年4月10日 印刷ページ表示

1 日時

平成30年2月2日(金曜日)13時30分~15時10分

2 開催場所

県立図書館3階研修室

3 出席者

委員6名、事務局10名

4 傍聴人

なし

5 議事

  1. 平成29年度事業の実施状況について
  2. 平成29年度図書館サービス目標の進捗状況について
  3. 平成30年度主要事業(案)について

主な意見等

(事務局)

  • 上記議事について説明

(委員)

  • ときめきルネッサンスサロンは、参加した方から「良い活動なので市(立図書館)でも活かしたいという活動だ」と聞いている。
  • 各図書館相互を結びつけている相互貸借事業(ネットワーク)が機能することは県立図書館の強みであり、とても良い事業だと思う。
  • 各図書館がネットワークを積極的に活用することが子どもたちに良い読書環境を与えるための学校図書館作りに繋がるので、県立図書館が中核となってこのネットワーク(活用)を進めていけたらいい。

(事務局)

  • 「ときめきルネッサンスサロン」は、前橋の詩人の久保木さんが中心になって自主的に運営する形で集まって実施しており、現在、10回を数えている。
  • 「癌サロン」が開催されているが、このように図書館を交流の場として使っていくことが広まっていけばありがたい。
  • 相互貸借事業が十分に機能することにより全体の底上げがされてレベルアップに繋がっている。今後も相互貸借事業を通じて積極的に貸し出しを進めていきたい。
  • 県立高校は、相互貸借事業に全校が加入したことにより貸出が増加している。

(委員)

  • 本日、館内を見たが、火山関係、草津関係の書籍が一角にあった。このように、タイムリーに県民の関心があるものを見せていくことは大事だと思う。
  • 群馬県関係資料がそろっている2階資料室で、郷土本の新刊コーナーの場所が変わったが何か理由があるのか。
  • 地域の図書館、具体的には市町村の図書館、あるいは学校、市町村、県立、学校図書館はどのように棲み分けしていくのか。
  • 市町村、学校では揃えることが困難な高額本が県立図書館で利用できることは非常に良い。
  • 県立図書館が、人が集まって色々人生経験を語り合う交流の場を提供していることは新しい図書館の在り方であり、高く評価している。
  • 「ときめきルネッサンスサロン」、「著者が著作を語る会」という自分の人生を重ね合わせた行事は、今後、図書館が担っていくのではないのかと注目している。ぜひ成功させて欲しい。
  • 子ども読書活動推進については、市町村は「ブックスタート事業」として赤ちゃんの時から本に親しませようと色々な取り組みをしているが、県立図書館がどういう役割を果たすのか重要であると思う。
  • 県立図書館で色々な図書セットを備えて、貸し出したり、読み聞かせも行っているが、市町村でやっている事業とどう違うのか教えて欲しい。
  • 朝の読書推進図書セットを県内の小学校、中学校に貸し出しているが、学校の選び方が大変だと思う。市町村に預けて、市町村に来てもらった方が効率的ではないだろうか。
  • 学校図書支援1000冊プランは県立図書館に来てもらうのではなくて市町村に貸し出しているということなのか。
  • 朝の読書推進図書セットも図書館の図書支援のプランの方が、学校とか地域にとっては合理的ではないか。

(事務局)

  • (郷土資料新刊コーナーを移動させた理由は)一番最初に目につく所であり、また、行き帰りの時に通るので気軽に郷土資料の新刊本を手にとってもらえる場所として選んだ。今後、分かりやすい表示を考えていきたい。

(事務局)

  • 市町村で買っている図書の平均単価は1,700円位だが県立は3,500円であり、県立は比較的高価なものを購入している。
  • 県立図書館の先導的な役割として、市町村図書館や学校図書館の職員を集めての人材育成、レファレンスのやり方等の研修会の開催がある。
  • 「ルネッサンスサロン」は、図書館は単に本を読むだけではなくて人生の先輩方の経験等を後進に披露するといった場としての役割を果たしている。

(事務局)

  • 朝の読書推進図書セットは、県立から各市町村の教育委員会に連絡をして、その後、学校から直接申し込むというシステムであり、希望のあるところに貸し出している。
  • 次年度は小学校が22校になり中学校も5校と増えているが、まだ余裕がある。
  • 1000冊プランは最大1000冊、一箱40冊単位で25箱迄だが、量が多いので市町村協力車で各学校まで運んでいる。
  • 朝の読書推進図書セットは、少数の場合は注文で届けるところもある。前橋市等近くの市町村は取りに来てもらっている。

(委員)

  • 市町村の図書館に一括してローテーションを組んでやったらいいのではないか。
  • 一括で地域の図書館に貸して、そこを通して小中学校に配付する方法が合理的ではないか。

(委員)

  • 平成23年3月に出された答申「群馬県立図書館等の振興方策について」において、県立図書館等の現状と課題が列挙されていましたが、一度点検をする時期にきているのではないのか。
  • 県立図書館横断検索システムが、どのようなシステムになっているのか教えて欲しい。(県内にその本が何冊有るのか、もし、少ない場合は廃棄不可の警告音が出るなどの機能があるのか)
  • 私が現役時代は県立図書館、群馬県図書館協会の課題は、未設置町村をどう無くすかということだったが、現在、未設置町村解消に向けての動きはどうなっているのか教えて欲しい。
  • 総務省が毎年、各市町村に指定管理についての意見を求めている。県立図書館は基本は行政責任として直営でやるべきであると考えるが、市町村の図書館に対してこうあるべきだという指導をしてもらいたい。

(事務局)

  • 平成23年の答申であるが、毎年定めている図書館の運営方針(図書館の要覧に掲載)作成の参考にすると同時に、県内の公共図書館が集まる協議会や図書館協会の会議の場を活用し、多様な意見を吸い上げ、それを運営方針作成時に反映させている。
  • 横断検索は、警告音が鳴るという機能はないが、対象資料が何冊有るのかという情報は表示される。
  • 未設置市町村解消については、図書館を設置する動きのあるところには、職員が町村に直接出向いて支援している。
  • 指定管理者制度は、都道府県レベルでは全国では現在は6箇所の図書館で導入されている。
  • 指定管理者制度の実態は施設のカウンター対応が中心である。選書能力等の核心的な部分は司書が対応し、施設管理的なものに限定して指定管理を行っている。
  • 選書の部分は司書が何十年もかけて積み上げた経験で行っている実態があり、指定管理者制度では対応しきれない部分があるのではないか。

(委員)

  • 相互貸借事業実施を活用していく中で県内の公共図書館で協定のような約束事は出来ているのか。

(事務局)

  • 県立図書館には最終保管場所という役割もある。

(委員)

  • 県立と市町村立がお互いに分担して負担していくということも大事な支援なのではないか。

(事務局)

  • 収蔵能力の限界の問題であり、最低限、郷土本として保管すべき資料は保管すべきものだが、小説や実用書、洋書の類であれば県立図書館に限らなくてもいいという考えもある。

(委員)

  • 県立図書館は、取り決められた方針、少ない予算、限られた人員の中で非常に努力されていると思う。
  • ビブリオバトルで、同じ人が2年連続で県大会で優勝しただけでなく、全国大会で優勝したことは、非常に大きな出来事であるが、この成果を次に繋げていくための計画があれば教えてほしい。
  • 県立図書館は定年になってもまだまだ体力、知的好奇心がある人達が、群馬県のことを調べるのならまず県立図書館に来たい。という場所であって欲しい。
  • 富岡製糸場は観光客は減っているが、視察は多い。富岡製糸場には残念ながらアーカイブとか資料が無いが、そういった資料を提供することは県立図書館の役割の一つではないか。

(事務局)

  • ビブリオバトルは県立図書館以外にも学校や市立の図書館で開催されている。
  • ビブリオバトル推進という観点で大会で取り上げられた本は購入し展示を行った。
  • 全国大会優勝者がでたということを契機に今までにも増して(ビブリオバトル)推進をしていきたい。
  • (富岡製糸場等の)世界遺産登録というのをきっかけに蚕糸関係の本を集めている。また、群馬県に限らず蚕糸というテーマで海外の文献も購入していきたい。
  • 財政状況が厳しい中ではあるが、図書館振興議連が出来たことが契機となり、来年度予算に向けていい影響があるのではないかと考えている。

(事務局)

  • 県立図書館の調査相談室には、全県、全国から群馬県のことを調べる方が来館されている。
  • 県立図書館には遠隔サービスでコピーを届けたり、相互貸借によって(近くの図書館まで)本を届けるというサービスもあるので、今後は、そういったサービスを積極的にPRしていきたい。

(委員)

  • ここ数年、県立図書館では改革がなされていると感じている。
  • ビブリオバトルも県大会実施2年目で全国大会での優勝者が出たという成果をあげたということは高校との連携・協力が成功していると考えられる。
  • 著作権とか肖像権の問題があるがYouTube等のデジタルツールは若者がよく見ているので、(ビブリオバトルの)大会を撮り、無料でアップロードすることによってビブリオバトルを市町村に広げていくことが可能ではないか。また、そういったコンテンツをホームページに埋め込んで活用するのもお金をかけずにできることなので、いいのではないか。
  • 図書館振興議連ができたことで、県議と県立図書館がうまく連動できる方向性が見えているのかどうかお伺いしたい。
  • (来年度予算が増えるならば)増えた後の使い方、「選択と集中」が大切なことだと思う。
  • (資料収集にあたり)県立ならではの部分と市町村にお任せしていくところを明確にしていくことが大事になっていくと考える。
  • 「選択と集中」で予算配分したということをホームページを活用して発信すべきである。
  • ホームページはとても見やすく整備されているが、更新回数が目標以下のようである。単にアクセス回数だけを求めるのではなく戦略的に使っていければいい。
  • 今後、図書館が教育の中心になる可能性がある。(教育改革により)高校生達が自ら探求する活動に変わっていく。
  • 図書館こども祭りは大変成功していると感じる。
  • 図書館がもっと良くなるためのテーマを見つけ出すための協議の場を教育委員会と連携して議論していくことが大切ではないか。
  • 図書館がうまく活用されるということは県民の豊かな暮らしを支えていくことにもなる。
  • 横断検索は非常に充実した機能だが、「横断検索をしたら便利なんだ」という事を知ってもらうために事例集を使うなど周知の方法を工夫した方がよい。
  • 群馬県内もグローバル化が進んで国籍が異なる方が県民として住んでいるが、要望等は寄せられていないのか。多様な文化背景の方々への支援も大事になるが、どう支援していくのか。
  • これからは障害者の方々に対しても、支援を充実して情報をキャッチ出来るようになっているのか、その方法どのように対応されているのか教えて欲しい。

(事務局)

  • 県立図書館としては、Facebookを12月から実施している。ホームページでは各種イベントの情報発信を行うと同時にFacebookではイベントの裏側等を紹介している。
  • 図書館振興議連のメンバーの方は先進地の図書館視察に行っているが、県立図書館としては図書館振興議連に対して情報を提供しつつ県内全体の図書館の環境の向上に向けて協力体制をとっていきたい。
  • 予算の限られる中で図書館としての特色を出すというのは重要で、県立図書館でどのような本を買っているのかということを広く周知しているがホームページやFacebookを活用し、特色ある本も購入しているということも広報したらどうか。
  • これからは記憶とか知識とかではなく思考力をためす、つまり、考える力を養うことが重要であるので、そのためには図書館と教育委員会、学校現場との連携がカギとなる。
  • 検索の仕方、横断検索については、便利な機能が沢山あるが、広く知られていない現状があるので、使い方も含めてホームページでの紹介や各種の研修会での伝達を徹底したい。
  • 本とデジタルのバランスに関しては、電子書籍には特有のメリットがある。例えば、図書館に行かなくても見られるということ、また、文字を大きくして見ることが可能であることから高齢者で目が悪くなっても見る事が出来るといったことがある。
  • 大活字本という活字の大きい本の需要が今増えているので今後は需要に応えていきたい。

(事務局)

  • ホームページの更新件数が減った理由であるが、五次システム導入に伴い、ホームページの解りづらかったカレンダーとか新着資料関係をワンクリックで見られるようにしたため、日常的に更新していた回数が減ったということである。

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