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山王廃寺跡(さんのうはいじあと)

1928年(昭和3年)国指定史跡

1 所在地

 前橋市総社町

2 性格

 上毛野地域最古の古代寺院跡で、関東でも最初期の寺院の一つです。「放光寺」「方光」などと記された瓦が出土しており、山上碑の碑文にみえる「放光寺」がこの寺であると考えられています。

3 年代

 7世紀後半~11世紀頃

4 内容・特色

  1. 発掘調査により、回廊の中に西に金堂、東に塔が並ぶ伽藍配置であることが判明しました。
  2. 塔の心柱の根元を飾る根巻石(ねまきいし)は、国指定重要文化財です。石製鴟尾(せきせいしび)は、 旧「重要美術品等ノ保存ニ関スル法律」による国認定重要美術品です。
  3. 緑色の釉薬(うわぐすり)がかけられた水差及び碗・皿のほか、菩薩や天部の塑像(そぞう:木の芯に粘土を重ねて成形した像)の破片が多数発見されています(内容・質ともに法隆寺の五重塔の初層に飾られている塑像群に匹敵するとも言われています)。
  4. 周辺は、7世紀代に築かれた3基の大型方墳を伴う総社古墳群が至近地にあり、7世紀代に上毛野地域の中心地として成長した地域です。8世紀には国府が置かれ、上野国分寺・上野国分尼寺が建立されるなど、律令体制下における政治・社会・文化の中心地域となったと考えられています。
  5. 山王廃寺は、総社古墳群を築いた上毛野を代表する豪族が建立した寺院と推定されています。
国認定重要美術品 石製鴟尾
国認定重要美術品 石製鴟尾 (前橋市教育委員会文化財保護課許可済)
国指定重要文化財 上野国山王廃寺塔心柱根巻石
国指定重要文化財 上野国山王廃寺塔心柱根巻石 (前橋市教育委員会文化財保護課許可済)
山王廃寺 伽藍復元想定図
山王廃寺 伽藍復元想定図 (前橋市教育委員会文化財保護課提供)

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