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群馬県水道水質管理計画(平成26年度~平成30年度)

~安全・安心で、より質の高い水道水を将来に渡って供給するために~

 平成21年度に策定した第2期群馬県水道水質管理計画は、今年度が計画の最終年度となります。その間、東日本大震災の発生に伴う福島第一原子力発電所の放射性物質飛散事故等、今までに経験したことのない脅威が発生し、水道水の安全性確保について、大きな変化が起こりました。

 このような大きな変化に対応するため、新たな考え方を導入するなどして、現状の水質管理体制を見直し、新たな県計画を策定することになりました。

<目的>

 県内の水道事業者(県企業局及び市町村(市町村のみを構成団体とする一部事務組合を含む))が当計画に基づき水質管理を実施することにより、安全・安心で、より質の高い水道水を将来にわたって県民に供給することを目的とします。

<計画の位置付け>

 群馬県健康福祉部 水道分野の個別実施計画。

<計画期間>

 平成26年度から平成30年度までの5か年計画とする。

<目標>

 県と水道事業者が協力し、次の目標の達成を目指します。

1 安心・安全で、より質の高い水道水を目指した水質検査の実施

  • 水質事故や新たな有害化学物質汚染等の発生に対して迅速な対応が可能となる水質検査体制を整備します。
  • 法律で定められた水道水質基準(※注1)の検査に加えて、安全で、より質の高い水道水の供給を目指して定められた水質管理目標設定項目(※注2)の検査を実施します。
  • 塩素消毒に抵抗性のあるクリプトスポリジウム(※注3)等の病原生物の検査を実施します。
  • 水道事業者ごとに、地域の特性や事業規模に見合った水質検査計画を策定し、計画的に水質検査を実施します。

2 新たな脅威に対応できる危機管理体制の充実

  • 県民の生活に欠くことのできないライフラインを確保するための危機管理体制を構築します
  • 広域的な水質事故等を想定した緊急時対応マニュアルを整備します。
  • 水質事故を未然に防止するための方策を定めた各種作業マニュアルを整備します。
  • 緊急時には、県、水道事業者及び関係機関が連携し、検査協力、応援給水等を行い、被害拡大を未然に防ぎます。
  • 福島第一原子力発電所の事故が未だ収束していない現状を鑑み、厚生労働省の示した方針に基づき放射性物質のモニタリングを継続します。

3 主要水源の水質監視の実施及び充実

  • 県内の水道水源の汚染状況を把握するため、全県を網羅する水質監視を実施します。
  • 県内の主要水道水源20地点で水質監視を行います。(19地点→20地点へ拡充、1地点廃止し、2地点追加)
  • 水質監視の項目として、水質管理目標設定項目に加えてクリプトスポリジウム等の病原微生物の検査を実施します。
  • 結果は、県ホームページに公表します。

4 水質管理の知識及び技術の向上

  • 水質検査の信頼性を確保するため、優秀な人材育成に資する事業を行います。
  • 水道事業者及び関係機関を対象とした研修や講習会を開催します。
  • 水質検査の正確さや結果の信頼性を確保するため、水質検査機関を対象とした精度管理(※注4)事業を実施します。

<用語の解説>

※注1 水道水質基準:水道法第4条に基づき、水質基準に関する省令により定められた項目(51項目、平成26年4月1日現在。←今年度中に改正され、50→51項目に強化される予定)です。水道水は、この水質基準に適合するものでなければならず、水道事業者に検査の義務が課されています。

※注2 水質管理目標設定項目:法律上の検査義務はありませんが、将来にわたり水道水の安全性の確保に万全を期するため、水質管理上、検出状況を把握すべき水質検査項目です。農薬類や将来的に水質基準に格上げされる可能性のある有害化学物質等が含まれます。

※注3 クリプトスポリジウム:ヒト及び動物の腸管に寄生する病原生物(原虫)です。強い感染力を持ち、塩素消毒に抵抗性があります。水道水や食品を介して水様性下痢症の集団発生を起こすことがあります。同様の病原生物として、ジアルジアが存在します。

※注4 精度管理:一定の「正確度」と「精密度」を保った測定結果が常に得られるよう、様々な手法を用いて検査方法を管理することをいいます。正確度とは、測定値が真の値にどれだけ近いかということ、また、精密度とは、繰り返し測定が行われたときのバラツキの度合いのことです。

 精度管理には、「内部精度管理」と「外部精度管理」という2つ手法があり、内部精度管理とは、自施設内において、精密度つまり繰り返し測定によるバラツキを確認することに重点を置いたもので、外部精度管理とは、自施設と他施設の測定を比較することで、客観的に測定結果の正確度を知ることに重点を置いた管理法です。本計画における精度管理は外部精度管理であり、客観的な正確度を知り、測定値を解析することで精度の向上や検査技術の確認を行うことができます。

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