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群馬県水道水質監視について

1.目的

 将来にわたり水道水源の安全性を確保するため、県と水道事業者(市町村(市町村のみを構成団体とする一部事務組合を含む)及び県企業局)が協力し、全県的な水質監視を実施します。

2.実施方法

 県内の主要水道水源を有する下記の水道事業者が実施している水道原水及び浄水の水質管理目標設定項目(将来にわたり水道水の安全性の確保等に万全を期する見地から、水道事業者が水質管理上留意すべき項目)及びクリプトスポリジウム等の病原微生物(指標菌等の検査を含む)の検査結果をとりまとめ、問題点、課題等を把握します。
※クリプトスポリジウム等関連項目の検査は平成26年度から実施しています。

(1)実施主体

1)前橋市:2か所、2)高崎市:3か所、3)桐生市、4)伊勢崎市、5)沼田市、6)渋川市、7)藤岡市、8)富岡市、9)安中市、10)中之条町、11)群馬東部水道企業団:5か所、15)群馬県企業局:2か所

  • (注1)平成21年度から伊勢崎市が加わりました。
  • (注2)平成26年度からみなかみ町が実施主体から外れ、前橋市及び太田市が2か所となりました。(1減2増)
  • (注3)平成28年度から、太田市、館林市、みどり市、板倉町、明和町、千代田町、大泉町、邑楽町の上水道事業が統合し、群馬東部水道企業団になりました。

(2)監視時期

1年に2回、降雨、洪水、降雪、渇水等の影響により河川の水質が悪化していると考えられる夏期(6月~7月)と冬期(1月~2月)に実施します。

(3)監視地点、採水場所等

<群馬県水質監視地点及び実施主体等>(平成28年度から)
水源の種類 水系・地域 監視地点番号 監視地点名 実施主体 採水場所 検査体制
(注1)
原水(所在地) 浄水
表流水 利根川水系 1 片品川 沼田市 第1水源(沼田市利根町高戸谷) 沼田第1浄水場系統 給水末端 委託
表流水 利根川水系 2 利根川上流 企業局 群馬用水取水口(沼田市岩本町) 県央第二浄水場系統 給水末端 自己・委託
表流水 利根川水系 3 四万川 中之条町 鷹ノ巣沢水源(中之条町四万) 西中之条配水池系統 給水末端 委託
表流水 利根川水系 4 烏川 高崎市 春日松原堰(高崎市上里見町) 若田浄水場系統 給水末端 委託
表流水 利根川水系 5 碓氷川 安中市 人見堰(安中市郷原) 久保井戸浄水場系統 給水末端 自己・委託
表流水 利根川水系 6 鏑川上流 富岡市 吉崎取水場(下仁田町吉崎) 宮崎浄水場系統 給水末端 自己・委託
表流水 利根川水系 7 鏑川下流 高崎市 岩崎取水場(高崎市吉井町岩崎) 岩崎浄水場系統 給水末端 委託
表流水 利根川水系 8 神流川 藤岡市 藤岡頭首工(藤岡市浄法寺) 中央浄水場系統 給水末端 委託
表流水 利根川水系 9 利根川下流 企業局 利根加用水取水口(千代田町瀬戸井) 東部地域浄水場系統 給水末端 自己・委託
表流水 渡良瀬川水系 10 渡良瀬川上流 群馬東部水道  企業団 第2水源取水口(大間々町塩原) 塩原浄水場系統 給水末端 委託
表流水 渡良瀬川水系 11 渡良瀬川下流 桐生市 赤岩用水取水口(桐生市元宿町) 元宿浄水場系統 給水末端 自己
地下水 深井戸 県央 (1) 県央地域1 渋川市 有馬9号井(渋川市有馬) 有馬配水池系統 給水末端 自己・委託
地下水 深井戸 県央 (2) 県央地域2 高崎市 トンネル中里(高崎市中里町) 足門浄水場系統給水末端 委託
地下水 深井戸 県央 (3) 県央地域3 前橋市 金丸2号水源(前橋市金丸町) 金丸第2浄水場系統給水末端 自己・委託
地下水 深井戸 県央 (4) 県央地域4 前橋市 野中6号水源(前橋市野中町) 東片貝浄水場系統給水末端 自己・委託
地下水 深井戸 県央 (5) 県央地域5 伊勢崎 竜宮8号水井(伊勢崎市連取町) 竜宮浄水場系統 給水末端 委託
地下水 深井戸 東部 (6) 東部地域1 群馬東部水道  企業団 第2水源7号井(太田市只上町) 渡良瀬浄水場系統 給水末端 委託
地下水 深井戸 東部 (7) 東部地域2 群馬東部水道  企業団 第4水源総合原水(太田市堀口町) 利根浄水場系統給水末端 委託
地下水 深井戸 東部 (8) 東部地域3 群馬東部水道  企業団 第二浄水場北着水井(館林市細内町) 第二浄水場系統給水末端 委託
地下水 深井戸 東部 (9) 東部地域4 群馬東部水道  企業団 第6水源井(大泉町仙石) 第二浄配水場系統給水末端 委託

(注1)検査体制の説明 1)自己:自己検査、2)委託:厚生労働大臣の登録水質検査機関への委託検査。

群馬県水質監視地点の画像

(注1)番号は監視地点番号。表流水は白丸番号、地下水は黒丸番号。番号の隣の市町村名等は実施主体。同じ実施主体が複数の監視地点の水質検査を実施している場合は、( )で採水場所を示しています。

3.検査項目

  • 水質管理目標設定項目:将来にわたり水道水の安全性の確保等に万全を期する見地から、水道事業者が、水質管理上留意すべき項目です。法律上の検査義務はありませんが、厚生労働省からの通知に基づき、水質基準に準じて検査するように要請されています。項目の1つである農薬類の対象は120物質あります。水道事業者は地域の実情に応じ、検査項目や農薬の種類を選択して実施します。
  • 平成20年度から番号11「 塩素酸」が水質基準に移行して欠番になり、番号28「従属栄養細菌」が追加されました。 
  • 平成21年度から番号6「 トランス-1,2-ジクロロエチレン」が水質基準に移行して欠番になり、番号29「1,1-ジクロロエチレン」及び番号30「アルミニウム及びその化合物」が追加されました。
  • 平成26年度から番号4「亜硝酸態窒素」が水質基準に移行して欠番となりました。

項目

目標値

説明

<項目物質の説明 :平成29年4月1日現在>

1. アンチモン及びその化合物

0.02mg/リットル以下

 鉱山・工場排水などの混入によって河川水などで検出されることがあります。ホウロウ、塗料、顔料、ハンダ等に使われています。

2. ウラン及びその化合物

0.002mg/リットル以下(暫定)

 主に地質に由来して地下水などで検出されることがあります。天然の主要な放射性物質の1つで、主に核燃料に使用されます。

3. ニッケル及びその化合物

0.02mg/リットル以下

 鉱山・工場排水の混入やニッケルメッキからの溶出によって検出されることがあります。工業原料、ステンレス等の原料に使用されます。 

5. 1,2-ジクロロエタン

0.004mg/リットル以下

 塩化ビニルの製造、殺虫剤、有機溶剤などに使用される有機塩素化合物です。地下水に混入した場合は、残留性の高い物質です。

8. トルエン

0.4mg/リットル以下

 石油成分として天然に存在。染料、有機顔料などの原料及び代表的な有機溶剤で、シンナー、接着剤などには幅広く使用されます。地下水に混入した場合は、残留性の高い物質です。

9. フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)

0.08mg/リットル以下

 プラスチック添加剤(可塑剤)などとして使用される有機化学物質です。土壌吸着されやすく、原水から検出されることがあります。

10. 亜塩素酸 

0.6mg/リットル以下

 消毒に使用する二酸化塩素の原料又は分解生成物で、二酸化塩素を使用した場合は残留するおそれがあります。次亜塩素酸ナトリウムの分解生成物でもあります。

12. 二酸化塩素

0.6mg/リットル以下

 浄水処理過程において主に酸化剤として使用されます。水に溶けると亜塩素酸になります。

13. ジクロロアセトニトリル

0.01mg/リットル以下(暫定)

 原水中の一部の有機物質と消毒剤の塩素が反応して生成されます。

14. 抱水クロラ-ル

0.02mg/リットル(暫定)

 原水中の一部の有機物質と消毒剤の塩素が反応して生成されます。

15. 農薬類 

1以下

 水田、畑などで使われる殺虫剤、除草剤など102物質のうち、各地域の実情に合わせて物質を選定します。「農薬の検出値÷目標値」の合計が1以下であることを確認します。

16. 残留塩素

1mg/リットル以下

 水道法では、衛生確保のため塩素消毒を行うことが定められており、残留塩素は、水道水の中に消毒効果のある状態で残っている塩素の量を示します。消毒が確実に行われるとともも味覚への影響も少ないレベルとして目標値が設定されました。

17. カルシウム・マグネシウム等(硬度)

10mg/リットル以上100mg/リットル以下

 硬度とはカルシウムとマグネシウムの合計量です。主に地質によるもので、硬度が低すぎると淡ぱくで、こくのない味がします。硬度が高すぎるとしつこい味がし、石鹸の泡立ちが悪くなります。目標値は、水質基準値(300mg/リットル以下)より厳しくなっています。

18. マンガン及びその化合物

0.01mg/リットル以下

 地質や、鉱山排水、工場排水の混入によって河川水などで検出されるがあり、消毒用の塩素で酸化されると黒色を呈することがあります。目標値は水質基準値(0.05mg/リットル以下)より厳しくなっています。

19. 遊離炭酸

20mg/リットル以下

 水中に溶けている炭酸ガスのことで、水にさわやかな感じを与えますが、多いと刺激が強くなります。また、水道施設に対し腐食などの障害を生じる原因となります。

20. 1,1,1-トリクロロエタン

0.3mg/リットル以下

 金属の洗浄剤やドライクリーニング用の洗剤等に用いられる有機塩素化合物です。工場排水などの混入によって地下水で検出されることがあり、高濃度に含まれると異臭味の原因になります。地下水に混入した場合は、残留性の高い物質です。

21. メチル-t-ブチルエーテル

0.02mg/リットル以下

 オクタン価向上剤やアンチノック剤としてガソリンに添加される有機化学物質です。ガソリンの流出等により地下水から検出されることがあります。地下水中に混入した場合は、残留性の高い物質です。

22. 有機物等(過マンガン酸カリウム消費量)

3mg/リットル以下

 水質基準項目の「有機物」とは別の測定方法で求めた有機物量。有機物を一定の条件下で酸化させるのに必要な過マンガン酸カリウムの量で表します。

23. 臭気強度(TON)

3以下

 臭気の強さを定量的に表す方法。水の臭気がほとんど感知できなくなるまで無臭味水で希釈し、臭気を感じなくなった時の希釈倍数で臭気の強さを示したものです。

24. 蒸発残留物

30mg/リットル以上200mg/リットル以下

 水を蒸発させたときの残留物。カルシウム、マグネシウム、ケイ酸等の塩類及び有機物等が含まれます。残留物が多いと苦み、渋みなどになり、適度に含まれると味がまろやかになります。目標値は、水質基準(500mg/リットル以下)より厳しくなっています。

25. 濁度

1度以下

 水の濁りの程度を示します。

26. pH値

7.5程度

 0から14の数値で表され、pH7が中性、7から小さくなるほど酸性が強く、7より大きくなるほどアルカリ性が強くなります。

27. 腐食性(ランゲリア指数)

-1程度とし、極力0に近づける

 水が金属を腐食させる程度を判定する指標。数値が負の値で絶対値が大きくなるほど水の腐食傾向が強くなります。

28. 従属栄養細菌

1ml当たりの集落数2,000以下(暫定)

 低有機物の栄養培地で、低温、長期間培養することにより一般細菌より幅広い細菌を検出できます。平成20年度から追加されました。

29. 1,1-ジクロロエチレン

0.1mg/リットル以下

 塩化ビニリデン樹脂の製造原料や製造工程で生成する有機塩素化合物です。地下水に混入した場合、残留性の高い物質です。平成21年度から追加されました。

30. アルミニウム及びその化合物

0.1m/リットル以下

 地球上に広く多量に存在する金属で、急速ろ過に用いられる凝集剤に含まれています。水に多く含まれると白濁や異味の原因になります。目標値は0.1mg/リットルで、水質基準(0.2mg/リットル)より厳しくなっています。平成21年度から追加されました。

(注)参考図書:水道用語辞典第2版(日本水道協会)、水道水質基準ガイドブック改訂3版(日本環境管理学会)

4.検査結果

平成20年度

→ 水道水質検査結果(概要)はこちら
→ 監視地点別検査結果【上期】(PDF:14KB)
→ 監視地点別検査結果【下期】(PDF:14KB)
→ 監視地点別検査結果【上期農薬類内訳】(PDF:20KB)
→ 監視地点別検査結果【下期農薬類内訳】(PDF:18KB)

平成21年度

→ 水道水質検査結果(概要)はこちら
→ 監視地点別検査結果【上期】(PDF:61KB)
→ 監視地点別検査結果【下期】(PDF:62KB)
→ 監視地点別検査結果【上期農薬類内訳】(PDF:60KB)
→ 監視地点別検査結果【下期農薬類内訳】(PDF:59KB)

平成22年度

→ 水道水質検査結果(概要)はこちら
→ 監視地点別検査結果(PDF:123KB)
→ 監視地点別検査結果【農薬類内訳】(PDF:171KB)

平成23年度

→ 水道水質検査結果(概要)はこちら
→ 監視地点別検査結果(PDF:129KB)
→ 監視地点別検査結果【農薬類内訳】(PDF:124KB)

平成24年度

→ 水道水質検査結果(概要)はこちら
→ 監視地点別検査結果(PDF:97KB)
→ 監視地点別検査結果【農薬類内訳】(PDF:103KB)

平成25年度

→ 水道水質検査結果(概要)はこちら
→ 監視地点別検査結果(PDF:37KB)
→ 監視地点別検査結果【農薬類内訳】(PDF:52KB)

平成26年度

→ 水道水質検査結果(概要)はこちら
→ 監視地点別検査結果(PDF:42KB)
→ 監視地点別検査結果【農薬類内訳】(PDF:52KB)

平成27年度

→ 水道水質検査結果(概要)はこちら
→ 監視地点別検査結果(PDF:325KB)
→ 監視地点別検査結果【農薬類内訳】(PDF:395KB)

平成28年度

→ 水道水質検査結果(概要)はこちら
→ 監視地点別検査結果(PDF:292KB)
→ 監視地点別検査結果【農薬類内訳】(PDF:221KB)

平成29年度

→ 水道水質検査結果(概要)はこちら
→ 監視地点別検査結果(PDF:82KB)
→ 監視地点別検査結果【農薬類内訳】(PDF:66KB)

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