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令和2年度第45回群馬県環境審議会

更新日:2020年12月26日 印刷ページ表示

開催日時

令和2年11月17日(火曜日) 10時00分~11時35分

開催場所

県庁7階 審議会室

出席者の状況

  • 委員:16名出席 8名欠席(定足数12名)
  • 事務局(県):環境政策課長、気候変動対策課長、環境保全課長、廃棄物・リサイクル課長、自然環境課長
  • 参考人等:なし
  • 傍聴人:なし

審議の概要と審議結果

  1. 開会
  2. あいさつ 板橋会長
  3. 議事
    • (1)説明事項
      ア 環境審議会の概要について
      環境審議会の概要について、環境政策課長から説明がなされた。
      イ 「令和2年版環境白書」について
      令和2年版環境白書について、環境政策課長から説明がなされた。
      ウ 次期群馬県環境基本計画の策定について
      次期群馬県環境基本計画の策定について、環境政策課長から説明がなされた。
      エ 群馬県環境影響評価制度の見直しについて
      群馬県環境影響評価制度の見直しについて、環境政策課長から説明がなされた。
      オ 「第三次群馬県循環型社会づくり推進計画」の策定について
      第三次群馬県循環型社会づくり推進計画の策定について、廃棄物・リサイクル課長から説明がなされた。
      カ 「群馬県一般廃棄物処理広域化マスタープラン」の変更について
      群馬県一般廃棄物処理広域化マスタープランの変更について、廃棄物・リサイクル課長から説明がなされた。
    • (2)その他
  4. 閉会

第45回群馬県環境審議会 審議概要

説明事項

環境審議会の概要について
(環境政策課から説明)
質疑なし

「令和2年版環境白書」について
(環境政策課から説明)
【委員】
 一点目に、参考資料「主なデータの経年変化」における比較の仕方について、一番上の温室効果ガス排出量については、単に昨年度と比較して減少としている。確かに、こういった比較の仕方もあろうかと思うが、一方で、ごみの排出量は減少しており、清掃工場からの温室効果ガス排出量も当然減少するはずである。また、省エネ製品等も普及しているので、一般的に見て減少するのは普通かなと考える。こういった比較の仕方は、意味があるのか。他の都道府県との比較などは行わないのか。
 二点目に、参考資料の「小・中学生のためのフォレストリースクール参加人数」のグラフについて、参加人数が指標となっている。人口減少により、小・中学生の人数も当然減少していることと思うが、母集団が減少している中で参加人数を比較する意味はあるのか。参加割合等による方が、見せ方としてはよいのではないか。
 三点目に、環境白書は小学校には配付しないのか。小学生には難しい内容かもしれないが、先生方に読んでもらうべきではないか。
【気候変動対策課長】
 一点目の温室効果ガス排出量について、温室効果ガス排出量は全国的にも減少傾向である。減少の要因としては、委員が指摘した点などが挙げられている。他県との比較では、産業部門、業務部門及び運輸部門等の構造が異なるため、詳細には、差が生じている。
 県では、今年度、地球温暖化対策実行計画の策定を予定している。その中で他県の温室効果ガス排出量の比較もしており、数値の差について原因を分析しているところである。
 なお、資料2で、温室効果ガス排出量が基準年度(2007年度)比で10.8%削減したとあるのは、排出削減分を示している。2020年度の排出量を基準年度比で8%排出削減するという目標に対して、10.8%削減できたということである。ここに記載はないが、森林吸収分は別に計算している。
【環境政策課長】
 二点目の「小・中学生のためのフォレストリースクール参加人数」については、小・中学生の人数は減少しているが、統計的に把握しているデータでもあり、現状では人数で比較している。参加割合による比較は、今後検討したい。
 三点目については、子ども向けに分かりやすくまとめた「ぐんまこども環境白書」を隔年で作成し、県内全小学校に配付している。活用については各学校の判断となる。
【会長】
 (環境白書の内容を公表する資料の作成にあたっては、)掲載するデータの見せ方(前年度との比較における増減だけでなく)について、検討をお願いする。
【委員】
 参考資料「主なデータの経年変化」の、経年変化が大きい項目について、特徴的な変化の要因等はあるのか。
【環境保全課長】
 「光化学オキシダント注意報発令日数の経年変化」のグラフについて、光化学オキシダント注意報は、光化学オキシダントの濃度が環境基準値の2倍を超え、かつ、その状況が継続する場合に発令される。群馬県の光化学オキシダントの濃度は気象条件に左右される。光化学オキシダントは夏場によく発生し、南風に乗って群馬県に到達するので、風向きが非常に重要である。また、雨が降ると一旦リセットされる。このように、気象条件に大きく左右されることから、長期的なスパンで傾向を探ることが必要である。

次期群馬県環境基本計画の策定について
(環境政策課から説明)
【委員】
 ニューノーマルやデジタルトランスフォーメーション(以下、「DX」という。)は、どのように施策に取り入れていくのか。
【環境政策課員】
 現在、策定が進められている新・総合計画では、時代の潮流を計画に反映させている。環境基本計画においても、新・総合計画の考え方を踏まえて策定する。
 ニューノーマルやDXをどのように施策に取り入れていくかについて、現時点で具体的に示すことは難しい。(DXについては、)今後、技術の進展を見据え、DXを踏まえた環境政策を進めていくことを示していきたい。ニューノーマルについては、新型コロナウイルス感染症の影響で人々の生活が大きく変化する中で、環境への向き合い方も変化していくと考えられる。こうした背景を踏まえて今後の環境政策を進めていくという考え方の大枠を計画に記載していきたい。
【委員】
 一点目に、5Rの推進の中で食品ロスの問題なども書かれているが、例えば、堆肥化しようとしても利用先が見つからないなど、他の業界との繋がりや連携がないと進められない場合がある。各業界との横の繋がりの状況はどうか。
 二点目に、SDGsについて質問しても知らない学生が多い。10年後、20年後を見据えて、小学校の頃からSDGsについて教えることが必要と考える。教育の分野における取組はどうか。
【廃棄物・リサイクル課長】
 一点目の業界との連携の状況については、例えば、堆肥化については、農政部の所管となるが、養豚業者と地元農家等との連携に取り組んでいる。養豚業者と地元農家等との需給バランスをとるのは難しいが、各々の業界で取り組んでいる状況である。
【環境政策課長】
 (環境森林部における)環境教育については、子どもに限らず、大人に対しても環境に配慮する意識を醸成することは大切であると考えている。子どもも大人も、環境について自ら考え、行動できる人づくりに取り組んでいく。
具体的には、子どもに対する取組として、エコムーブ号の事業を行っている。県に登録している環境アドバイザーに協力してもらい、子どもたちに体験的な環境学習を行う取組である。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で申込が少なくなっているが、例年は年間80~90の学校で開催している。子どもへの環境教育は今後も継続していきたい。
 大人向けには、ぐんまエコカレッジの事業を行っている。一般の方を対象に開講し、座学だけでなく、例えば、尾瀬に行き現地での体験を通して、現状を知り、環境に対する気持ちを醸成してもらおうという取組である。人づくりが重要なので、今後も力を入れていきたい。
【気候変動対策課長】
 食品ロス削減について、補足させていただく。肥料化・飼料化は食べられなくなった食品についての取組であるが、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品への対策として、フードバンクと子ども食堂をマッチングする準備を行っている。子ども食堂は他部局の所管であるが、フードバンクを新設する際のアドバイスを行ったり、子ども食堂が困っているという情報があればフードバンクへのマッチングの連絡をするなどの活動を行っている。また、フードバンクに食品配布会を開いていただき、子ども食堂が食品を遠くへ取りにいくのではなく、近くで入手できるような仕組みを作って、連携していきたい。

群馬県環境影響評価制度の見直しについて
(環境政策課から説明
【委員】
 平成24年度に施行した自家発電施設に係る特例措置から、再生可能エネルギー以外による自家発電施設を外した場合、環境アセスメントの対象となる件数は年間どのくらいか。
【環境政策課長】
 環境アセスメントの対象とならない事業は県への申請がないので、数は把握していない。県内の事業所の状況などの把握に努め、各方面から資料を収集して想定される件数を検討している。
【委員】
 方向としては良い。影響を受ける事業者がどのくらいあるかは把握が必要である。

「第三次群馬県循環型社会づくり推進計画の策定」について
(廃棄物・リサイクル課から説明)
「群馬県一般廃棄物処理広域化マスタープラン」の変更について
(廃棄物・リサイクル課から説明)
質疑なし

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