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クビアカツヤカミキリに注意してください

クビアカツヤカミキリは、平成27年3月に環境省及び農林水産省が作成した「我が国の生態系に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」に総合対策外来種として記載された昆虫です。

群馬県内では平成27年7月に館林市において初めて発生が確認され、東毛地域で発生の拡大が疑われており、今年度も活動時期に入っています。
クビアカツヤカミキリは、サクラやモモなどに産卵し、幼虫が樹木の内部を摂食します。加害が進むと、被害木の枯死や落枝、倒木などの被害が発生するおそれがありますので、被害の拡大防止のため、見つけた場合は逃さずに捕殺するようお願いします。
平成29年度 病害虫発生予察特殊報 第1号 クビアカツヤカミキリ

1 クビアカツヤカミキリとは

クビアカツヤカミキリ基本情報
名称(和名) クビアカツヤカミキリ
原産地 中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム
体長 体長22-38mm。体全体は光沢のある黒色。触角は体長と同じ長さもしくは若干長い。オスの方がメスより体はやや小さい。
特徴 体全体は光沢のある黒色。前胸(首部)が明赤色。
生態 幼虫は樹木内で2~3年かけて成長し、さなぎになる。6月中旬~8月上旬頃に成虫となって樹木の外に出る。
メスの成虫は、幹や主枝の樹皮の割れ目に産卵し、8~9日後にふ化する。成虫の寿命は2週間以上である。
被害樹木 サクラ、ウメ、モモ、カキ、ポプラなど
主な被害 幼虫は生木の内部を摂食し、食入・加害することで樹木を衰弱させる。被害を受けた樹木は、樹勢を弱めたり、枯死するおそれがある。
成虫の写真
クビアカツヤカミキリの成虫

2 クビアカツヤカミキリと疑われる状況を発見した場合

以下のような状況を発見した場合は、可能な範囲で写真等の記録をとり、最寄りの市町村担当課までご連絡ください。
また、成虫を発見した場合は、被害の拡大防止のため、捕殺するようお願いします。

(1)フラス

  • 幼虫が樹木の内部に侵入する際、木くずや排出物からなる「フラス」を排出します。
  • 「フラス」はかりんとう状で、樹木の下に大量に落ちます。
フラス写真
かりんとう状に排出されるフラス1
フラス2写真
かりんとう状に排出されるフラス2

(2)侵入孔

  • 被害木には「フラス」が出ている侵入孔があります。
  • 1本の樹木に複数の侵入孔がある場合があります。
  • 侵入孔は樹木の幹にあることが多いですが、太い枝にもある場合があります。
侵入孔写真
フラスを排出する侵入孔

3 防除方法

クビアカツヤカミキリの主な防除方法は以下のとおりです。

(1)成虫の捕殺

成虫を発見した場合は、ほかの地域への分散を防ぐため、踏みつぶすなど捕殺してください。

(2)ネットによる被害拡大の防止

被害木に対して、羽化期から成虫の産卵時期(6~8月)に、防鳥ネットとして利用される容易に切れない目開き4mm以下のネットを樹幹に巻き付けることで、羽化した成虫の分散や新たな産卵を防止することができます。

【注意点】

  • 地面から2メートル程度の高さから地面に向かって、ネットの裾を根の周りに広げるように巻く。
  • 幹にぴったりと巻き付けると、幼虫や成虫がネットを食い破るため、幹に密着させないように巻くようにする。
  • ネットを何重にも巻くと、内側が見えづらく成虫を発見できないおそれがあるため、ネットは1周から1周半程度にする。
  • ネットを放置すると隙間から羽化した成虫が逃げてしまうため、1週間に2回程度見回って、成虫を捕殺することが望ましい。
ネット巻き写真
ネットによる防除の状況

(3)侵入孔への薬剤の注入

フラスを排出している侵入孔にノズルで農薬を噴射することで、内部にいる幼虫の駆除ができます。
現在サクラに使用可能な農薬は以下のとおりです。使用する際は、該当製品の使用方法を確認してください。

【農薬の製品名】

  • ベニカカミキリムシエアゾール(住友化学園芸 登録番号第23779号)
  • ロビンフッド(住友化学 登録番号第23780号)

(4)被害木の伐採

複数の侵入孔や脱出口が確認される樹木については、完全な駆除が困難となることから、枯死するおそれがあります。
枯死した樹木は、倒木や折れた枝が人に当たるなどの被害を及ぼす可能性があることから、被害木の伐採が有効です。

このページについてのお問い合わせ

環境森林部自然環境課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-226-2872
FAX 027-243-7702
E-mail kanshizen@pref.gunma.lg.jp