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クマによる人身被害が発生しましたので、注意してください。

 今年度2件目のクマによる人身被害が発生しました。
 4月以降に寄せられるクマの目撃情報も過去2番目に多くなっています。
 山や山の近くではクマに注意してください。
 住宅地周辺でクマを目撃したら、建物や車の中に避難し、市町村役場や警察へ通報してください。

 群馬県内の山地には、約1000頭のツキノワグマが生息しています。
 春から秋にかけては、クマの行動が活発になる時期で、クマの目撃情報も増えていく傾向にあり、毎年クマとの不意の遭遇による人身被害も発生しています。

 クマとのトラブルを防ぐために、以下のことを心がけて下さい。決して「自分だけは大丈夫」とは考えないでください。

クマの生息地である山に入る場合

クマと出会わないために

  • クマ鈴やラジオなど音の出るものを持って行きましょう。
  • もしもの時のために、市販されているクマ撃退スプレーを持参しましょう。
  • クマの行動が活発になる時間帯(早朝や夕方の薄暗い時間帯)を避けましょう。
  • ハイキングやキャンプで出たゴミは必ず持ち帰りましょう。
  • 山菜採りなどに夢中にならずに、周囲の音に注意しましょう。
  • 新しい糞や足跡を見つけた時は、すぐに引き返しましょう。

もしクマに出会ってしまったら

 慌てず、騒がずに、落ち着いて、クマとの距離に応じて対応しましょう。
 走って逃げたり、大声を出したりすると、クマがパニックになって攻撃してくる危険があります!絶対にやめましょう。
 子グマの場合も、近くに母グマが潜んでいます。可愛いからといって、近づいたり、写真撮影するのはやめましょう。

距離が離れている場合(こちらに気付いていない場合)

  • ゆっくりと静かに立ち去りましょう

距離が近い場合(こちらに気付いた場合)

  • クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退しましょう。
  • その際には、万が一の突進に備えて、クマとの間に障害物(立木など)がくるようにしましょう。

クマが向かってきた場合

  • クマ撃退スプレーを持参した場合は、目や鼻をめがけて噴射しましょう。
  • もうダメだ!と思ったら、防御姿勢(お腹を地面に向けてうずくまり、頭や首を両腕で守る)をとりましょう。

住宅地周辺でクマを目撃したら

 今年の4月には、前橋市富士見町の住宅地にクマが出没しました。
 春になり活動を開始すると、クマが餌を探して住宅地に迷い込んだり、また、生ゴミなどの臭いに引き寄せられたりして、住宅地周辺にもクマが出没する可能性があります。
 住宅地周辺でクマを目撃したら、以下のとおり対応してください。

  • 近くに避難できる場所(建物や車の中)があれば、避難しましょう。
  • 近くに避難できる場所がなければ、山での遭遇時と同じように距離に応じて対応しましょう。
  • 避難等により危険がなくなったら、市町村役場や警察へ通報しましょう。

県内のクマによる人身被害発生状況

県内のクマによる人身被害発生状況(平成21年度~30年度)
発生年度・件数 怪我 死亡 概要 備考
平成30年度
【2件】
1   7月29日 午前9時10分 沼田市戸神町 男性1名が、戸神山登山道でクマと遭遇し負傷  
1   9月25日 午後6時40分 みなかみ町東峰 女性1名が、犬の散歩中にクマと遭遇し負傷  
平成29年度
【2件】
1   7月24日 午前4時57分頃 前橋市粕川町 女性1名が、自宅付近を散歩中にクマと遭遇し負傷  
1   10月31日 午前11時20分頃 みなかみ町藤原 男性1名が、須田貝ダム付近でキノコ採り中に襲われ負傷  
平成28年度

【6件】
1   4月29日 午前10時30分頃 みどり市大間々町 男性1名が、山菜採り中にクマと遭遇し負傷  
1   9月1日 午後1時30分頃 長野原町応桑 男性1名が、川で釣り中にクマと遭遇し負傷  
1   9月15日 午前7時頃 上野村楢原 男性1名が、山菜採りのため山道を歩行中クマと遭遇し負傷 親子グマ
1   10月2日 午前6時頃 みなかみ町夜後 男性1名が、キノコ採り中にクマと遭遇し負傷  
2   10月17日 午前10時頃 片品村東小川 男性1名及び女性1名が、山中で野生動物調査中にクマと遭遇し負傷 親子グマ
1   10月25日 午前9時頃 みなかみ町奈女沢 男性1名が、鉱物採取中にクマと遭遇し負傷  
平成27年度
【3件】
1   6月17日 午前7時40分頃 みなかみ町粟沢 男性1名が、山中で下草刈り作業中にクマと遭遇し負傷  
1   6月19日 午後6時30分頃 沼田市利根町 男性1名が、釣りを終えて帰る途中にクマと遭遇し負傷  
2   8月2日 午後2時30分頃 片品村花咲 男性2名が、登山の帰りにクマと遭遇し負傷  
平成26年度
【4件】
1   8月14日 午前10時30分頃 みなかみ町上牧 男性1名が、犬の散歩中にクマと遭遇し負傷  
1   9月27日 午後3時頃 みなかみ町川上 男性1名が、わなの見回り中にクマと遭遇し負傷  
1   10月15日 午前10時30分頃 中之条町赤岩 女性1名が、キノコ採り中にクマと遭遇し負傷  
1   10月19日 午前10時30分頃 片品村戸倉 男性1名が、キノコ採り中にクマと遭遇し負傷  
平成25年度
【2件】
1   9月9日 午後4時40分頃 沼田市戸神町 男性1名が、犬の散歩中にクマと遭遇し負傷  
1   11月16日 午前9時30分頃 沼田市利根町 男性1名が、狩猟中にクマと遭遇し負傷  
平成24年度

【7件】
1   4月26日 午後2時30分頃 みなかみ町下牧 男性1名が、山菜採り中襲われ負傷  
1   5月13日 午前10時30分頃 川場村川場湯原 男性1名が、山菜採り中襲われ負傷  
1   6月14日 午前10時30分頃 神流町生利 男性1名が、釣り中襲われ負傷 親子グマ
1   8月23日 午前11時20分頃 片品村東小川 男性1名が、林道をMTBで走行中襲われ負傷 親子グマ
1   10月15日 午後3時30分頃 沼田市佐山町 男性1名が、キノコ採り中に襲われ負傷  
1   11月18日 午前9時30分頃 みなかみ町入須川 男性1名が、狩猟(鳥猟)中にクマと遭遇し負傷  
1   11月19日 午前11時頃 沼田市利根町 男性1名が、狩猟(シカ猟)中にクマと遭遇し負傷  
平成23年度
【1件】
1   8月9日 午後0時30分頃 嬬恋村田代 男性1名が、川で休憩中に襲われ負傷  
平成22年度

【9件】
1   7月14日 午前5時40分頃 みどり市沢入 男性1名が、草木湖周辺道路散歩中(キノコ採り)襲われ負傷  
1   7月28日 午後4時頃 沼田市利根町 男性1名が、国有林内で作業の移動中に襲われ負傷 親子グマ
1   8月29日 午前7時頃 桐生市黒保根町 男性1名が、バス停への近道の細い市道で襲われ負傷 親子グマ
1   9月1日 午前6時30分頃 前橋市富士見町赤城山 男性1名が、駒ヶ岳登山道を登山中に襲われ負傷 親子グマ
1   9月5日 午前7時頃 安中市松井田町横川 男性1名が、妙義山登山道で登山中に襲われ負傷 親子グマ
1   9月6日 午後9時頃 中之条町四万 男性1名が、旅館経営者が駐車場で襲われ負傷  
1   10月12日 午後2時頃 みなかみ町上牧 男性1名が、キノコ採り中に襲われ負傷 親子グマ
1   10月17日 午後4時頃 草津町白根山 男性1名が、散策中に襲われ負傷  
1   10月20日 午後1時45分頃 昭和村糸井 男性1名が、竹林で作業中に襲われ負傷  
平成21年度
【2件】
1   6月18日 午前 みなかみ町藤原 男性1名が、藤原ダム付近でランニング中に襲われ負傷 親子グマ
1   6月20日 午前 みなかみ町粟沢 男性1名が、国有林内で伐採地写真撮影中に襲われ負傷  

ツキノワグマについて

 クマは基本的には人を避ける動物です。しかし、突発的に出会うと防御的な攻撃を招き、危険な場合があります。
 クマがどんな動物で、どのような生活を送っているかを知ることは、クマとのトラブルが起きないための第1歩に繋がります。

体の大きさ

  • オス 体長 110~140センチメートル 体重 50~100キログラム
  • メス 体長 80~120センチメートル 体重30~60キログラム

運動能力・感覚能力

  • 人よりも早く走ることが可能(短い距離なら100メートルを7秒程度で走る)。
  • 木登りも泳ぎも得意。
  • 嗅覚は犬並に鋭く、聴覚は人間よりもよいが、食べることに夢中になると、周りが見えなくなることも!
  • 学習能力が高く、人間の食べ物の味を覚えると、執着します!

行動範囲

 地域、雌雄、年齢等で行動範囲は変わりますが、一般的にはオスの方が広い傾向にあります。

  • オス 40~80平方キロメートル
  • メス 15~30平方キロメートル

 また、繁殖期や食べ物が少なくなる夏、食べ物が少ない年には、メスや食べ物を求めて、行動範囲が広くなる傾向があります。

食べ物

 クマは季節や年によって食べ物を柔軟に変化させます。基本的な食べ物は植物中心ですが、機会があればシカの死体などの動物質も食べます。

  • 春:山菜などの草本類、樹木の新芽・花
  • 夏:草本類、昆虫類、果実類
  • 秋:ブナ・ミズナラなどの堅果類、果実類

 春の山菜採りは、クマも人も夢中になることがあるので、特に注意が必要です。

クマの一年

 クマはほとんど1頭で行動します。他のクマと一緒にいるのは、交尾をする時や子育てをしている時です。
 メスは冬眠中に出産し、次の年の夏まで子育てを行います。子育て中の母グマは、子グマを守るために神経質になっているため、最も危険な状態です。

3~4月

  • 冬眠から目覚めて、活動を開始します。

6~7月

  • オスはメスを探して盛んに動き回ります。
  • 母グマから離れた若いクマは、好奇心にあふれ向こう見ずで、広範囲に動き回る傾向にあるので、注意が必要です。

7~8月

  • 食べ物が少ない時期で、食べ物を求めて盛んに動き回ります。

9~11月

  • 冬眠に備えて、食欲が増します。餌となる堅果類が不作の年は、行動範囲が広がります。

11~12月

  • 食物不足や気温の低下に対応するため、冬眠入りします。
  • メスは冬眠中に子供を産みます。栄養状態がよければ出産率が増加します。
  • 全てのクマが必ず冬眠入りするとは限らないので、冬期だからといって安心することは危険です。

尾瀬のツキノワグマに関する情報

 「尾瀬ツキノワグマ保護管理」((公財)尾瀬保護財団:外部リンク)をご覧下さい。

このページについてのお問い合わせ

環境森林部自然環境課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-226-2874
FAX 027-243-7702
E-mail kanshizen@pref.gunma.lg.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの一部(@pref.gunma.lg.jp)を画像化しております。