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「2011ぐんまの家」設計・建設コンクール受賞作品

更新日:2012年6月12日 印刷ページ表示

審査結果

 群馬県の風土を生かした良質で住みよい住宅を表彰することにより、県民の住宅に関する関心を高め、居住水準の向上及び良好な住環境への啓発を図ることを目的とし、毎年開催しています。
 審査は、施主の要望が適切に満たされた設計・施工、地域景観と調和したデザイン、材料、工事費、施工品質等に重点をおき、審査委員8名によって行われました。
 その結果、41点の応募作品の中から、最優秀賞1点、優秀賞1点、住宅金融支援機構北関東支店長賞1点、入賞6点の合計9点が受賞作品に選ばれました。

受賞作品
名称 設計者 施工者
最優秀賞 まちの家 田村建築設計工房 分離発注
優秀賞 I-house クコラボ一級建築士事務所 (株)アライ
住宅金融支援機構北関東支店長賞 大きなバルコニーのある家 (有)HIRO建築工房 建築堂
家族に配慮した住宅部門優良賞 寺社原の家~ 3世代家族の住み継ぐ家 ~ ATELIER N (株)関工務所
double screen(ダブル スクリーン) StudioGreenBlue (株)吉田組
2つの中庭と2つのルーフバルコニーのある家 (株)下田設計 小島建設(株)
高齢者に配慮した住宅部門優良賞 渋川石原の家 ATELIER N (株)津久井工務店
一芸に秀でた住宅部門優良賞 長野原のアトリエ

(株)柴崎(※注)アーキテクツ一級建築士事務所 ※注 柴崎の「崎」は山に立に可

(株)津久井工務店
近藤町の家~ House to nurse happily ~ ATELIER N (株)オムニバス

選考委員長総評

 本年度の「ぐんまの家 設計・建設コンクール」は、施主が実際に生活し満足している住宅という条件で募集したところ、家族に配慮した住宅部門26点、高齢者に配慮した住宅部門3点、一芸に秀でた住宅部門12点の合計41点の作品の応募がありました。

 一次審査の書類審査にて優秀作品を絞り込み、絞り込まれた作品について現地に赴き、二次審査を行いました。

 二次審査にあたっては、施主の満足度また施主の要望が設計に生かされているか、さらに施工の品質が優れているかなど総合的に判断致しました。

 最優秀賞の『まちの家』は、間取りの取り方、内部仕上材にも自然素材の特徴を生かした安心感のある住まいだと思います。施工に関しても丁寧な仕事が非常に良い印象でした。また一芸に秀でた住宅部門の『長野原のアトリエ』は、木材を全面に表現した特徴のある印象深い住宅でした。

 今回のいずれの作品も、施主、設計、施工者が一体となって家をつくるという情熱が伝わり、改めて理想の住まいとは何かを認識いたしました。

最優秀賞「まちの家」

「2011ぐんまの家」最優秀賞「まちの家」 外観の画像
「2011ぐんまの家」最優秀賞「まちの家」外観

「2011ぐんまの家」最優秀賞「まちの家」内観の画像
「2011ぐんまの家」最優秀賞「まちの家」内観

選考委員講評

 市街地の閑静な住宅地に建つ平屋の家です。のこぎり屋根をモチーフにした片ながれで庇の深い屋根が古い街並みに馴染む外観となっています。
 中間に配されたデッキと中庭を通じて、どこにいても家族の気配を感じることができ、プライバシーや防犯性のある落ち着いた暮らしを営めます。
 玄関を入ると広い土間があり、近所付き合いからホームパーティーまで円滑に行える場所になっています。平面計画はシンプルで、動線計画も自然で使い勝手が良く、細かな配慮がなされています。県産木材をふんだんに使い、所々和を意識したデザインは、昔ながらの日本の家が持っているような落ち着きと安心感を与えてくれます。
 施工は全体的に丁寧な仕事ぶりが感じられます。また、遊び心もあり、随所に仕掛けられた演出が家族を楽しませてくれます。
 分離発注による施主が中心となった家づくりで、施主の工夫が随所に見られます。将来を見据えた間取りと手作り感が印象的で、家族への気遣いに溢れた家づくりを感じました。
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