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「運気が良くなる」「悪いものが憑いている」などと言われたら…~開運商法に注意~

更新日:2011年11月11日 印刷ページ表示

「運気が良くなると言われてアクセサリーを購入したが、何も変わらない」「『悪霊がついている。このままでは大変なことになる』と言われて高額な料金でおはらいをしてもらったが、効果が無い」と言った相談が、消費生活センターに寄せられています。

相談事例

  • 幸運が訪れるというダイレクトメールが自宅に何通か届いた。最初は無視していたが、これで運気が上がるならと、そのうちの一通に紹介されていた海外の予言者に、儀式を申し込んだ。運気は上がったと思えないが、その後無数の小冊子が届くようになった。永遠に送られてくるのではないかと不安である。(60代・女性)
  • 雑誌の広告に掲載されていた霊視鑑定に申込んだ。自分の悩みと写真を郵送したところ、業者から電話がかかってきて、「大変なことがわかった。黒いものが取りついているので、このままだと体が悪くなる」などと不安に思うようなことを言われた。業者に勧められるまま祈祷を申込むと、祈祷の際に使用するという道具が自宅に代引きで届いたので、35万円を支払った。その後も、様々な祈祷と、それに使う道具の費用を請求され、合計150万円を支払ってしまったが、お金を返して欲しい(30代・女性)
  • 雑誌に掲載されていた開運ブレスレットを購入した。業者は、通常9日間でブレスレットの効き目が出てくると言っていたが、9日間を過ぎても何も変わらないので、効き目がないと伝えると、祈祷をしてくれるという業者を紹介された。紹介された業者に連絡をしたところ、悪いものが見えると言われ、祈祷料として40万円を請求されたので支払った。しかしインターネットで調べたところ、お堂があるはずの住所にビルが建っていることがわかった。お金は返ってこなくても良いが、住所と名前を伝えてしまったので、何かされないか不安である。(30代・女性)

手口

  • 「運気がよくなる」「願いがかなう」などの名目でアクセサリーなどの商品を販売し、購入者が「効果がない」と連絡すると、さらに商品の購入や祈祷を勧めます。
  • 物品の購入や祈祷を勧める際は、相談事例のように「悪霊がついていることがわかった」「このままだと今より大変なことになる」などと言い、消費者の不安をあおります。

アドバイス

  • 人は生きていく上で、誰もが悩みや不安を抱えながら生活をしています。突然の不幸や大きなストレスに見舞われることもあります。開運商法は、そんな心の不安に付け込んで、高額な契約をさせるという悪質な商法です。
  • 「このままだと大変なことになる」など不安になるようなことを言われ、その解決法として、開運やご利益に関する商品や祈祷などの高額な契約を勧めてきた場合は、注意が必要です。「お金を払えば救われる」ということはありえないことだと肝に銘じましょう。
  • このような、人の弱みにつけこんだ悪質商法があることを知っておき、少しでもおかしいと思ったら消費生活センターにすぐに相談しましょう。