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学校安全計画(作成例)

更新日:2019年8月30日 印刷ページ表示

1.学校安全計画の意義

 児童生徒等の事件・事故災害はあらゆる場面において発生しうることから、すべての教職員が学校安全の重要性を認識し、様々な取組を総合的に進めることが求められています。そのため、学校保健安全法第27条で策定・実施が規定されている学校安全計画を作成し、教職員の共通理解の下で計画に基づく取組を進めていくことが重要です。学校安全計画は、安全教育の各種計画に盛り込まれる内容と安全管理の内容とを統合し、全体的な立場から、年間を見通した安全に関する諸活動の総合的な基本計画として、教職員の共通理解の下で立案することが望ましいといえます。

学校安全計画の策定等

第27条 学校においては、児童生徒等の安全の確保を図るため、当該学校の施設及び設備の安全点検、児童生徒等に対する通学を含めた学校生活その他の日常生活における安全に関する指導、職員の研修その他学校における安全に関する事項について計画を策定し、これを実施しなければならない。

2.学校安全計画の内容(必要的記載事項)

  1. 学校の施設設備の安全点検
  2. 児童生徒等に対する通学を含めた学校生活その他の日常生活における安全指導
  3. 教職員に対する研修に関する事項

3.学校安全計画例(学校種別)

4.学校安全計画策定にあたっての留意事項~見直し・改善のポイント~

記載する項目・内容について

  1. 学校保健安全法第27条で示されている「必要的記載事項」が、計画の中にそれぞれ記載されているかを確認しましょう。
  2. 安全教育に関する内容について
    各教科における安全学習と学校行事や日常のHR等における安全指導を記載しましょう。
  3. 必要的記載事項3項目以外に、「組織活動」の欄を設けてある場合は、削除する必要はありません。「安全教育」と「安全管理」を機能させる重要な取り組みとして、引き続き計画に位置づけましょう。
  4. 「教職員の研修等」について(1)「教職員の研修」欄を設ける(2)「組織活動」の欄に併記するのどちらでもかまいません。

作成のポイント1 ~課題を明らかにしましょう~

  1. 自校で発生した事故はもちろん、県内や国内で発生した児童生徒に係る事件・事故災害の発生状況をもとに、自校における安全管理・安全指導の課題を明らかにしましょう。
  2. 児童・生徒に対するアンケートや行動調査等の実施により、児童・生徒の安全に対する知識や態度について評価し、安全指導の課題を明らかにしましょう。
  3. 年間の安全点検の結果を評価し、自校における安全管理の課題を明らかにしましょう。

作成のポイント2 ~実効性のある計画とするために~

  1. 自校における学校安全の運営方針について共通理解を図り、それぞれの教科や分掌において、課題を踏まえた効果的な指導を計画・立案しましょう。
  2. 避難訓練や交通安全教室等、安全に関する学校行事については、生徒の実態や教科等との関連性を踏まえ、効果的な時期・回数を設定しましょう。
  3. 安全に関する学校行事については、その効果を最大限あげるため、職員による事前研修や、児童生徒への事前・事後指導についても計画に位置づけましょう。
  4. 学校全体の安全気運を醸成するために、職員だけでなく児童生徒の考える機会や行動する場面を設定しましょう。

活用のポイント ~計画を計画だけで終わらせないために~

  1. 児童生徒の安全を確保するには、学校だけでなく保護者や地域の関係機関等の協力が不可欠です。職員はもちろん、保護者や地域の関係機関に学校安全計画を周知し、連携を図りながら学校安全活動を進めましょう。
  2. 月毎の重点項目や取組内容を校内に周知し、教育活動全体で安全活動に努めましょう。また、定期的に計画の内容や取組を評価し見直しを行いましょう。

学校安全計画策定にあたっての留意事項~見直し・改善のポイント~(PDFファイル:81KB)


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