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平成24年度 詳細調査(水稲以外)

更新日:2013年3月25日 印刷ページ表示

放射性セシウムの作物への移行低減対策を目的として、市町村と連携して調査対象とする地域を選定し、農耕地の土壌及び対象とする作物の放射性セシウム濃度、関連事項についての調査を行いました。

野菜、果樹の放射性セシウム移行低減対策

1 調査対象と地点数

野菜:スイートコーン(東吾妻町) 5地点、ミョウガ(高崎市) 1地点
果樹:ウメ(安中市) 4地点

2 調査結果の概要

 スイートコーン、ミョウガ、ウメの放射性セシウム濃度は不検出または基準値以下でした。スイートコーン、ミョウガ、ウメの放射性セシウム濃度と土壌の放射性セシウム濃度(全調査地点の濃度範囲:81~494 Bq/kg乾土)との間に一定の傾向は認められませんでした。
   結果は「平成24年度詳細調査(スイートコーン、ミョウガ、ウメ)の各地点別結果一覧」のとおりです。

土壌中の放射性セシウム濃度の算定

1 調査対象と地点数

普通畑(沼田市) 14地点
空間線量率(サーベメータによる地上1メートル高さのほ場内5箇所の測定値の平均)

2 調査結果の概要

 地域における農耕地の作土土壌中の放射性セシウム濃度を簡易に推定するため、平成24年度の空間線量率(高さ1メートル)と土壌中の放射性セシウム濃度を測定しました。
 その結果、ほ場ごとに作土の深さや水分などの状況の違いはあるものの、一次の相関関係にあることが確認されました(図1)。
 空間線量率を測定することにより、作土土壌中のおおよその放射性セシウム濃度を簡易に推定できます(適用範囲:沼田市地域の普通畑、耕起有、0.05~0.36 マイクロシーベルト/時)。

作土土壌中の放射性セシウム濃度の簡易推定式(適用範囲:沼田市地域の普通畑、耕起有、0.05~0.36マイクロSv/h)

 この方法は、誤差(図1の点線、0.10マイクロシーベルト/時で±260 Bq/kg乾土)を伴うので、正確に土壌中の放射性セシウム濃度を測定する場合は、ゲルマニウム半導体検出器等で測定してください。
 結果は「 平成24年度詳細調査(土壌)の各地点別結果一覧」のとおりです。

図1:空間線量率と土壌中の放射性セシウム濃度の関係の画像

図1 空間線量率と土壌中の放射性セシウム濃度の関係

土壌の放射性セシウム濃度は、土壌調査(採取)日のCs-134とCs-137の合計の値を示す。
サーベイメータによる地上1メートル高さの空間線量率は、ほ場5箇所の平均値を示す。

連絡先

農業技術センター 環境部(電話:0270-62-1021(代表))

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