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平成26年度 ぐんま農業新技術

1.ブルーベリー収穫用作業台車

(農業技術センター:企画部・機械施設係 連絡先 電話 0270-62-1021(代表))

 ブルーベリー収穫作業の負担を軽減できる収穫用作業台車を開発した。慣行作業に比べて作業時間は同程度であるが、作業者の疲労感は軽減され、果実品質も同等である。

2.コンニャク新品種「みやままさり」に対応した球状生子植付機

(農業技術センター:企画部・機械施設係 連絡先 電話 0270-62-1021(代表))
 
 生子が球状となる「みやままさり」の普及にあわせ、大規模ほ場に対応できる乗用トラクタ装着型のこんにゃく球状生子植付機を開発した。溝切り~植え付け~培土を同時作業でき、延べ作業時間は歩行用植付機の50%程度である。

3.前作としてブロッコリー作付けすることによるナス半身萎凋病の発病抑制

 (農業技術センター:環境部・病害虫係 連絡先 電話 0270-62-1021(代表))
 
 ナス栽培において問題となっているナス半身萎凋病の発生は、ナスを定植する前にブロッコリーを作付け(栽培・収穫後、残さすき込み)することによって減らすことができる。

4.イチゴ「やよいひめ」の年内収量を多くする育苗ポット資材

 (農業技術センター:園芸部・野菜第一係 連絡先 電話 0270-62-1021(代表))
 
 イチゴ「やよいひめ」の育苗において、育苗ポット資材として横面にスリットの入った空中ポットレストレイを用いることにより、ポリポットに比べ花芽分化が早まり、収穫揃いを10日以上早くすることができ、年内収量を多くすることができる。

5.小玉スイカ半促成栽培における遮光資材を用いた夏季高温期の安定生産技術

(農業技術センター:園芸部・野菜第二係 連絡先 電話 0270-62-1021(代表))

 夏季高温期における小玉スイカ栽培において、栽培ハウスに外部遮光資材を展張することにより、対照区と比較して日中のハウス内気温の上昇を1℃、果実表面温度の上昇を4℃程度抑制できる。また、7月に収穫となる果実において、日焼け果やうるみ果の発生が低減し、果実の品質が向上する。

6.7月咲き黄色コギク新品種「小夏の星(仮称)」の育成

(農業技術センター:園芸部・花き係 連絡先 電話 0270-62-1021(代表)) 
 
 コギク「小夏の星(仮称)」は草姿、花色に優れる7月咲き黄色品種である。県内平坦地で7月上旬、中山間地で7月中旬から開花する。 

7.りんご「おぜの紅」の収穫適期と日持ち性

(農業技術センター:中山間地園芸研究センター 連絡先 電話 0278-22-3358)

 リンゴ「おぜの紅」は、満開120日頃が収穫適期である。収穫適期を過ぎると果肉の軟化が見られるため、収穫遅れにならないよう満開115日前後から食味や果肉の硬さを確認し、収穫時期を判断する。果実の日持ち性は、室温で約5日、冷蔵で約15日程度で「つがる」と同等である。

8.新蚕品種「ぐんま細」の特性

(蚕糸技術センタ-:蚕糸研究係 連絡先 電話027-251-5142 )
 
 「ぐんま細」は、当センターで遺伝資源として保存してきた原種を組み合わせることで育成した細繊度の繭糸が生産できる蚕品種である。繭糸繊度は2.2デニール内外と細く、強度や白色度が高い糸となるので、しなやかで光沢のある製品が期待できる。

9.遺伝子組換えカイコの稚蚕共同飼育所を活用した繭生産

(蚕糸技術センタ-:蚕糸研究係 連絡先 電話027-251-5142 )
 
 診断薬用の抗体生産を目的として、実用飼育するために開発した遺伝子組換えカイコは、平面に固定したボール蔟に良好に結繭し、従来の収繭・毛羽取り機(マユクリン)により優良繭を収繭できる。よって、この遺伝子組換えカイコは稚蚕共同飼育所(ロータリー式飼育装置)を活用した繭生産システムへ導入できる。

10.アユの低水温と濁水に対する反応

(水産試験場:水産環境係 連絡先 電話 027-231-2803 )
 
 河川放流後の水質の変化に対するアユ系統別の行動特性を把握するため、屋内大型水路を作製し、河川における急激な水温の低下と濁水の発生を実験的に再現した。アユは群馬系(継代飼育群)、海産系(天然遡上の養成群)、群海海系(群馬系と海産系のハイブリッド群)の3系統を用いた。その結果、海産系、群海海系、群馬系の順で低水温と濁水に耐性があることが分かった。

11.湖沼生態系における放射性セシウム動態解析

(水産試験場:水産環境係 連絡先 電話 027-231-2803 )
 
 赤城大沼に生息するワカサギの放射性セシウム濃度の経年変化は、事故後1年6ヶ月までは急激に減少したが、その後は漸減傾向を示した。また、湖の全循環期にはワカサギの放射性セシウム濃度の上昇が確認された。さらに、湖底底質はワカサギの放射性セシウム濃度に直接的な影響を与えていなかったが、湖水は影響を与えている可能性が高かった。

12.受精卵移植により生産された黒毛和種子牛における乳用種加熱初乳の給与効果

(畜産試験場:酪農係 連絡先 電話 027-288-2222 )
 
 黒毛和種ET子牛に乳用種の加熱初乳を給与すると、初乳中免疫グロブリン(IgG)の子牛血中への移行量が増加する。

13.国産飼料原料を活用した黒毛和種去勢育成牛への発酵MR給与

(畜産試験場:肉牛係 連絡先 電話 027-288-2222)
 
 飼料用玄米、トウモロコシサイレージ等の国産飼料を最大限に活用した発酵TMRを黒毛和種育成牛に給与しても、輸入飼料主体の一般的な飼料原料を使用した発酵TMRと同等の発育および肉質成績が得られ、肉牛育成用飼料として十分活用できる。

14.新型注入器(モ5号)を用いた人工授精及び受精卵移植の受胎率向上

(畜産試験場:肉牛係 連絡先 電話 027-288-2222)
 
 ホルスタイン種への受精卵移植およびホルスタイン種経産牛への雌選別精液の人工授精において、新型注入器(モ5号)を利用することにより受胎率が向上する。

15.手持ち屈折計による簡易な鶏卵卵白の評価法

(畜産試験場:養鶏係 連絡先 電話 027-288-2222 )
 
 卵白の屈折率と蛋白質含量及び加熱後の硬度には相関があり、屈折率を測定することで蛋白質含量及び加熱後の硬度を推定できる。

16.肉用鶏初生ヒナの餌付け段階における飼料摂取と飲水確認で生産性向上

(畜産試験場:養鶏係 連絡先 電話 027-288-2222 )
 
 初生ヒナの品質の指標として採食行動をもとに、活力が強い(良ヒナ)、普通、弱い(不良ヒナ)の3段階に分別し餌付けを行い、餌付け初期に飼料と水が十分摂取できていることを触診等で確認すると、弱いヒナの育成率と生産性が向上する。 

17. 玄米への放射性セシウムの移行は土壌の交換性カリ含量を適正に管理することで抑制できる

(農業技術センター:環境部・環境安全係、土壌保全係 連絡先 電話 0270-62-1021(代表))

 玄米の放射性セシウム濃度と土壌・耕作管理状況等に関する詳細な調査を行ったところ、玄米への放射性セシウムの移行と水稲栽培後の土壌の交換性カリ含量との関係について、カリ肥料を施用し、土壌の交換性カリ含量を適正に管理することで、玄米の放射性セシウム濃度を十分に低く抑えられることがわかった。

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