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平成29年度 ぐんま農業新技術

更新日:2017年5月8日 印刷ページ表示

食感に特徴のあるヤマトイモジャムの開発

農業技術センター 企画部 農産加工係(連絡先 電話:0270-62-1021)

本県を代表する特産品の一つであるヤマトイモを利用して2種類(クリームタイプ、粒タイプ)のジャムを開発した。クリームタイプではミキシング強度を変えることで食感を変化させることができる。開発したジャムは、土産物等への活用が期待できる。

ヤマトイモジャム写真
ヤマトイモジャムの商品化事例

アジサイ斑点細菌病に対する有機銅水和剤の秋季における予防散布による防除効果

農業技術センター 環境部 病害虫係(連絡先 電話:0270-62-1059)、園芸部 花き係(連絡先 電話:0270-61-0066)

アジサイ斑点細菌病に対して、有機銅水和剤500倍(商品名:キノンドーフロアブル)を9月中旬からを目安に約2週間間隔で3回、予防的に散布することで本病による被害を軽減できる。

キャベツセル成形苗に対応した自動灌水システム

農業技術センター 高冷地野菜研究センター (連絡先 電話:0279-96-1011)

キャベツ生産におけるセル成型苗育苗に対応した自動灌水システムを(株)ソフトウェア研究所と共同開発した。
本システムでは日射量と土壌水分量を測定した結果に基づいて灌水することで、土壌の加湿や乾燥を防ぐとともに、灌水作業が省力化できる。
適切な灌水管理ができることで、苗の生育が早まり、良質なセル成形苗を育苗できる。

土壌水分の推移のグラフ画像
土壌水分の推移のグラフ

夏秋キャベツ栽培で発生するコナガに対する各種薬剤のローテーション散布効果

農業技術センター 高冷地野菜研究センター(連絡先 電話:0279-96-1011)

夏秋キャベツ栽培において、コナガ防除の基幹剤であるジアミド系殺虫剤の感受性低下が大きな問題となっているが、ジアミド系以外の防除効果のある薬剤をローテーション散布することで、コナガの被害を低く抑えることができる。

遺伝子組換えカイコ飼育の飼料コスト削減

蚕糸技術センター 蚕糸研究係 (連絡先 電話:027-251-5142)

有用物質生産を目的とした遺伝子組換えカイコ(以下、GMカイコ)の飼育は、全齢を稚蚕人工飼料「くわのはな」の1齢用飼料を使用している。4~5齢期に、3齢用飼料を使用することで飼料コストを7.2%削減できる。また、3齢用飼料による繭生産は1齢用飼料と同等にGMカイコを飼育でき、汚染のない繭層(以下、生産物)を安定生産できる。

1人作業ができる飼育台の開発と利用方法

蚕糸技術センター 蚕糸研究係(連絡先 電話:027-251-5142)

量販店で購入できる資材を利用し、簡単に製作できる飼育台を開発した。この飼育台を利用すると、腰をかがめた姿勢での作業が少なく、従来2人組で行っていた作業が1人でできる。

新しい飼育台写真
新しい飼育台

人工水路によるアユの増水に対する移動特性評価法

水産試験場 水産環境係 (連絡先 電話:0272-23-2803)

水産試験場で生産しているアユの未成魚(体重:15~25グラム)3系統について、屋内人工水路を用いて河川における急激な増水を実験的に再現して移動性を把握した。
群馬系は通常であれば放流場所に定位する性質が強いが、増水によって分散が大きくなった。一方、群海海系と海産系は通常であれば上流に移動するが、増水によって分散が小さくなり、放流場所に定位する性質の強い系統だった。

人工水路を用いた増水試験の結果画像
人工水路を用いた増水試験の結果

人工水路によるマス類(ニジマス・ヤマメ・イワナ)の移動特性評価法

水産試験場 川場養魚センター (連絡先 電話:0278-52-2007)

人工水路を用いてニジマス5系統、ヤマメおよびイワナの合計7種類の未成魚(体重:30~45g)を用いて移動特性に関する試験を行った。
ギンヒカリ以外の魚種・系統については、放流初期に下流に移動する可能性の低いことが示唆された。

オオムギソフトグレインサイレージの省力調製技術

畜産試験場 飼料環境係 (連絡先 電話:027-288-2222)

オオムギ子実を黄熟期に収穫することで、加水が不要なソフトグレインサイレージ(SGS)を省力低コストで生産できる。また、乳酸菌製剤添加で良質のサイレージ調整が可能で、開封後も品質が保持される。
オオムギSGSは、家畜の選好性が良好で濃厚飼料として利用できる。

有機酸組成とPHのグラフ画像
処理方法の異なるオオムギSGSの有機酸組成とpH

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