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ダムができるまで

更新日:2023年12月18日 印刷ページ表示

県施工ダムは、県内の地域的な水需要や治水対策として利根川の中小支川で建設されており、利根川上流部に位置する国土交通省、水資源機構施工のダムから補給を受けられない県西部方面に多く建設されています。本県のダム事業は、県施工第一号の「霧積ダム」の調査を昭和42年に着手して以来、桐生市街地から車で20分程度の至近にある「桐生川ダム」や、関東で初めてRCD工法を採用した「道平川ダム」、地元松井田町と協力して周辺設備を実施し美しい碓氷湖を蘇らせた「坂本ダム」、地元万場町の治水・利水を目的として建設された「塩沢ダム」、中之条町四万温泉の直上流に建設された「四万川ダム」、地域に密着した治水・利水を目的として南牧村に平成14年3月に完成した「大仁田生活貯水池」、と、現在7つのダムを管理しています。

ダムができるまでの流れ

ダム事業は下に示すような工程になっています。規模などにもよりますが、調査着手から完成まで10~20年の期間を必要とします。

予備調査

ダム建設の可能性を探ります。洪水被害の実績や水の需要、そして基礎的な地形地質調査などを行って、建設の可否を決定します。ここまでは県の費用で行います。

実施計画調査

予備調査で建設の可能性を確認すると、ダム建設のための具体的な計画、調査、測量、設計などを行います。国土交通省、財務省に補助事業採択の要求を行い、採択を認められて補助事業となります。

建設

実施計画調査でダム建設の必要性と可能性が判断されると、建設のための補助事業採択の要求を行います。採択を認められて補助事業として建設に着手することになりますが、すぐに工事が始まるわけではありません。より詳細な調査・測量・設計を行い、利水者と費用割り振りなどを定めた基本協定を結び、用地補償を実施しながら付替道路や工事用道路などの準備工事に着手します。準備工事が終わるといよいよダム本体に着工します。堤体工事や管理設備工事が完成すると試験湛水を行います。これは試験的にダム最高水位まで貯留し、漏水量、堤体の変形量、発生応力、揚圧力などを測定し、堤体の安全性を確認するものです。その後、周辺整備工事などの残工事を行い全てのダム建設が完了します。

管理

ダム完成後は、洪水調節や渇水時の補給のため、操作や観測を行うとともに、維持管理を行います。

予備調査の画像

実施計画調査の画像建設の画像

完成までの流れの画像

管理の画像