鶴生田川流域

流域の概況

鶴生田川は館林市の中心部を東西に貫流する延長9.5km、流域面積14.6km2の一級河川です。もともと河積が狭いうえに河床勾配も非常に緩いことから水はけが悪く、内水による浸水被害に悩まされてきました。川の中流部には城沼と呼ばれる沼があり、その南岸に位置するつつじが岡公園は、つつじの名所として有名ですが、流域の都市化に伴う工場や家庭雑排水の増加による水質の悪化が深刻な問題となり、県内でも常にワースト1,2になるような現状です。 

改修の概要

昭和41年度に着手した改修事業では、鶴生田川本川の拡幅を行うとともに、上流からの洪水を放水路で近藤川に分派し、また城沼をしゅんせつして洪水調節容量を確保するという3本立ての計画で行いました。城沼のしゅんせつはまた、沼底に溜まった汚泥を除くことにもなり、浄化対策にも一役買っています。

  • 本川工区 L=3,650m(掘削護岸工)
  • 放水路工区 L=2,950m(開渠部2,010m 暗渠部940m)
  • 城沼工区 L=2,450m(しゅんせつ量約60万m3)
鶴生田川・300本の桜と5000匹の鯉のぼり

鶴生田川・300本の桜と5000匹の鯉のぼり


城沼と北岸の植生水路

城沼と北岸の植生水路


環境整備と水質浄化

鶴生田川の水をきれいにするとともに良好な水辺空間を創出する事業に取り組んでいます。地元館林市も4月から5月にかけてのサクラ、ツツジの時期にギネスブックに認定された5千匹を超える鯉のぼりを掲揚するなど、周辺の環境整備に力を入れており、休日には多くの観光客でにぎわっています。
県では、鶴生田川にさまざまな浄化事業に取り組んだ結果、平成元年ころに最大30mg/l近かったBOD(※注)が、現在では5~10mg/l程度となり大幅に改善されてきています。

(※注)BOD:生物化学的酸素要求量。水中の有機物(汚れの原因)を微生物が分解するのに使われた酸素の量のことで、有機物による水の汚れを示す代表的な指標です。水中の有機物の量が多ければ、有機物を分解するのに必要になる酸素の量も多くなるので、BODも大きくなります。 

鶴生田川浄化事業の概要

多々良沼からの浄化用水導入   昭和63年~平成6年  導水路L=800m
                             最大取水量0.50m3/s
れき間接触酸化施設         平成9年~平成12年  処理水量0.15m3/s
城沼底泥しゅんせつ          平成4年~平成16年  約60万立方メートル
城沼北岸の植生浄化水路整備   平成14年~平成16年 L=560m
植生浄化浮島設置          平成13年     4基
アオコ対策用水質浄化施設設置  平成15年~平成17年  9基

アオコ対策用水質浄化施設
アオコ対策用水質浄化施設

 


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