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群馬県立精神医療センター医療観察法小規模病棟整備事業設計者選定競技

 このページでは、設計者選定競技の最新情報、ならびに事務局からの重要な連絡事項等を逐次お伝えしていく予定です。

お知らせ

  • 各選定委員の講評を掲載します。(平成22年7月21日)
  • 群馬県立精神医療センター医療観察法小規模病棟整備事業設計者選定競技の結果についてお知らせします。(平成22年7月15日)
  • 第2次審査(最終審査)についてお知らせします。(平成22年7月5日)
  • 第1次審査の結果を掲載しました。(平成22年7月5日)
  • 提案受付は締め切りました。[提出者数:36者] (平成22年6月25日)
  • 応募登録を締め切りました。[応募登録者数:39者] (平成22年6月16日)
  • 質疑回答における図面、写真を掲載しました。(平成22年6月11日)
  • 質疑回答を掲載しました。(平成22年6月8日)
  • 現地説明会で配付した資料を掲載しました。 (平成22年5月27日)

群馬県立精神医療センター医療観察法小規模病棟整備事業設計者選定競技 審査講評

プロポーザル審査を終えて

委員長 中山 茂樹

 医療観察法に基づく入院施設は、徐々に整備が進められてはいるものの、まだ十分な量が配置されているわけではない。制度自身がもつ複雑な背景があり、施設形態のあり方としても曖昧な部分があるため、建築計画のうえでもきちんとした方向性が示されておらず、今後の運営の状況を見ながら考えられていくべき部分が少なくない。このような状況の中、群馬県は、県立医療センターに既に設けられている小規格病棟を発展させて、独立型小規模病棟の建設を企画し、その設計者を公開プロポーザルで選定することとなった。

 この病棟では、当然のことながら医療が展開され、精神科医療・看護・コメディカルの場が期待されているが、同時に1年半を越える長い入院期間を過ごす人々の毎日の生活が繰広げられるのである。見方によっては、その生活のありようとそれを支える空間そのものが、医療的にも大きな意味を持っていると考えられる。今回の設計者選定が、精神科医療という狭い領域、かつ専門的な施設設計であるにもかかわらず、公募方式で設計者選定を行おうとするのは、生活環境の構築というところに重要な視点があることによる。効率的でかつ暖かみのある医療・看護の提供と、入院する人々の社会復帰へ向けた治癒の流れを具現化するような提案が期待された。求められたのは、生活空間の中に、治療プログラムが構築できるアイデアである。

 39者から登録があり、36者の提案が寄せられた。

 ヒアリング対象となる提案者の審査(1次審査)にあたって、審査の基準を確認した。課題としての項目も踏まえ、大まかには以下の3点である。1)段階的治療プログラムが想定されている各ユニットの内容(空間構成)とそれぞれのユニットのつながり方、2)生活領域空間と治療やアクティビティ領域空間との位置関係、3)外部空間のつくり方と内部と外部空間のつなぎ方、である。ユニットのつながり方には、完全に各ユニットを独立して設けるものから、緩やかに連続させるものまでの幅広いパターンが見られた。外部空間に関しては、まとまった外部空間をつくろうとするものといくつかのエリアに分け、特に各ユニットとの関連を明確にして利用者を想定したものの二通りに分かれた。これ以外に、全体ゾーニングと既存棟との連携、環境に配慮した工夫、周囲の住宅や環境との外観や接近性などの関係、などをテーマとして審査をし、各パターンの代表として5つの提案を選定した。

 それぞれの特徴は以下のとおりである。登録番号002案は、ユニットを連続させ、フレキシブルなユニット規模変更へ対応しようとするもので、病室群と食事・デイスペースの分節がうまく絡み合っている。また居住群と管理諸室の明確な分離とそれをつなぐスタッフステーション(以下SSとする)の位置もバランスがよい。登録番号009案は、コンパクトなまとまりの中に中庭をうまく取入れ、機能的なプランを創出している。共用ユニットと回復期ユニットのつながりも円滑な運営を考慮している。登録番号014案は、各ユニットの独立性を確保する一方、それらを1か所のSSで管理できる工夫が実際的で破たんがない。居室群と管理諸室、それらをつなぐ治療空間の関係性が現実的である。登録番号023案は、ユニットの独立性を高めるとともに、各ユニット内の段階的アクティビティの提案が、日常空間の中の治癒的環境を感じるものであり、内部空間と外部空間の緩やかな連続性も興味深いものであった。登録番号031案は、各ユニットは独立しているが、リビング的スペースで繋いだり、SSからの直接観察も確保するなどの工夫や、運営上の工夫も提案されている。管理・診療ゾーンとの明確な区分けも明快である。

 これら5案について、公開プレゼンテーションおよびヒアリングを行った。質疑は全提案者に一緒にステージに上っていただき、一括で行った。ここで取り上げられた質疑項目は以下の通りであった。1)生活環境としての具体的空間の提案内容の説明、2)病室の空間・環境のイメージ、形態や仕上げなど、3)環境への配慮事項の中での最も強調した工夫、4)木材利用の促進に関する提案、5)外部や既存棟との連携ルート、特に廃棄物動線、6)夜間の管理エリアの設定とその建築的工夫、7)SSのあり方、特にカウンターはオープンかクローズか、などが質疑された。また、病室と食事・談話スペースとの関係および、食事・談話スペースの開放性についても議論された。

 一括質疑に引続き、第2次審査会が開催された。ここでも上記の質疑事項について、提案書および一括質疑の際の回答を参考にしながら、審査をすすめたが、消去法により順次対象作品を絞ることとした。

 まず登録番号009について、比較的自由に使える中庭や閉鎖性を工夫した外部空間の魅力、ユニット規模のフレキシビリティなどの提案は練られているが、急性期ユニットとそれ以外のユニットが離れ、SSからの見通しや実際の動線も長いことが懸念された。また、延べ床面積が大きく、全体を圧縮しようとするとすべての部屋で圧縮をかける完結型形態となっていることも、現実性が危惧された。また、登録番号014は、既存棟との連結や生活訓練室の位置、何よりも機能的なユニット配置、ユニットごとに設けられた外部環境は、教科書的な模範解答の一つであるとする意見も出された。しかし、SSからの観察については難しいこと、夜間、ユニットの根元で閉鎖するという提案は看護上の動きを制限することにはならないかと心配された。また従来の医療観察法病棟とは異なる小規模施設である良さが必ずしも生かされていないことも指摘された。

 登録番号023は、明確な独立ユニット構成であり、かつ診療ゾーン・管理ゾーンのきれいな分離は、合理的な配置計画となっている。加えて、各ユニット内で仕掛けられた段階的アクティビティ空間の構成は、ここが治癒空間となる可能性も示唆していた。対象者の滞在場所の多様性も提供されている。アクセス計画にも破たんはない。しかし、ユニットの独立性が高いために、SSからの観察、看護者数の少ない時間帯での看護体制の組み方に問題はないか、SSの形態は違和感を覚える、などの意見が出された。

 このような議論の結果、登録番号002と031が、今回提案された幾つかのパターンの代表提案として残り、さらに審議を続けることとなった。002と031の違いは、これまでにも述べてきたユニットの独立性の考え方とリビングスペースの開放性の違いである。002が外周に病室を配置し、ユニット規模の変化に対応して、その境界を自由に設定するというコンセプトであり、それら病室に囲まれた内部に中庭も設けながら、日常の生活空間としての食堂・デイコーナーを展開するのに対し、031はあくまで治癒段階でのひとまとまりのユニットを形成するという点が両者の最も大きな主張の違いであろう。031は規模のフレキシビリティについては、多少のゆとり室を設けておき、患者数に対応するとしている。また、リビングスペースについては、日中の利用を想定した、独立した開放的で多様なスペースを用意している点も特徴である。

 こうしたそれぞれの特徴に対して、002の空間構成が環境心理で言うところのソシオペダル的な配置であり、中心性を形成するもので、そこでのコミュニティーを促す形態であることについて、さらに議論が重ねられた。この形態のもつ特徴を活かして“ロ”の字プランの医療観察法病棟が既に運営されている。しかし、この病棟に入院する対象者が、もともとスムースな人間関係の構築に失敗した人々だとすると、彼らにとってソシオペダルな空間構成は、かなり辛いのではないか。これは全体の形状が円であるか矩形であるかの問題ではない。また、周囲が病室であるので、食堂・デイコーナーが閉鎖的であるのは、この形状が持つ原理的な空間構造であるが、基本的には日中のほとんどはそこにいる患者にとって、外部との接点が、病室群に設けられた数か所の風抜き用スペース(ここはアルコーブとしての居場所にもなっているが)しかない点も議論の対象となった。一方、031の日中スペースが、独りでいる複数の畳スペース、数人でいるリビング、ダイニングスペースなど多様で、居場所の選択が充分に可能で、それらのスペースの環境条件も豊かであることは、提案として実効性がある。社会復帰に備えた生活訓練室の位置や機能も良く考えられている。

 以上の点を総合的に評価し、登録番号031を最優秀提案、002を優秀提案とし、1次審査通過提案は佳作とすることに全員一致で決定した。

 ただし、031についても、日中リビングエリアのSCのあり方、リビングエリアと病室群がつくる中庭の規模とそこを突き抜ける歩廊の意味、出会い広場と作業療法の空間の連続性や管理の問題、外観のデザインなど、今後、病院との十分な協議をしながら、設計を進めていただくことが要望された。

 今回はきわめて特殊な医療環境の構築が求められていたのだが、しかし内容はもっとも基本的な生活環境の創造という点に帰着するという点が特徴であった。第2次審査対象の5者の方々にはもちろん、すべての提案者の方々に、多くの時間と労力をお使いいただいたことを感謝申し上げたい。力作が多く、あえて選外佳作をもうけさせていただいたのも、多くの設計者の労に感謝申し上げたいという気持ちからである。審査委員会の意をお汲みとりいただきたい。また、公開プレゼン・一括質疑といった面倒な手続きを実行していただいた事務局の方々にも感謝申上げる。医療観察法における小規模病棟として、新しいモデルが実現することを期待して筆を置く。

講評

選定委員 辻 吉隆

 今回のプロポーザルは比較的規模が小さく、限られた敷地条件の中での司法病棟という特殊なジャンルの課題であったにもかかわらず、36者からもの提案をいただいた。プロポーザルにおいては、提案形態そのものを審査対象とするのではなく、課題に対する経験や理解力、問題解決力等の総合力を評価するものであるが、その提案された形態は各者それぞれ多様で独自性に富むものであった。

 それらをあえて類型化すると、<ユニット型>16者、<クラスター型>5者、<回廊型>11者、<L型>2者、<個室分散型>2者の5パターンに区分することができる。

<ユニット型>

 病室を治療プログラムに沿った単位(ユニット)ごとに分棟する計画案。「急性期」、「回復期」、「社会復帰期」、「共用(女性用)」の4ユニットに区分するタイプと「回復期」と「社会復帰期」を同一のユニットとして3ユニットとするものがある。

<クラスター型>

 ユニット型に属す計画案ではあるが、特に病室前の廊下や食堂を一体化し、暮らしの空間としたクラスターとして計画する型。

<回廊型>

 中央に設けた中庭を取り囲む回廊にそって各病室を並べるタイプ。

<L型>

 庭にそって建物全体をL型に配列する型。

<個室分散型>

 病室や治療室を部屋ごとに分散配置し、多くの佇む場所を確保するタイプ。

審査においては、募集要項にもあるように

(1)治療・ケア: 入院対象者の特性が考慮され、適切な治療・ケアが提供できる医療施設としての設計上の配慮
(2)安全: 地域住民や職員、対象者間の安全性確保
(3)アメニティ: 対象者の社会復帰に向けたアメニティの考え方
(4) 環境・維持管理: 環境を配慮し、且つ、維持管理への配慮

 等の視点から評価を行った。

 その結果、これらの類型の内、2次選考には、<ユニット型>:#14、#31、<クラスター型>:#23、<回廊型>:#2、#9の3類型・5者が残った。
 ここでは、特に(1)の治療・ケアと(3)のアメニティについて論評させていただく。

#31:最優秀賞<ユニット型>

 ユニットの十字配列を2セット組み合わせた全体構成とし、建物で切り取られた中庭がそれぞれ意味と機能を持ちながら巧みに配されている。「くらしの領域」と「治療の領域」ゾーニングを明確に分けて、生活や治療のリズムが作りやすいものとしている。

 各ユニットの入り口にスタッフステーションが位置しており、適度な距離の中で入所者をケアしやすい。

 回復・社会復帰期ユニットや共用ユニットにおいては日中の生活拠点(キッチン、食堂、リビング、茶の間、瞑想の間、トイレ、浴室等)を各ユニットから持ち出して設けることにより、見守りとプライバシーを両立させた「家庭的」な計画としている。両ウイングから突き出された日中の生活拠点ユニットを接続することにより、自由に出入りが可能な中庭を生み出すとともに、このユニットが両面採光可能であることから、光や風、緑の自然を取り込んだ伸びやかなアメニティづくりに成功している。夜間にはこの日中の生活拠点ゾーンを閉じることにより、夜間での見守りやすさに配慮している。

 病室には縁側空間を取り込むことにより、病室内での生活拠点も豊かにしている。

#2:優秀賞<回廊型>

 「くらしの領域」と「管理の領域」をゾーン分けし、「くらしの領域」では病室を外殻として円形に配列し、内側に中庭と生活拠点をコンパクトに取り込んだ全体計画案。これにより、中央のスタッフステーションから中庭越しの緩やかな看守りが可能になっている。また、病室群を円環状に配列することにより、入院対象者の症状や人数に合わせて急性期から共用までのゾーン構成を柔軟に変更することができる。各病室は個別の家と見立てられ、廊下や生活拠点は家の前の広場のしつらえとした「都市」を取り込んだ計画となっている。

 プライマリーな形態の組み合わせや、巧みなインテリア計画により、これからの精神科医療を象徴する建築としての表現に成功している。

 ただ、病室からドア一枚隔てただけで、広場(日中の生活拠点)へひと繋がりで移行する空間しつらえが果して日本的なくらしになじむのであろうか、やはり廊下等のワンクッションを挟んだ段階的な空間構成が必要ではないかとの審査評の分かれるところであった。従前の精神科病院や老人病院において、大空間で生活や一斉の食事をしていた「施設」スタイルから抜け出し、特養等での分節化やクラスター化による「ユニットケア」の試みにより「脱施設化」を目指してきた歴史に逆行する面があるのではないだろうか。ただし、クラスター化した「ユニットケア」が万全策であるとすることにも疑問が残る。いくら小規模に分節しても、病室からドア一枚隔てただけで直に集団の居間を内包する「ユニットケア」形式が本来の日本人の暮らし方にフィットしているのかどうかは再検討する必要があるであろう。特にコミュニケーションギャップを抱える患者を扱う精神科医療施設においては、特定の居間に直面するのではなく、ワンクションのしつらえ空間を設けたり、他所への逃げ道を用意しておきたいものだ。

#9:佳作<回廊型>

 中庭を中心に病室を回廊でつないだ計画案。広い中庭からの光や風が明るい療養空間を演出している。回廊に沿った病室の配列により、入院対象者の症状に合わせたゾーン構成の柔軟な変更が可能である。

 一方、回廊伝いの看護動線が長いため、集団的な活動指導をする上では非効率となる。特に夜間等にゾーンセキュリティを設ける場合、複数のセキュリティゲートを通過しなければならない煩わしさも生じる。

 また、中央の中庭以外の外部空間の機能や性格ついて表現があまりなされていない。例えば、北側の散策広場へのアクセスや機能が不明瞭である。

#14:佳作<ユニット型>

 ユニット型の利点を十分に生かした典型例。プライベートな「くらし領域」と「日中の生活拠点」、「治療領域」、「管理領域」等のゾーニングが明快に解かれており、動線や機能においても課題が少ない模範解答である。

 ただ、審査会で論議となったのは、従来型の模範解答ではなく、当院が行おうとする新しい精神科医療の在り方を少しでも世に示すことのできる施設計画案でありたいとの思いであった。

#23:佳作<クラスター型>

 廊下や食堂、キッチン、リビング、和室等を一体にした「リビング」を個室群で取り囲んでユニットケアを行うクラスター型計画案である。

 病室から前室、リビング、アトリウムへと佇む空間を段階的に設けることにより、看守りとプライバシーを両立させる計画手法が巧みである。

 ただし、「くらしの領域」計画にははっきりとしたコンセプトが読み取れるが、「治療領域」の空間構成に対しての明瞭な提案が読み取り難い。また、中央にアイランド型で配置されたスタッフステーションは機能の変更への対応が難しそうだ。

 以上、論評として各提案への差別化が必要なことから、いささか酷評になった点をお許し願いたい。審査委員として今回参加をしていますが、私は先に国立精神・神経医療研究センター病院において、2005年に33床の司法病棟、2010年にはその増築病棟33床の計画を担当してきた経緯から、司法病棟計画の困難さを十分に実感しているところです。

 今回提出していただいた36者からのどの提案書についても、新しい提案と想いが込められており、改めて反省するとともに、皆様の力量に感服する次第です。

 司法病棟はこれまで我が国には前例が少なく、これからも運営の在り方について試行錯誤が繰り返されていくことでしょう。また、司法病棟のプログラムを契機として、精神科医療の世界にも新たな流れが起き始めています。今後とも、皆さんのたゆまぬ情報収集とそれらに対する新しい提案を期待致します。

講評

選定委員 渡辺辰雄

 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律(以下「医療観察法」という。)は、平成17年7月15日に施行となった法律であり、群馬県立精神医療センターでも、平成21年6月から既存病棟内に6床の小規格病棟を整備し、医療観察法に基づく指定入院医療機関として機能を果たしてきたところですが、今回の提案をしていただいた皆様には、全国的に見ても同様の施設が数多くない中、一般精神病院以上の配慮をした設計をしていただいたことに対しまして、厚く御礼を申しあげます。

 また、選定委員という立場は私個人としても初めての経験でしたが、審査に当たっては、中山委員長先生及び辻副委員長先生等の御指導を仰ぎながら、なんとか務めさせていただくことができました。

 選定に当たっては、対象者が長期間入院する施設であることから、募集要項中の趣旨で示した次の2点を達成できるかどうかを基本に検討をさせていただきました。

  • 地域住民や職員にとっても安全・安心な施設であると共に、対象者の病状に応じた十分な治療とケアを機能的、かつ早期の社会復帰が効果的に図れる施設であること。
  • 温室効果ガス等の排出削減、LCC(ライフサイクルコスト)、維持管理に配慮した施設であること。

 そして、まず7月2日の第1次審査では、36の提案の中から5点に絞らせていただきました。また、7月14日の第2次審査では、第1次審査を通過した5者から10分ずつプレゼンテーションをしていただき、一括質疑をさせていただきましたが、各者とも非常に熱心で、一括質疑は予定時間を30分も超過する結果となりました。

 審査の結果、株式会社共同建築設計事務所さんが最優秀賞となり、設計者として選定されましたが、株式会社共同建築設計事務所さんにおかれましては、今後、群馬県立精神医療センター等と綿密な議論を重ね、既存病棟等と一体感のある立派な施設を設計していただきたいと思います。

講評

選定委員 武井 満

 医療観察法小規模病棟の建設が予定されている病院長の立場から、委員の一員として参加させていただきました。一般論としてどのような建築物であっても、プロポーザルで行う場合にはこのようにして設計者が選ばれるということを知り、その意味では大変勉強になりました。

 今回の場合は、病院の設計とはいっても精神科の病院、とりわけ医療観察法の病棟の設計ということでかなり特殊な内容が含まれていたことから、応募された設計事務所の方々は大変苦労なさったのではないかと考えます。最終的には五つの作品が残りプレゼンテーションがなされたわけですが、甲乙つけがたい中で、私としては一緒に考えながら病棟作りの作業を進めることができる設計者の方を最優先として選択させていただきました。

 これまでのところ、ハーフサイズの医療観察法病棟は全国的にも数が少なく限られていることから、一から始めるつもりで創意工夫を重ねていかねばならないと考えています。具体的な設計内容を含めこれからが本番となるわけですが、何十年と使い続けられるよう、ベストを尽くしてがんばらねばならないと思っています。今後とも関係者の方々の一層のご協力をお願いする次第です。

講評

選定委員 山崎伸一

 群馬県立精神医療センター医療観察法小規模病棟整備事業の設計者選定競技に、全国の設計事務所から36点もの多数の提案が寄せられたことに対し御礼申しあげます。

 提案課題が、「入院対象者の特性が考慮され、適切な治療・ケアが提供できる医療施設」であると共に、「安全性の確保、維持管理の容易性を含めた環境対策を配慮した建築物」であることから、提案者はこの難しい課題に対して意欲的に検討され提案していただきました。

 提案提出の最終日には、多数の提案者が提案書を県庁に持参していただいたことからも、時間の許す限り検討されたことが覗われ、提案書は力作がそろったと考えています。

 最優秀案になった(株)共同建築設計事務所の「社会から信頼される治療・復帰のためのフィールド」は、各ユニットの独立性を保ちつつ、共用スペース内に複数のくつろげる空間を用意することを始めとした意欲的な提案が特に優れていたことにより選出されました。

 また、優秀案の(有)ナスカ一級建築士事務所の「建築と木立が風景をつくり、その緑に育まれて暮らす」は、柔軟性を確保するため円環状の病室配置とすることで、ひと繋がりの空の下でみんなが暮らす空間構成は大変魅力的であり、選定委員会でも議論が伯仲したように最優秀案と優劣付けがたいものでした。

 今後、群馬県県土整備部建築住宅課では、設計を行う(株)共同建築設計事務所、建設される施設を使用し管理する精神医療センター、及び、様々な関係者との連携のもと、担当する各人の知恵を絞り設計に取り組んでいきたいと考えています。

 選定委員を快く引き受けていただきました千葉大学大学院教授中山茂樹様、元厚生労働省大臣官房会計課施設整備室長辻吉隆様をはじめとする関係者一同に感謝いたします。

 ありがとうございました。

群馬県立精神医療センター医療観察法小規模病棟整備事業設計者選定競技の結果について 

群馬県立精神医療センター医療観察法小規模病棟整備事業設計者選定提案競技選定委員会を開催し、以下のとおり各賞を決定しました。

  1. 最優秀賞
     鈴木慶治 株式会社 共同建築設計事務所 東京都 (登録番号 031)
  2. 優秀賞
     古谷誠章 (有)ナスカ一級建築士事務所 東京都 (登録番号 002)
  3. 佳作 (応募登録番号順)
     寺田伸夫 有限会社 アーキトレイブ 千葉県 (登録番号 009)
     長井隆志 株式会社 佐野建築研究所 東京都 (登録番号 014)
     渡部和生 株式会社 惟建築計画 東京都 (登録番号 023)
  4. 第1次審査の最終段階まで審査対象となっていた次の5者を選外佳作とします。(応募登録番号順)
     名取政春・田中巖・大矢晋 株式会社病院システム 東京都 (登録番号 010)
     富永讓・永野尚吾 (有)富永讓・フォルムシステム設計研究所 東京都 (登録番号 017)
     本澤秀夫 株式会社 田中建築事務所 東京都 (登録番号 025)
     藤木隆男 株式会社藤木隆男建築研究所 東京都 (登録番号 028)
     井上 康 一級建築士事務所 健康設計 東京都 (登録番号 030)
  5. 審査の経過
    (1)第1次審査
     【日時】平成22年7月2日(金)
     【会場】群馬県立精神医療センター会議室
     【概要】応募登録数39者のうち、提出された36者の作品を掲示し、選定委員による協議の結果、5点が第1次審査を通過した。また、1次審査の最終段階まで審査対象となっていた5者を選外佳作とした。
    (2)第2次審査(公開プレゼンテーション)
     【日時】平成22年7月14日(水)13時10分~
     【会場】群馬会館ホール
     【概要】61名の来場者を迎え、1次審査通過者5者による公開プレゼンテーションを行った。各発表者による10分間の発表のあと、選定委員から発表者全員に対する一括質疑を行った。なお、第1次審査通過5作品及び選外佳作5作品をホール前ギャラリーにて展示した。
    (3)第2次審査(選定委員会・非公開)
     【日時】平成22年7月14日(水)16時15分~
     【会場】群馬会館第7会議室
     【概要】第1次審査通過作品及び公開プレゼンテーションについて、各選定委員が所見を述べ、協議の結果、最優秀賞、優秀賞、佳作を決定した。 

第2次審査(最終審査)について

 第1次審査通過者による公開プレゼンテーション及び公開ヒアリングを以下のとおり行います。
 どなたでもご自由にご覧いただけますので、是非お越しください。

 【日時】 平成22年7月14日(水) 午後1時から午後4時頃まで
 【場所】 群馬会館 ホール(前橋市大手町2丁目1番1号)

 車でお越しの際は、群馬県庁内の県民駐車場をご利用ください。群馬会館には駐車できませんので、あらかじめご了承ください。
 公開プレゼンテーション及び公開ヒアリング後に開催される選定委員会は非公開ですので、あわせてご了承ください。

平成22年7月2日に行われた第1次審査の結果についてお知らせします。

 第1次審査通過者は次の5者です。

 応募登録番号 002 009 014 023 031 

質疑回答における図面、写真は次のとおりです

回答13における図面1(PDF:58KB)  回答13における図面2(PDF:64KB) 回答13における図面3 (PDF:45KB) 回答13における図面4 (PDF:60KB)  回答13における図面5 (PDF:17KB) 回答13における図面6 (PDF:51KB) 回答13における図面7 (PDF:23KB) 
回答48における写真1 (PDF:85KB)  回答48における写真2 (PDF:86KB)  回答48における写真3 (PDF:82KB)  回答48における写真4(PDF:92KB) 回答48における写真5 (PDF:87KB) 回答48における写真6 (PDF:65KB) 回答48における写真7 (PDF:64KB) 回答48における写真8 (PDF:81KB)


質疑回答は次のとおりです

 応募資格に関すること → 応募資格に関する質疑回答1 (PDF:66KB)
 主に医療観察法病棟に関すること → 主に医療観察法病棟に関する質疑回答2 (PDF:89KB)
 応募資格・医療観察法病棟に関すること以外のこと → 応募資格・医療観察法病棟に関する質疑回答3 (PDF:97KB)
 なお、質疑回答3(応募資格・医療観察法病棟に関すること以外のこと)の回答13における図面、回答48における写真は後日掲載予定です。 

平成22年5月26日に行われた現地説明会で配付した資料は次のとおりです

説明会資料1 (PDF:69KB)  説明会資料2 (PDF:91KB) 説明会資料3 (PDF:93KB)  説明会資料4 (PDF:98KB) 説明会資料5 (PDF:99KB) 説明会資料6 (PDF:95KB) 説明会資料7 (PDF:81KB) 説明会資料8 (PDF:86KB)

次のとおり設計者選定競技募集を行います

募集要項ダウンロード (PDF:28KB)

設計者選定競技選定委員会 委員長のメッセージ

選定委員長 中山茂樹

 2005年に施行された医療観察法にもとづく入院施設は、少しずつ各地で整備が進んでいますが、現在のところまだ十分とは言えません。これはその制度自身が持つ複雑でデリケートな問題があるからなのですが、施設としてのありようについても、まだきちんとした方向性が示されていない状況という理由もあります。今回、群馬県が建設を予定している小規模病棟は、現在運用している小規格病棟(6床)から発展的な独立病棟として整備するもので、多くの関係者が注目している施設です。

 ここでは、もちろん医療が展開され、精神科医療と看護およびコメディカルの場である訳ですが、同時にここに入院する人々の毎日の生活が繰り広げられ、そのありようが、相当に大きなウェイトを占めることは、言うまでもありません。今回は医療の専門的な施設であるにもかかわらず、公募方式で設計者選定競技が行われるのは、ここに重要な意味があります。円滑で暖かみのある医療・看護の提供ができ、同様に入院される人々の社会復帰へ向けた流れを具現化するような提案を期待しています。さらに言えば生活空間の中に治療プログラムが存在しているというような意欲的なアイデアを求めています。

1 趣旨

 県立精神医療センターでは、「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」(以下「医療観察法」とする)に基づく指定入院医療機関として、県内の潜在的な需要に対して必要な病床数の確保を図るため医療観察法小規模病棟の建設を計画しています。医療観察法小規模病棟は、重大な他害行為(殺人、放火等)を行ったが、心神喪失等で責任を問えないと判断された対象者の入院施設です。地域住民や職員にとっても安全・安心な施設であると共に、対象者の病状に応じた十分な治療とケアを機能的、かつ早期の社会復帰が効果的に図れる施設として整備するため、広く提案により設計者を選定するものです。

 また、施設整備にあたっては、温室効果ガス等の排出削減、LCC(ライフサイクルコスト)、維持管理に配慮した施設として整備するため提案を募るものです。

2 概要

(1) 名称 群馬県立精神医療センター医療観察法小規模病棟整備事業設計者選定競技
(2) 委託業務

ア 業務の概要

 群馬県立精神医療センター医療観察法小規模病棟・渡り廊下棟及び付帯施設の新築における基本実施設計業務及びそれにともなう手続業務等(別紙1参照 PDF:8KB)

イ 施設概要・必要とされる機能等

 詳細については、以下のとおり参照してください。

ウ 概算工事費

 県立精神医療センター医療観察法小規模病棟新築工事 約8億円
 病棟・付帯施設・外構工事費などが含まれております。
 ※通常の病院施設とは工事の仕様(内装・衛生器具等)が異なります。

(3) 競技方法

 本競技は2段階方式による公募型設計者選定競技です。

(4) 提案の内容

 次の事項について提案を求めます。

  1. 入院対象者の特性が考慮され、適切な治療・ケアが提供できる医療施設としての設計上の配慮について
  2. 地域住民や職員、対象者間の安全性確保について
  3. 対象者の社会復帰に向けたアメニティの考え方について
  4. 環境を配慮し、且つ、維持管理に配慮した提案について

(5) 主催者及び事務局

ア 主催者 群馬県

イ 事務局

  • 本選定競技に関する事項(登録・質疑・提出書類等)
     〒371-8570 群馬県前橋市大手町一丁目1番1号
     群馬県県土整備部 建築住宅課 施設整備係 
     (電話) 027-226-3710
     (FAX) 027-221-4171
     (E-mail)gppmc@pref.gunma.jp
  • 本事業に関する事項
     〒379-2221 群馬県伊勢崎市国定町二丁目2374
     群馬県立精神医療センター 経営課 
     (電話) 0270-62-3311(代)
     (FAX) 0270-62-0088
     (E-mail)gppmc@pref.gunma.jp

(6) スケジュール

ア 募集要項、応募様式等のホームページからのダウンロード

 平成22年5月17日(月)~6月25日(金)

イ 応募登録

 平成22年5月17日(月)~6月15日(火)

ウ 応募書類の提出期限

 平成22年6月25日(金)午後3時 必着

エ 第1次審査

 平成22年7月2日(金)

オ 第2次審査(プレゼンテーション)

 平成22年7月14日(水)

カ 第2次審査結果発表

 平成22年7月中旬 

3 応募条件

(1) 応募資格

次の要件をすべて満たす者とします。

ア 総括責任者は、建築士法(昭和25年法律第202号)第2条に定める一級建築士の資格を有する者。

イ 本業務契約時までに、応募者が所属又は代表する企業が建築士法(昭和25年法律第202号)第23条の規定による一級建築士事務所登録をしている者。

ウ 総括責任者は、病院(医療法(昭和23年法律第205号)第1条の5第1項の規定による「病院」をいう。)で、20床以上の病床を有するものの新築、増築、又は改築(増築及び改築の場合は、当該部分に20床以上の病床を有するものに限る。)に係る基本設計及び実施設計の業務(業務の完了日が平成12年4月1日から平成22年3月31日までのものに限る。)を行った実績があること。又は、医療観察法に基づく病院の新築に係わる基本設計及び実施設計の業務を行った実績があること。

エ 平成22年7月1日時点において、群馬県における「建設工事に係る調査・測量・コンサルタント等入札参加資格者名簿」に登録されている者もしくは同等の資格があると認められた者。

 なお、登録がない場合、第1次審査通過者のみに対して登録申請と同様の添付書類を提出していただきます。以下のホームページを参照し添付書類を確認してください。

ぐんま電子入札共同システム(外部リンク)

オ 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に該当しない者。

カ 群馬県建設工事請負業者等指名停止措置要綱に基づく指名停止期間中の者でないこと。

(2) 応募に対する制限

ア 応募1者につき、応募登録及び提案は1つとし、応募者が参加する企業からの重複参加は認められません。
イ 選定委員及び選定委員自らが経営又は役員、顧問を務める組織(大学、各研究機関等を含む)の現に所属する者が加わった場合は応募できません。
ウ 応募者は、構造、設備、その他専門家と共同提案若しくは協力者として提案することができます。この場合の共同提案者及び協力者は、3(1)応募資格者であることを要しません。また、重複参加も認められます。 

4 応募手続

(1) 応募書類の様式等の配布

ア 配布方法

 群馬県ホームページからダウンロードしてください。

イ 配布期間

 平成22年5月17日(月)~6月25日(金)

(2) 現地説明会

 平成22年5月26日(水) 午後1時30分より行います。

 説明会への参加を希望する場合は、平成22年5月24日午後3時までに事務局(群馬県県土整備部建築住宅課施設整備係)宛電子メールにて申し込んでください。あて先はgppmc@pref.gunma.jpで、件名は「説明会参加(精神医療センター)」とし、会社名又は参加者名のほか参加人数を必ずお知らせ下さい。参加は、一社3名以下でお願いします。参加状況によっては班ごとに説明を行う場合があります。

 なお、説明会への参加は、応募の要件ではありませんが、現地説明会以外では現地を見ることはできません。 
 現地説明会における詳細・注意事項については、別紙6 (PDF:35KB)を参照してください。

(3) 質疑

質疑がある場合は、下記のとおり質問書を提出してください。

ア 質疑受付締切
 平成22年5月31日(月)

イ 回答日・回答方法
 平成22年6月上旬 ホームページにて回答予定

ウ その他
 質疑がある場合は、別記様式1(EXCEL:19KB) に必要事項を記入の上、メールにて事務局(群馬県県土整備部建築住宅課施設整備係)宛ご提出ください。

5 応募登録

 設計者選定競技に応募しようとする場合は、登録が必要になります。

(1) 応募登録は、第1次審査及び第2次審査を通しての登録とみなします。
(2) 登録申請書(別記様式2 EXCEL:22KB) を作成し、電子メールにて送付してください。
 あて先はgppmc@pref.gunma.jpで、件名は「応募登録(精神医療センター)」としてください。
(3) 登録者に対して事務局(群馬県県土整備部建築住宅課施設整備係)から登録通知を電子メールで「登録番号」と共に送信します。(6月18日までに登録通知がない場合は、事務局に確認を行ってください。)
(4) 応募登録期間
 平成22年5月17日(月)から6月15日(火)午後5時まで

6 提案の内容及び提出方法

(1) 提案の内容

 応募者は、「2 概要(4)提案の内容」に沿って、本要項及び添付資料を基に自由に提案してください。

(2) 応募書類

ア 提出様式
 A2サイズ横使い、厚さ10mm以内のボード貼り1枚とし、ボードの材質は軽量なもので枠無し、色等は自由とします。また、A3サイズの縮小版カラーコピーを10部提出してください。

イ 登録番号の記載
 応募書類の右上隅に登録の際に事務局(群馬県県土整備部建築住宅課施設整備係)より通知された次の設計者選定競技登録番号(2cm×6cmの枠内)を記載してください。

ウ 必須記載事項
 「2 概要(4)提案の内容」に対する提案を自由に記載してください。ただし、次のものについては、必ず個別に記載のうえ、提出してください。

  1. 設計コンセプト
  2. 病棟内に配置されるエリア(管理エリア、急性期・回復期・社会復帰期・共用の各治療エリア)のゾーニング
  3. 病棟建設予定地の建物配置など敷地の利用計画
  4. 外観 

エ 紙質、表現方法

 自由とします。
 ただし、文字はA3サイズの縮小版で読み取れる大きさにしてください。
 なお、設計者が特定できるようなサイン等は記入できません。

オ 使用言語

 日本語とします。

(3) 提出先・提出期限

 応募書類は平成22年6月25日(金)午後3時までに、事務局(群馬県県土整備部建築住宅課施設整備係)に提出してください。(郵送等の場合も、同日同時までに事務局に必着のこと。)

(4) 提出方法

  • 持参、郵送または宅配便で提出してください。
  • 送料は応募者負担とし、送料が受取人払いのものは受領できません。
  • 郵送中の破損、遅延等については、主催者は責任を負いませんので提出については十分留意してください。

(5) 応募書類の取り扱い

  • 提出された応募書類は返却しません。
  • 提出された応募書類は、審査の必要上複製を作成することがあります。
  • 応募書類を公表する場合、作品の使用料は無償とします。また、名前を公表する場合があります。

7 審査方法

 提出された応募書類に基づき選定委員会が審査を行い、設計候補者を選出します。

(1) 選定委員会

 委員長 中山 茂樹 千葉大学大学院工学研究科教授
 副委員長 辻 吉隆 元厚生労働省大臣官房会計課施設整備室長
 委員 渡辺 辰雄 群馬県病院局長
 委員 武井 満 群馬県立精神医療センター院長
 委員 山崎 伸一 群馬県県土整備部建築住宅課長

(2) 第1次審査

ア 原則として匿名により審査を行います。
イ 審査結果は、速やかに、群馬県ホームページで公表します。
ウ 失格要件に抵触する応募作品を除く全作品について対象とし、設計候補者5者程度を選定します。

(3) 第2次審査(最終審査)

ア 第1次審査通過作品は一般公開します。
イ 公開プレゼンテーションの後、選定委員会とのヒアリングを経て、第2次審査(非公開)を行い、最優秀賞、優秀賞、及び佳作を選出します。
ウ 公開プレゼンテーションは1提案10分程度とします。
エ 審査結果は、群馬県ホームページで公表し、第1次審査通過者に対して文書により通知します。
オ 第1次審査通過者に対して追加書類(業務実施方針書他)を求める場合があります。
カ 公開プレゼンテーションについては、詳細を第1次審査通過者に通知すると共にホームページに掲載します。
キ 公開プレゼンテーションは、パワーポイントなどパソコンで行うものとし、その内容は提出した書類に限定することとします。また、模型などパソコン以外の資料は持ち込めません。ただし、提案書(またはその一部)を拡大したものは持ち込み可とします。 

8 費用の負担

 応募に要した費用は各応募者の負担とします。
 ただし、第1次審査通過の各提案者に対してて20万円を支払います。 

9 設計等の委託

(1) 最優秀者の作品等の取扱

ア 最優秀賞の受賞者(以下「最優秀者」と言います。)は、群馬県と随意契約する第1交渉権を有するものとします。
イ 最優秀者と群馬県が業務委託契約条件等で合意に至らなかった場合、あるいは最優秀者の応募提案が欠格事項に抵触し失格することが後日判明した場合は、その者との契約を結ばず、もしくは破棄して、優秀者の設計者と契約の交渉を行うこととします。
ウ 設計業務は、提案内容を反映しつつ、発注者と協議の上開始することとなるので、設計内容に一部変更がなされる場合があります。

(2) 特定された設計者の責務

ア 設計者選定競技により特定された設計者は、基本実施設計業務を実施するものとします。
イ 当該業務に直接関連する工事監理委託契約を当該業務の委託契約の相手方との随意契約により締結する予定があります。

(3) 業務委託料

 設計業務の委託契約料は、群馬県の定める方法により算出した額を上限とします。 

10 著作権等

  1. 著作権は応募者に帰属します。ただし、群馬県は使用開始後の群馬県立精神医療センターを修繕、模様替えにより改変、又は取り壊すことに対する権利を持つものとします。
  2. 著作権あるいは意匠権等に関する公的権利の確保は応募者自らの責任において行ってください。
  3. 当選作品、当選者と契約が成立しない場合は次点者の作品は、あらかじめ群馬県知事の承諾または同意を得た場合を除き、著作権を第3者に譲渡することができません。

11 失格要件等

 次の各号の一に該当する場合は失格とします。選定後に判明した場合にもまた同様とします。

(1) 応募登録をしていない者。
(2) 応募書類が提出期限を過ぎて提出されたとき。ただし、選定委員会に図り、特別な理由があると認められた場合を除く。
(3) 応募書類が、定められた仕様に違反しているとき。
(4) 応募書類に記名または応募者が特定できるようなサイン等が記入され、あるいは、第1次審査以前に応募書類を特定するような行為を行ったとき。
(5) 応募書類が第三者の著作権、意匠権等を侵害したとき。
(6) 応募登録における記載事項及び応募書類等に虚偽の記載があるとき。 

12 その他

 概算工事費は現時点におけるもので、今後の社会情勢、財政状況により増減する場合があります。
 追加資料がある場合は群馬県のホームページに随時追加しますので確認して下さい。
 なお、追加された資料は、本要項の修正あるいは追加とみなします。 

13 事業予定

  1. 設計 平成22年7月から平成23年1月まで
  2. 工事 平成23年3月から平成24年1月まで
  3. 開棟 平成24年2月

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