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平成30年度第45回群馬県公共事業再評価委員会議事録

更新日:2019年3月29日 印刷ページ表示

開催日時

平成31年3月19日(火曜日)13時30分~14時25分

開催場所

県庁舎28階 企業局第2会議室

議案審議

(議長)
事務局の説明のとおり、本日の対象議案は県が実施している4事業となっている。
本日の委員会の進め方は、重点審議事業を中心に審議していきたい。
重点審議事業については、事前にお知らせしたとおり
第1号議案「上信自動車道 吾妻西バイパス」
第3号議案「西毛広域幹線道路(高崎西工区)」に決定した。
本日は、この2事業を重点的に審議し、その他の事業は簡略な審議をしたい。

重点審議事業 第1号議案 上信自動車道 吾妻西バイパス

【議案書により説明】

質疑・応答

(委員)

事業費が30億円程度増額しているという話だったが、増額理由の工法の中で、まず確認したいのが直接基礎から杭基礎に変更になったのか。

(群馬県)
直接基礎から杭基礎に変更しています。

(委員)
それで10億円増額しているのか。

(群馬県)
2橋変更したため、10億円の増額になっています。

(委員)
だいたい1橋5億円ということか。

(群馬県)
そうです。

(委員)
杭基礎工法は鋼管杭か。

(群馬県)
深礎杭です。

(委員)
軟弱地盤対策はどういった改良方法なのか。

(群馬県)
中層混合処理工法というもので、大きな重機の先端に攪拌機を付けて、固化材を吹き出しながら地中で混ぜるというものです。

(委員)
説明の中では支持層の下に軟弱地盤があったということだったが、それは改良する必要はあるのか。

(群馬県)
支持層はありませんでした。当初は1.5メートルより下は改良する必要がないと判断していましたが、文化財調査を実施していく中で下の地盤から水が出ていることが判り、ボーリング調査の結果、軟弱地盤であることが判明しました。

(委員)
1.5メートルから9.5メートルの変更だがどうしてもやらなければならないのか。

(群馬県)
盛土構造であり重さが掛かるため、下をしっかりしないともちません。また、円弧すべり等の危険もあるためこのような対応となりました。

(委員)
費用便益分析について、費用は30億円の増額は反映されているということで良いか。

(群馬県)
そうです。

(委員)
便益の走行時間短縮便益のところで40億円ほど増額しているが、平成28年から平成30年の2年間の変化でそんなに増額するものなのか。実際は費用対効果分析(B/C)が1.0を下回っているのではないか。

(群馬県)
平成17年OD調査から平成22年OD調査に変更となり、競合路線の交通量が増加しているため、現道の便益が増額になっています。

(委員)
便益はこの路線だけではないのか。

(群馬県)
周りも含めて評価しています。

(委員)
2年の間にマニュアルの改定があったということですよね。

(群馬県)
マニュアルの改定がありました。

(委員)
40億円は相当な額である。費用対効果分析(B/C)の分子に関わってくることなので、取扱いを間違えると大変なことになる。

(群馬県)
先ほどのOD調査の変更の他に、基準年が2年間開通年度に近づいたということで、便益の現在価値の算出というものが開通年度に近づくだけで増加する仕組みになっている。

(委員)
表現上そうなのかもしれないが、市民の方が感じられる額なのか疑問である。

(委員)
評価方法については、今の区間だけではなくて八ッ場バイパスや総延長を含めているということなのか。

(群馬県)
バイパス部の狭い範囲だけでなく、算定している範囲は長野県境や南は高崎市境まで便益の対象範囲となっています。

(委員)
そういう解釈の仕方をするんですね。わかりました。

(委員)
完成は平成33年となっているが、事業費の進捗は半分程度である。大丈夫なのか。

(群馬県)
国に対して予算の確保を要望しています。

(委員)
現場打ちボックスカルバートとはどういったものか。

(群馬県)
下水道の側溝の逆さにして車や人が通るようなものです。

(委員)
現場打ちボックスカルバートを採用することでコストが安くなるのか。

(群馬県)
色々な手法がある中で現場打ちを採用することでコスト縮減を図っています。

(委員)
コスト縮減を図っても30億円は増額してしまうのか。

(群馬県)
そうです。

(議長)
それでは、第1号議案「上信自動車道 吾妻西バイパス」の対応方針を決めたい。原案としては、「事業継続」となっている。原案通り決定してよいか。

【異議なしの声】

(議長)
それでは原案通り決定する。

重点審議事業 第3号議案 西毛広域幹線道路(高崎西工区)

【議案書により説明】

質疑・応答

(委員)
用対効果分析(B/C)については、今後のことを考えても1.2程度で変わらないと考えているのか。

(群馬県)
計画も完全に固まったため、このまま変わらないと考えています。

(委員)
交渉が難航している地権者というのは大丈夫なのか。

(群馬県)
粘り強く交渉は続けていきますが、平行して事業認定や収用手続も視野に入れて検討しています。

(委員)
埋蔵文化財調査というものはいずれの公共事業でも費用が増額しているが、事前にはわからないものなのか。

(群馬県)
掘ってみると上信自動車道は何層にも渡って出てきたりしますので、どの程度出るかは掘ってみないとわからない。

(委員)
軟弱地盤は本郷工区という場所に集中しているのか。

(群馬県)
旧箕郷町では白川2号工区、白川1号工区、相の川工区、榛名白川右岸工区が軟弱地盤です。また、旧榛名町の本郷工区の、5工区が軟弱地盤となっています。施工延長的には、榛名白川右岸が110メートル、相の川が180メートル、白川1号が80メートル、白川2号が120メートル、本郷が240メートルとなっています。

(委員)
調査の段階では把握できないのか。

(群馬県)
そうです。

(議長)
それでは第3号議案「西毛広域幹線道路(高崎西工区)」の対応方針を決めたい。原案としては、「事業継続」となっている。原案通り決定してよいか。

【異議なしの声】

(議長)
それでは原案通り決定する。

この2事業をもって、重点審議事業の審議は終了した。
続いて、重点審議事業以外の事業について審議する。

第2号議案 上信自動車道 吾妻東バイパス2期

質疑・応答

(委員)
事業期間が平成26年から平成37年に伸びているが、全体事業費は同じで良いのか。

(群馬県)
今のところ用地買収も進んでおりませんので、後でもう1回精査させていただければと思います。

(議長)
それでは第2号議案「上信自動車道 吾妻東バイパス2期」の対応方針を決めたい。原案としては、「事業継続」となっている。原案通り決定してよいか。

【異議なしの声】

(議長)
それでは原案通り決定する。

第4号議案 西毛広域幹線道路(高崎工区)

質疑・応答

(委員)
第3号議案との関連は。

(群馬県)
隣の工区になります。第3号議案より第4号議案の方が前橋寄りの工区になります。

(議長)
それでは第4号議案「西毛広域幹線道路(高崎工区)」の対応方針を決めたい。原案としては、「事業継続」となっている。原案通り決定してよいか。

【異議なしの声】

(議長)
それでは原案通り決定する。

(議長)
これで議案審議を終了する。
群馬県公共事業再評価委員会運営要領第14条により、名簿以外に公表を差し控える資料はあるか。

【特になしの声】

(議長)
それでは、本日の委員会資料のうち、公表を差し控える資料は「なし」とする。
以上で、「議事」は終了した。進行を、事務局に返す。

(事務局)
以上をもちまして本日は閉会とします。
委員の皆様には、長時間にわたり御審議を頂きありがとうございました。

閉会

(14時25分)