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JETRO(日本貿易振興機構)ハノイ事務所 ベトナム現地レポート2020年2月

更新日:2020年3月10日 印刷ページ表示

ベトナムでのお仕事

 ジェトロハノイ事務所は、事前にお申込いただいた、日本からハノイに出張された企業様や商工団体のお客様、時には大学のゼミ研修として来られた大学生の方々などに、ベトナムの一般経済概況などをブリーフィングしております。新型コロナウィルスの影響もあり、ベトナムへの出張自体のキャンセルも相次ぎましたが、予定通り事務所にお越しになる方々もいらっしゃいました。

 私が担当した団体の中に、群馬県内の大学もありました。学生たちから出身を聞き、群馬県以外の出身者がとても多いことに驚きました。一通り講義を終えた後、質問の時間を取ったのですが、「ベトナムの中央指導部は出身地域でバランスを取っているのか」とか「企業の中の女性リーダーの比率は」とか「ものづくりの現地調達率は点数ベースか、金額ベースか」など突っ込んだ質問をいただき、日ごろから物事をよく考え、勉強しているなと感心したのと同時に、自分自身の学生時代を振り返り、反省しました。他にも、「駐在員としての心得はなにか」とか「ベトナムで最も大変だった出来事は」とか「海外で仕事をする場合、どの程度の英語力が必要か」などの質問もあり、私なりによく考え、回答した次第です。

 私は大学時代に海外に行ったことがなかったため、彼らのように学生の時に国内だけでなく海外に目を向けられる機会が得られるということは、非常によいことだと思いました。

 写真は講義風景の一場面です。私が群馬県に帰任した後、新たな視点を持ち、さらにたくましくなったであろう彼らと再会できるのを楽しみにしています。

ブリーフィングの写真

グルメ

 ベトナムでは雷魚を食べます。ハノイの伝統料理にチャーカーというものがありますが、まさに雷魚の料理です。ぶつ切りにした雷魚に下味をつけ軽く素揚げし、それからフライパンで香草と一緒に炒めます。実はそれだけでは料理は完成したとは言えません。炒めた雷魚と香草をお椀にとり、ブン(白く細い麺)を入れ、お好みで砕いたピーナッツや輪切り唐辛子、ネギをまぶし、そのあと、ヌクマム(魚醤)やマムトム(エビを発酵させた塩辛いソース)をかけて出来上がりです。ベトナム人でも好き嫌いが分かれる料理らしいです。値段もやや高めで10万ドン~15万ドン(500円~750円)程度です。

チャーカーの写真

生活

 ベトナムの人口は、2030年には1億人を超えると言われております。そして、首都ハノイも同様に、観光地を中心にたくさんの人で賑わっています。

 ハノイには旧市街という観光スポットがあり、もちろん日本からの観光客も多いのですが、それ以上に欧米人に人気のスポットです。そこでは、『ノンラー(ベトナムの伝統的な帽子)』や『コーヒー豆』『プラバック』を販売するお土産屋だけでなく、ベトナム風のおしゃれな喫茶店やフォーやバインミー等を提供する飲食店も所狭しと、ひしめき合っています。

 夜はまた様相を変えます。部分的に歩行者天国となり、人であふれかえります。写真は夜の旧市街の一場面です。私は人が多いところが好きではないため、ほとんどこのような場所には行きませんが、賑やかな場所が好きな人には魅力的かもしれません。

旧市街の写真