本文
「群馬県再犯防止推進計画(仮称)」素案に関する意見の募集結果について
更新日:2019年2月18日
印刷ページ表示
県では、「群馬県再犯防止推進計画(仮称)」素案について、平成30年12月17日から平成31年1月15日までの1か月間(30日間)、郵便、ファクシミリ、電子メールにより、広く県民の皆様から意見の募集を行いました。
この度、寄せられましたご意見(延べ19件)及びそれに対する県の考え方を下記のとおり取りまとめましたので、公表いたします。
今回、ご意見をお寄せいただきました方々のご協力に厚く御礼申し上げますとともに、今後とも、県行政の推進にご協力を賜りますようお願い申し上げます。
政策等の題名
「群馬県再犯防止推進計画(仮称)」素案
意見の提出数
合計 7通
(電子メール 6通、ファックシミリ 1通)
(意見の延べ総数19件)
意見の採択により改正した箇所の有・無(有の場合はその概要)
有(『「群馬県再犯防止推進計画(仮称)」素案に関する意見募集結果の反映状況について』のとおり)
提出された意見の概要及び意見に対する考え方
全般
番号 | 意見の概要 | 意見に対する考え方 |
---|---|---|
1 | 趣旨に賛同する。地域社会の理解を求める活動も必要だと思う。 | ご意見を踏まえ、支援に取り組んでまいります。 |
第1章 計画の基本的な考え方
番号 | 意見の概要 | 意見に対する考え方 |
---|---|---|
2 | 県計画の基本方針と重点課題が、国の計画と比較して、現実に即したものに絞り込まれており、また基本方針と重点課題の項目が重要性が高いものから並べられており、非常に良いと思う。 | ご意見を踏まえ、支援に取り組んでまいります。 |
第2章 重点課題ごとの取組
項目 | 番号 | 意見の概要 | 意見に対する考え方 |
---|---|---|---|
【重点課題2 民間協力者の活動の促進、広報・啓発活動の推進のための取組】1.民間協力者の活動の促進 | 3 | 「教誨師による宗教上の儀式行事など」の文言を、「教誨師による宗教上の儀式行事及び教誨等」とすることが適当である。 | ご意見を踏まえ、原案を「教誨師による宗教上の儀式行事及び教誨等」に修正いたしました。 |
【重点課題3 就労・住居の確保への取組】 1.就労の確保 | 4 | 犯罪や非行をした人たちが、刑事司法関係機関を離れる際、就労できない事例について、処遇を多角的に検討するシステム(処遇担当職員が参加する連携会議)の構築が必要と考える。 | 今後の検討課題としてまいります。 |
5 | 障害者や高齢者等、市町村の関与が多い事例については、市町村の連携会議に直接送付することもできると考える。 | 今後の検討課題としてまいります。 | |
6 | 再犯を防止するには、働き口を確保し、生活を安定させることが重要である。協力雇用主の評価を高め、新たな雇用主になってくれる人を探す働きかけをすることに賛成である。 | ご意見を踏まえ、支援に取り組んでまいります。 | |
【重点課題3 就労・住居の確保への取組】 2.住居の確保 |
7 | 再犯をしない環境づくりをするために、落ち着ける住居があることが大切である。県営住宅に優先的に入れるようにする配慮をすること、住宅の供給促進をすることに賛成である。 | ご意見を踏まえ、支援に取り組んでまいります。 |
8 | 「※参考指標」を暦年で整理し、「基準値17%(平成29年度)」を、「基準値42人・11.8%(平成29年前橋刑務所出所者(足利拘置支所を除く。))」とすべきである。 | ご意見を踏まえ、原案を「基準値 42人・11.8%(平成29年前橋刑務所出所者(足利拘置支所を除く。))」に修正いたしました | |
【重点課題4 保健医療・福祉サービスの利用の促進のための取組】 1.高齢者又は障害のある人への支援 | 9 | 「平成28年中の刑法犯検挙人員4,063人のうち、65歳以上は837人・20.6%」とあるが、高齢者の男女別の人数及び罪名の割合も記載するのがよいと思う。 | ご意見を踏まえ、原案を「平成28年中の刑法犯により検挙された4,063人のうち、65歳以上の高齢者は837人・20.6%(内訳:男性578人、女性259人)であり、多い罪名では、男性の窃盗(万引き)が210人・36.6%、暴行が121人・20.9%、女性では窃盗(万引き)が179人・69.1%、暴行が16人・6.2%となっています。」に修正いたしました。 |
10 | 刑事司法の手続が終わった後に、息の長いきめ細かな支援が実施できるよう、刑事司法手続き中に事前準備を充実させることが重要である。よって、「刑事司法の各段階における高齢又は障害の状況の把握ときめ細かな支援を実施するための体制」を、「刑事司法の各段階において、障害の有無やその程度、生育歴や生活状況、社会資源の有無やその内容などを把握し、それを適切に集約して社会復帰後のきめ細かな支援に結び付ける体制」とすることが適当である。 | ご意見を踏まえ、原案を「刑事司法の各段階における高齢又は障害の状況の把握と、それを適切に集約して社会復帰後のきめ細かな支援に結び付ける体制」に修正いたしました。 | |
11 | 「矯正施設退所者」の文言を、国の再犯防止推進計画に合わせ、「矯正施設出所者等」とすべきである。 | ご意見を踏まえ、原案を「矯正施設出所者等」に修正いたしました。 | |
12 | 利用できる福祉サービスがあっても、利用対象者に届いていないのが現状であるため、現在あるサービスを最大限に利用できるよう、関係機関との連携を強化することに賛成である。 | ご意見を踏まえ、支援に取り組んでまいります。 |
第3章 再犯防止支援の流れ
番号 | 意見の概要 | 意見に対する考え方 |
---|---|---|
13 | 枠内の文字が表示しきれていない箇所が多数あるため、すべての文字が表示されるよう修正すべきである。(同様の意見1件) | ご意見を踏まえ、表示について、再確認をいたしました。 |
14 | 「保護観察所」から「更生緊急保護」への矢印について、「法務少年支援センター」との関係が必須ではないので、「法務少年支援センター」を避けるように矢印の線を引いていただきたい。 | ご意見を踏まえ、原案の「保護観察所」から「校正緊急保護」への矢印線を、「法務少年支援センター」を避けるよう引き直しました。 |
15 | ダルクについて、現在は「住居」に位置付けられているが、相談先にも該当すると思われるので、検討していただきたい。 | ご意見を踏まえ、原案の位置付けを修正いたしました。 |
資料編
番号 | 意見の概要 | 意見に対する考え方 |
---|---|---|
16 | 「新受刑者中の2年以内再入者数及び2年以内再入者率」を暦年で整理し、「(出典:前橋刑務所調査)基準値102人・36%(平成29年度)」を、「(出典:法務省調査)基準値44人・16.5%(平成29年犯時群馬県居住者)」とすべきである。 | ご意見を踏まえ、原案を「(出典:法務省調査)基準値44人・16.5%(平成29年犯時群馬県居住者)」に修正いたしました。 |
17 | 「出所受刑者の2年以内再入率」を暦年で整理し、「(出典:前橋刑務所調査)基準値26%(平成27年度出所受刑者)」を、「(出典:法務省調査)基準値27.1%(平成28年前橋刑務所出所者)」とすべきである。 | ご意見を踏まえ、原案を「(出典:法務省調査)基準値27.1%(平成28年前橋刑務所出所者)」に修正いたしました。 |
18 | 「前橋刑務所における高等学校卒業程度認定試験の受験者数、合格者数及び合格率」は、一部科目のみを合格した者も合格者数に含まれていることを御承知おきいただきたい。 | ご意見を承りました。 |