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研究企画係の業務紹介

Gunma Prefectural Institute of Public Health and Environmental Sciences


研究企画係

  研究企画係では、県内企業・大学などと積極的に以下のような共同研究を実施しています。

研究テーマ:公衆衛生・医科学分野

  1. ウイルス感染とウイルス受容体発現との相互関係に関する研究

  ライノウイルスの受容体である、Intercellular adehesion molecules(ICAM-1)を発現する培養細胞を用いて、ウイルス感染とウイルス受容体発現との相互関係について解析することを目的とする。
(群馬大学医学系研究科・国立感染症研究所との共同研究)

      
  1. 網羅的検出方法(RDV法)による不明呼吸器感染症の解析

  原因不明の急性呼吸器感染症 (ARI)患者において、Rapid determination system of viral nucleic acid sequences (RDV)法を用い、網羅的な遺伝子解析によるARIの病原体(ウイルス)を明らかにすることを目的とする。
(国立感染症研究所・山形県衛生研究所との共同研究)

  1. 麻疹ウイルス流行株の主要ゲノムに関する分子疫学解析及び麻疹ウイルス遺伝子迅速診断法の開発に関する研究

  種々の麻疹ウイルスの主要ゲノムにおける塩基配列及びアミノ酸配列を基盤とした分子疫学解析を行い、詳細なウイルス学的性質を明らかにすることを目的とする。また、迅速かつ高感度な麻疹ウイルス診断法の開発を行う。 
(国立感染症研究所との共同研究)

  1. PCR法を用いたレジオネラ生菌の検出方法の確立

  温浴施設の検体から、定量PCR法によるレジオネラ菌を検出する方法は、迅速な検査方法として有用であるが、死菌も検出することから、感染リスクの評価において培養方法と必ずしも一致しない。そこで、Ethidium monazide(EMA)を用いて選択的に死菌の染色体DNAを切断し、感染リスクを左右する生菌のみ検出するPCR法を確立し、温浴施設の汚染状況を把握する方法について検討する。
(国立感染症研究所との共同研究)

  1. 群馬県におけるツツガムシ病の遺伝子学的診断法の確立および分子疫学に関する研究

  血清学的診断法(IF法)による診断が困難なツツガムシ病の遺伝学的診断法の確立と、検出されたツツガムシ病病原体遺伝子の分子疫学解析を行うことを目的とする。
(吾妻郡医師会との共同研究)

「有機リン」系農薬の慢性毒性について

 2006年6月、群馬県では、全国に先駆けてラジコンヘリコプターによる農薬の空中散布の自粛を関係団体に要請しました。 このことにより、今年度は有機リン系農薬の使用を控えることとなり、また、今後は有機リン系農薬に替わる新たな農薬に切り替えていく方針となりました。衛生環境研究所では、有機リン系農薬の慢性毒性についても研究を実施しています。有機リン系農薬は、農耕地のみならず、公園や街路樹などにも広く使用されており、近年、この有機リン化合物による慢性毒性(低濃度の長期反復暴露)が問題視されてきています。この慢性毒性により、頭痛、注意力の低下・散漫などの症状を示すばかりか、言語障害や視覚障害のような神経症状まで引き起こすことが報告されています。

 衛生環境研究所は、有機リン系の慢性毒性について、これまで青山内科小児科医院などと共同で調査・研究を実施してきました。今回、小澤所長は、これまでの研究結果や他の報告を鑑みたことにより、「予防原則」に基づいた意見書を庁議において提出しました。今回の自粛要請は、この意見書を受けて群馬県知事が英断を下したものです。

有機リン系化合物に関するこれまでの研究結果の要約

 有機リン系農薬であるフェニトロチオンは、実験室内における実験においてPC12細胞の神経様突起の伸張を抑制する作用が見られた。

リンパ球などの免疫担当細胞の免疫反応が撹乱されてしまう場合がある。

体内に取り込まれた有機リン系農薬を代謝する酵素(PON1)の活性が低下している患者が多い。 

研究テーマ:環境分野

  1. シックハウス症候群の病態解明に関する研究

  近年、シックハウス症候群による健康被害が社会的問題になっている。特に建材などに含まれるホルムアルデヒドや有機リン系物質のような有機化合物はさまざまな障害を引き起こし、本疾患の主たる要因と考えられている。当所では健康被害を未然に防止するための一助として、本疾患の病態解明に関する研究を行っている。

民間企業および大学との研究

  1. 電解水による微生物制御およびアレルゲンの変性効果に関する臨床研究

  電解ミスト機能を搭載した空気清浄機の室内環境改善効果によって、通年性アレルギー性鼻炎の症状を緩和し得るか否かについて臨床的に検討する。    
(三洋電機株式会社との共同研究)

  1. 循環式浴槽における衛生管理手法の検討

  循環式浴槽のレジオネラ症の防止対策として、問題となる濾過器の開発および殺菌消毒  システムの開発を行う。
(ヤマト株式会社との共同研究)

  1.   自動車由来の粒子状汚染物質による環境負荷の積算

自動車から排出される種々の粒子状汚染物質(ブレーキダスト、タイヤダストなど)が環境に及ぼす負荷を評価し、自動車のローエミッション化を促進することを目的とする。
(中央大学・曙ブレーキ(株)との共同研究)


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