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新しい河川環境の評価方法
更新日:2019年12月4日
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新しい河川環境の評価方法(群馬県版水環境健全性指標)について
これまで河川環境は水質で評価することがほとんどでした。ところが、最近ではみなさんの河川環境に対する関心が高まり、水質の良否 = 河川環境の良否といえなくなってきています。これは、河川環境は水質のみでなく、生物や植物、水辺などの様々な視点から成り立っていて、それぞれの地域にふさわしい河川環境が求められているからだと思います。
そして、地域住民や河川利用者の方々が河川環境を評価することができれば、その河川の特徴を知ることができ、よりよい河川環境を創造・保全できると考えています。
そこで、群馬県衛生環境研究所では、だれでも簡単に、様々な視点から河川環境を評価することができないかと考え、新しい河川環境の評価方法(群馬県版水環境健全性指標)を作成しました※注)。
※注)環境省、(社)日本水環境学会が提案した指標を基に作成しました。
評価方法
- 河川を「自然なすがた」、「ゆたかな生物」、「水のきれいさ」、「水辺環境」、「地域とのつながり」の5つの視点(評価軸)から評価します。
- 評価項目が記載された調査票を使用し、項目毎に1点~5点の点数を付けます。
調査票は通常版と子ども版があります。どれでもご自由にお使いください。
- 採点のとりまとめを行います。評価結果の作成方法はこちら
- 評価結果は下のようなグラフで表すことができます。
評価結果
評価内容(誰でも簡単にできる内容です。)
- 簡単な水質検査を行います。
- 水の色や濁り、におい、川の周りの景色や護岸なども観察します。
- 水生生物や魚、鳥の観察もします。
実際の調査
当所が実施した河川環境調査の詳細をまとめました。
→「河川環境調査を実施しました」
この評価方法に興味のある方や私たちと一緒に河川環境を評価したい方は、下記連絡先に連絡いただけると幸いです。
【連絡先】前橋市上沖町378 群馬県衛生環境研究所 水環境係 電話027-232-4881