ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 農政部 > 農業技術センター > 病害虫発生予察情報 第10号(令和4年1月予報)

本文

病害虫発生予察情報 第10号(令和4年1月予報)

更新日:2022年1月7日 印刷ページ表示

病害虫発生予察情報 第10号(令和4年1月予報)(PDFファイル:119KB)

予報の概要

予報の概要一覧
作物名 病害虫名 対象地域名 発生時期 発生量
施設果菜類 アブラムシ類 施設栽培地帯全域  
コナジラミ類 施設栽培地帯全域  
灰色かび病 施設栽培地帯全域  
トマト 疫病 施設栽培地帯全域  
イチゴ うどんこ病 施設栽培地帯全域  
ハダニ類 施設栽培地帯全域   やや多

発生時期の空欄は、既に発生期間になっていることを示す。

主な病害虫の発生予報

1) イチゴ

うどんこ病
発生地域 発生時期 発生量
施設栽培地帯全域  

1 予報の根拠

  1. 現在までの発生量は平年並であるが一部でやや多い。
  2. 今後1か月の気象予報(1月6日発表)によると、平年に比べ晴れの日が少なく、平均気温は平年並の確率40%、降水量は平年並または多い確率ともに40%、日照時間は平年並または少ない確率ともに40%である。

 《発生しやすい条件:好適温度20度前後。乾燥、多湿のいずれの状態でも発生する。》

2 防除上注意すべき事項

  1. 多発してからの薬剤散布では防除効果が劣るので、初期防除を徹底する。
  2. 薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避ける。また、薬剤散布は葉裏まで薬剤が十分かかるよう丁寧に行う。
  3. 被害茎葉、果実は伝染源となるため速やかに除去し、施設外に持ち出して適切に処分する。
ハダニ類
発生地域 発生時期 発生量
施設栽培地帯全域   やや多

1 予報の根拠

  1. 現在までの発生量は平年並であるが一部でやや多く、増加傾向である。
  2. 今後1か月の気象予報(1月6日発表)によると、平年に比べ晴れの日が少なく、平均気温は平年並の確率40%、降水量は平年並または多い確率ともに40%、日照時間は平年並または少ない確率ともに40%である。

 《発生しやすい条件:生育適温20~30度で、晴天が続き乾燥条件の場合。》

2 防除上注意すべき事項

  1. 発生量が高密度になると防除が困難となるので、早期発見及び早期防除に努める。
  2. 薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避ける。また、薬剤散布は葉裏まで薬剤が十分かかるよう丁寧に行う。
  3. 感受性が低下している薬剤もあるため、効果のある薬剤をよく確認して薬剤散布を行う。
  4. 天敵を導入しているほ場では、薬剤散布の際に天敵に影響の少ない薬剤を選択する。

その他の病害虫の発生予報

その他の病害虫の発生予報一覧
作物名 病害虫名 発生時期 発生量 特記事項
施設果菜類 アブラムシ類   現在までの発生量は平年並。
コナジラミ類   現在までの発生量は平年並。
タバココナジラミは、トマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)、ウリ類退緑黄化ウイルス(CCYV)を伝搬するため、施設内に黄色粘着板を設置するなど、早期発見に努める。
灰色かび病   現在までの発生量は平年並。
低温時の多かん水を避け換気を行う、循環扇や暖房機を用いた通風を行うなど、施設内の適切な湿度管理に努める。
トマト 疫病   現在までの発生量は平年並。
被害茎葉、果実は伝染源となるため速やかに除去し、施設外に持ち出して適切に処分する。

農業技術センターへ戻る

発生予察情報一覧へ戻る