ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 農政部 > 水産試験場 > 筋子&イクラの作り方

本文

筋子&イクラの作り方

更新日:2019年10月24日 印刷ページ表示

 キャッチ&リリースを心がけている方にも是非一度試して欲しいのがニジマスの筋子とイクラ作りです。秋(春の場合も希にある)に卵でお腹のふっくらとした大きなメスが釣れたら幸運です。この卵から筋子やイクラを作ってみましょう。
 基本的な作り方をお話しますので、後は皆さんの好みで、醤油、みりん、日本酒などを添加したり、いろいろ工夫してみて下さい。

 ニジマス、ヤマメ、サケなどのサケ科魚の卵は、当初は袋状の膜に包まれた状態ですが、成熟後期になると1粒1粒がバラバラになります。前者を塩漬けするものを筋子、後者を塩漬けするものをイクラとして説明を進めます。
 先ずは腹を割き、どちらの状態か確認し以下の順に作ってみて下さい。
 ただし、イクラの場合、お腹の中でバラバラになってから時間が経過しすぎた過熟卵(卵の半透明な部分とオレンジ色の部分とが分離している)は加工に適さなくなりますので諦めた方が賢明でしょう。

1 筋子の場合

(1)1%の食塩水(水1リットルに食塩10グラムを溶かす)を容器に作り、その中で卵塊に付いた血液を洗い落とし、ザルに移して水切りを軽くします。

(2)卵塊をビニール袋に入れ、卵塊の重さの5%の食塩をその中に振りかけ、軽く擦り込み、30分位静置します。

卵塊をビニール袋に入れる様子写真

(3)卵塊をザルに移して30分位水切りをしてできあがり! 冷蔵庫で保存します。

2 イクラの場合

(1)1%の食塩水(水1リットルに食塩10グラムを溶かす)を作り、ザルに入れた卵に注いで血液を洗い落とし、水切りをします。

(2)卵膜を柔らかくするため沸騰した鍋に卵を数秒間入れ、ザルにあけます。(写真下)

沸騰した鍋に卵を入れる様子写真

(3)自然にさました後、容器に移し卵の重さの3%の食塩を振りかけ、ときどき軽くかき回して30分間その状態を保ちます。

(4)卵をザルに移して30分位水切りをすればできあがり! 冷蔵庫で保存します。(写真下)

卵をザルに移して水切り様子写真

水産試験場トップページへ戻る