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リポーター番号19 八田信江さん(伊勢崎市)のページ12


◇ 「世界遺産ミーティング・イン・伊勢崎」に参加して(7月6日 伊勢崎市)

伊勢崎で行われた世界遺産ミーティング 県下では「富岡製糸場」をめぐって、「世界遺産」がにわかに脚光を浴びています。県は富岡製糸場などを世界遺産に登録する活動を県民の皆さんと考える「世界遺産ミーティング」を県内11カ所で実施しています。
 その一つ、伊勢崎市での「世界遺産ミーティング」は、7月6日、いせさき明治館で開かれました。

 これまで、世界遺産はどこか遠い存在でしたが、このミーティングに参加して、その認識を改めなくてはと感じました。法隆寺地域の仏教建造物、古都奈良の文化財、古都京都の文化財、姫路城、日光の社寺・・・…。旧官営富岡製糸場が、こうした日本を代表する著名な文化遺産に、仲間入りできるかもしれない貴重なものであることも、初めて知りました。明治5年、フランス人技師によって完成されたこの美しいレンガの建物は、日本が世界一の生糸生産国になる原点だったのですね。

伊勢崎での世界遺産ミーティング
会場になった「いせさき明治館」の外観
ロケーションを生かした討議


 この日は3人の世界遺産伝道師の皆さんが出席し、スライドを使って富岡製糸場について解説。「明治政府が建築した最初の近代産業施設」「アジアの近代化・工業化の原点」「西欧の近代技術の現地化を象徴」「明治初期の官営工場がそのまま残る唯一の施設」と、世界遺産登録を推進する理由が紹介されました。

 興味深かったのは、「製糸」の前後にある「養蚕」、「織物」に関する産業文化財が、一連の遺産と位置付けられていることです。独特の構造をもつ養蚕農家、のこぎり屋根の織物工場などです。これを知って、がぜん世界遺産が身近なものになりました。
 伊勢崎もかつては銘仙で全国に知られ、市の南部地域には養蚕農家群が見られます。わが郷土も、世界遺産になんらかの形で連なることができるかも・・・・・・と思うと、地域の文化遺産にもっと目を向けなければと思いました。

伊勢崎での世界遺産ミーティング
雰囲気のある洋風窓
養蚕農家の所在地をプロットした地図で説明


 会場となった「いせさき明治館」も、明治期に医院として建てられた木造洋風建築で、現在は市指定重要文化財。洋の外観、和の造作で、なつかしく心地よい風情です。かつての診療室や薬局、待合室が残る建物のあちこちの部屋を使って、全体会議や班別討議が行われ、洋風の大きな窓から差し込む光に包まれて、実り多い2時間を過ごしました。


八田信江さんのこれまでのリポート

◇ 「女の自立 男の自立」落合恵子さんの講演より(2005年6月26日 伊勢崎市)
◇ 座して見る花菖蒲も風流/旧秋元別邸で「花菖蒲お座敷鑑賞会」(2005年6月21日 館林市)
◇ 古楽器「クラヴィコード」の音色、ご存知ですか?(2005年5月28日 太田市)
◇ 豪農屋敷で「能に親しむつどい」(2005年5月15日 伊勢崎市)
◇ 心を澄ませて香りを聞く/相川考古館で香遊び(2005年5月5日 伊勢崎市)
◇ 春の花レポート伊勢崎編(2005年4月27日 伊勢崎市)
◇ 明治の洋館、市民の集いの場に(2005年4月23日 伊勢崎市)
◇ 上州の地酒が勢ぞろい、「群馬のお酒フェスタ」(2005年4月22日 伊勢崎市)
◇ 伝統文化、次の世代へ/伊勢崎茶道会が大茶会(2005年4月3日 伊勢崎市)
◇ 揺れる明かりのなかで、夜の茶会(2005年3月26日 桐生市)
◇ 骨董市は現代人のオアシス(2004年6月5日 桐生市)


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