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リポーター番号81 成田裕美子さん(太田市)のページ101
◇ 市立尾島中学校の音楽フェスティバル(10月27日 太田市)
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10月27日、太田市立尾島中学校(校長:富田栄作、生徒数:461人)で、年間行事となっている「音楽フェスティバル」が行われました。
例年は、午後から始めて半日で終わっていましたが、今年は地域住民も参加し、1日使っての音楽会です。そのいきさつについて校長先生にお伺いしました。
―勉強はもちろん学校で教えますが、子どもは地域の人たちと一緒に育てていくことが大切だと思います。そのためには地域住民の方に学校へ来ていただくことも必要です。
それと午前中に授業をしても午後からの音楽発表が気になり、授業に身が入らないと思うのです。今年、尾中へ着任したのをきっかけに、1日かけて音楽会をやることにしました。そこで地域住民で出演していただける団体にお願いしたのです。すると3団体が参加してくださることになりました……。
♭第一部♭
最初に吹奏楽部の演奏がありました。曲目は「一晩中踊り明かそう」「SING
SING SING」「IN THE MOOD」です。かなり大人の雰囲気が漂う演奏でした。
次に音楽を選択している生徒の合奏です。1年、2年、3年、それぞれ20人くらいの生徒が日ごろの練習の成果を発表しました。音楽を選択している生徒にとって唯一の発表の場だということですから、練習が実を結んだのではないでしょうか。
♭第二部♭
フェスティバルのメインの「校内合唱コンクール」には、学年ごとに金賞、銀賞が与えられます。出演順に曲名と順位を書いてみます。
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どのクラスも賞を目指して練習を積んできたことがうかがえる合唱でした。学年別に考えてみると、やはり3年生の表現力は群を抜いていて「よくここまで完成させた」と思う出来栄えです。1年生と2年生は、来年、再来年とさらに成長した合唱を聴かせてくれるに違いありません。
各クラスの発表が終わったあと、3年生による全体合唱がありました。曲は『大地讃頌』です。この曲は中学生、高校生の合唱コンクールの定番ともいえるほどよく耳にします。
160人の3年生が観客の前にずらりと並び、それだけで壮大な音楽が繰り広げられる予感がします。並び終わるまで息を詰めて見ていると、いよいよ指揮者の右手が振り下ろされました。
♪母なる大地のふところに〜
全員の声が迫ってきました。
♪われら〜人の子の 喜びはある
男子パートを追いかけるようにアルト、ソプラノがかぶさっていきます。
♪人の子ら〜 人の子ら土に感謝せよ
バス、テノール、アルト、ソプラノと四つのパートが重なっていき、大きく盛り上がる聴かせどころです。男子パートが主旋律を歌っているので、大地にずっしりと根を下ろしている重量感があります。
その後は全体合唱が多くなり、壮大なメロディーにのせて歌い上げました。
歌声は体育館じゅうに響きわたり、聴衆を感動の渦に巻き込んだのです。3分くらいの曲ですが、土を讃える歌がなぜこれほどまでに胸を打つのでしょう。

この曲について少し調べてみました。
それまでは外国の曲だと思っていたのですが、1962年に日本人によって作られたものでした。作詞:大木惇夫、作曲:佐藤眞、混声合唱組曲「土の歌」の最終楽章(第7楽章)が『大地讃頌』だということが分かりました。混声合唱のためのカンタータ(大規模な声楽曲)の一部だったのです。いつか第一楽章から聴いてみたいと思います。
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♭第三部♭
職員、地域住民の合唱や合奏です。
最初は音楽の森先生のトランペットの演奏でした。曲目は「トランペット吹の子守歌」と「亜麻色の髪の乙女」です。ふだんソロでは聴く機会が少ない楽器なので、興味深く拝聴しました。
地域住民の出演は、最初が「東毛吟詠会」による独吟と剣舞です。直に見る機会が少ない芸能なので観客は興味深そうでした。
次に「コール・アッサイ」という女性コーラスグループが登場しました。演目は『少年少女のためのメルヘン/合唱組曲「星の絵本」より』です。澄んだ歌声にやすらぎを覚えました。
最後は「上州龍の子和太鼓会」による演奏です。このグループは平成13年4月に聴覚障害者を中心に発足し、週2回の練習に励んでいるということです。
練習の仕方は「音の振動を体で感じ、仲間のバチさばきをよく見て合わせて叩く、という方法ですから、時間と努力が必要です」と関係者の方から説明がありました。
この演奏を聴いた聴衆から、惜しみない拍手(手を上げて手首を振る)が送られました。
さまざまな音楽を聴かせていただき、心に潤いを与えられた1日でした。