vol.7

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臭気対策について

~畜産経営農家の皆さんへ~

vol.7


樹木植栽による悪臭対策事例について

 畜産経営体からの臭気対策として、樹木の植栽による悪臭対策があります。畜産の臭気は、多種多様、低濃度、広範囲への拡散、一過性といった特徴があり、それが悪臭対策を難しくしています。

 樹種による能力の違いはありますが、樹木にはアンモニア等の悪臭物質を吸着、拡散防止する能力があることがわかっています。畜舎の脇や、敷地境界線に面した場所に樹木の植栽を生垣として設置することで、アンモニアなどの臭気成分の除去が期待できます。そのほか物理的な効果として、羽毛や粉塵の除去、鳴き声などの騒音防止効果も期待できます。また、生垣をある程度高く設置することで、臭気を人間の鼻より上にあげてしまう煙突効果もあります。心理的な効果としては、緑があることによる自然、やすらぎなどのよいイメージを周辺の人々に与えるとともに、隣地との区切りをはっきりさせる効果があります。

畜舎と道路の境界線に設置した例(サンゴジュ)

畜舎と道路の境界線に設置した例(サンゴジュ) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実際に植栽をしている農家の例を示します。畜舎と道路との境界線上に生垣を設置することで、目隠し、粉塵防止、騒音防止等の効果も期待できます。しかし、設置に対しては、畜舎環境の日照、通風等が悪くならないようにすることや景観の面からも剪定や消毒も必要です。

堆肥発酵施設と道路の境界線に設置した例(サザンカ)
堆肥発酵施設と道路の境界線に設置した例(サザンカ) 

 

 

 

 

 

 

 

 たい肥舎や発酵施設の周囲に植樹する場合には、目隠し効果と煙突効果による臭気拡散も期待ができます。そのためには、一重の生け垣ではなく、千鳥植えや二重以上の植栽とするとともに、ある程度の高さを必要とします。また、針葉樹はアンモニアに弱いので、アンモニア濃度が高い臭気に生垣がさらされる場合は、樹種の選定に注意が必要です。

農場と民家との境界線上に設置した例(サザンカ)

農場と民家との境界線上に設置した例(サザンカ) 

 

 

 

 

 

 

 

 臭気対策の基本は畜舎の清掃、ふん尿の速やかな分離と処理ですが、それらの対策の努力は、周辺の人たちになかなか見てもらえません。畜舎やたい肥化施設が見えるだけでも心理的に臭いを感じてしまうこともあります。樹木の植栽は、周辺の人たちにも理解できる対策であり、環境保全対策として地域と共存しながら畜産経営を続けるためにも必要と考えられます。

 



<連絡先>
農政部畜産課畜産基盤係
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-226-3114
FAX 027-223-3095
chikusanka@pref.gunma.jp

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