82 鼻曲山

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【ぐんま百名山 No.82】

鼻曲山(はなまがりやま)


鼻曲山(はなまがりやま)

 山頂部が天狗の鼻が曲がったように見えることが山名になったという。この山には日本武尊の「烏口(烏川の水源)」の神話が語られる岸壁がある。

標高

1655m

関係市町村

高崎市、長野県

登山口

二度上峠

問い合わせ

高崎市倉渕支所 電話:027-378-3111

『わたしの百名山物語』(平成18年3月 群馬県発行)から

懐かしの鼻曲山 (藤岡市・柴崎文夫)

 鼻曲山の特徴ある山容は平野部からも朝な夕な眺められ、郷愁をそそる懐かしい山である。私が初めて訪ねたのは、45年ほど前の5月上旬で、今でもそのときの情景が彷彿として浮かんでくる。

 信越線の夜行列車で軽井沢駅に降り立つと、冷気が頬をなで肌寒さを感じた。夜明けの道を確氷峠から霜柱を踏みながら朝もやにけむる熊野神社へと歩き、山の安全を祈願する。

 この先登山道は樹林の中を細々と続き、静寂な時間が過ぎていく。ほかに登山者の姿はなく、大型動物との出合いに一抹の不安がよぎる。一ノ字山を経て留夫山に到ると季節外れに冠雪した浅間山が雄大な姿を表わした。目指す鼻曲山は指呼の間にあった。

 鼻曲山の山頂からは浅間山をはじめとして近くに浅間隠山などが望まれ、眼下には山麓風景が長閑な広がりを見せていた。かつて鼻曲山へのルートとして利用され親しまれてきた草軽電鉄も、先ごろ一部廃線となり時代の流れとはいえ寂しさを痛感した。そんな思いを巡らしながら十六曲峠を経て霧積温泉へ下り、一風呂浴びてひとときを過ごした。

 鼻曲山の旅もフィナーレとなり、夕暮れせまる中、長い道のりを横川駅へと歩いた。

 

※登山や観光についてのお問い合わせは、上記問い合わせ先市役所へお願いいたします。



<連絡先>
環境森林部 自然環境課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-226-2872
FAX 027-225-0077
kanshizen@pref.gunma.jp

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