農薬使用理解促進事業(第2回実施状況)

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実施状況

第2回(9月11日)
  • 『農園 星ノ環』 代表の星野高章さんから、レタスおよびブロッコリーの農薬散布区における散布歴の説明がありました。
  • 農薬散布区および無散布区におけるレタスとブロッコリーの病害虫被害状況や生育状況の違いを観察し、質疑応答を行いました。 

農薬無散布区レタス幼株に寄生するアブラムシ 

 レタスは、葉を裏返すと、小さなアブラムシが10匹程ついていました。アブラムシは薄緑色で、レタス葉の色とほぼ同じで写真では分かりにくいのですが、数カ所でコロニー(虫のかたまり)を作っていました。
 


 
 無散布区のブロッコリーの様子

 ブロッコリーは、3~4割程度の株が虫に食べられたり、病気で枯れたりしていました。そのため、写真のように全体的に畑が凹凸になっています。
 また、イモムシ型の大きな虫が葉を食べた痕が所々にありました。
 

 レタスもブロッコリーも、次の調査の時にはどうなっているのか心配です。 



 農薬散布区農薬散布区のレタスの様子 

 
 定植後に2回程農薬散布を行いました。
 
 レタスには、無散布区のようなアブラムシはいませんでした。

 
 
  
農薬散布区のブロッコリーの様子 
 
 ブロッコリーは、全体的に順調に生育し、株の大きさも揃っていました。虫に食べられた痕がある株もありましたが、生育には影響がない程度でした。

  
 


 
質疑応答の様子 
 ひととおり、農薬散布区と無散布区の状況を確認した後、参加者の皆さんと星野さんによる質疑応答を行いました。
 参加者の方々からは、「レタスに比べてブロッコリーの虫の被害が激しいのはなぜか?」、「レタス、ブロッコリーとも定植から収穫までどれくらい農薬を散布するのか?」、「農薬を散布するタイミングはどのようにして決定しているのか?」など活発な質問がたくさんありました。

 

  第3回、第4回の事業では、実際に株についている虫の数や被害の状況を調査する予定です。 


  • 生育の観察に続いて、雨除けトマト栽培を営む『小林農園』(沼田市白沢町尾合)を訪問し、栽培ほ場の見学や意見交換会を行いました。
  • 『小林農園』代表の小林修一さんから、農場の概要について説明を受けました。
  • 雨除けハウスでトマトを栽培している状況を見学しました。
  • 調理用トマト品種“シシリアンルージュ”の試食を行いました。 

小林修一氏による農場概要の説明 
 『小林農園』では、36棟のハウスでトマトを栽培しており、小林さん夫妻と息子さん夫妻の2世代で経営を行っています。
 栽培における土づくりの重要性を説明していただきました。堆肥を使用して地力維持に努めており、堆肥は豆腐店や養豚農家などから出た廃棄物や糞を堆肥化したものを利用しているとのことでした。これらは無料で入手できるそうです。



  
雨除けハウス内のトマト栽培の様子
 トマトの栽培管理も労力を使います。受粉には、訪花昆虫(ハチ)を利用しているため、必然的に農薬(殺虫剤)を散布することができません。トマトに害を及ぼす虫に対しては、天敵となる昆虫を購入してハウスに放すそうです。
 しかし、天敵昆虫は高価なようで、簡単に購入して使用できるものではないようです。さらに、昨今の資材費高騰により、ビニールなどのハウス資材購入の負担が大きくなっており、経営を続けていくためにも知恵を絞って工夫していかなければならないとのことでした。


 
シシリアンルージュの試食
 小林さんが栽培しているトマトの一つ、調理用トマト品種“シシリアンルージュ”を試食しました。果肉はほどよく柔らかく、味が濃厚であるためパスタ等のイタリア料理に適しているとのことでしたが、生で食べてもとても美味しかったです。

 

 

 


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