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環境農林常任委員会が県外調査を実施しました(平成26年7月29日)

1 調査目的

 閉会中の委員会活動として下記事項について県外調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。

  1. 「環境対策について」
  2. 「林業振興対策について」
  3. 「食料・農業・農村振興対策について」

2 調査期間

 平成26年7月29日(火曜日)~31日(木曜日)

3 調査項目

(1)世羅高原6次産業ネットワーク「せら夢高原」(広島県世羅郡世羅町)

 世羅高原では、衰退しつつある地元産業の活性化を目指し、地域の特性を生かした農業の6次産業化に、町と地域とが一体となって取り組み、町を超えた広域の範囲(当時3町)から農園・産直市場・女性起業からなる「世羅高原6次産業ネットワーク(当時32団体、現在53団体)」を組織することで、地域農業を見事に復活させ、魅力ある地域づくりを実践・成功させています。
 また、平成18年4月には拠点となる「夢高原市場」を設立し、ネットワーク会員の特産品・販売・情報提供・体験交流など、「日本一大きく美しく豊かな農村公園プラン」と銘打ち、実施している6次産業化の取組事例があります。
 ついては、本県における農業振興、農商工連携等の取組の参考とするため、「食料・農業・農村振興対策」の観点から調査しました。

画像:せら夢高原の調査の様子
6次産業化への取組について担当者より説明を受ける

(2)広島県森林整備・農業振興財団 農業ジーンバンク(広島県東広島市)

 1970年代にバイオテクノロジーの技術が開発され、それ以降世界の遺伝資源保有国での資源の囲い込みが顕著となり、海外に遺伝資源の確保を求めることは殆ど不可能となりました。一方特に野菜や花卉等の品種は、1950年代以降F1化(交配によって作られた新品種の一代目)が急激に進み、これが在来種の消滅に拍車をかけることになります。このような状況の中、失われゆく農産物種子の保存とその再活用を目的に、農業ジーンバンクが設立され、県内、県外はもとより、外国の遺伝資源や遺伝資源情報を積極的に収集し、18,000種を長期及び短期貯蔵庫で保管管理しています。また、種子を活用した地域特産品づくり等で、広島県内の多くの生産物において種子の利用が増えています。
 ついては、本県における農業振興の参考とするため、「食料・農業・農村振興対策」の観点から調査しました。

画像:農業ジーンバンクの調査の様子
農業ジーンバンク前にて

(3)バイオマスタウン真庭(岡山県真庭市)

 岡山県北部に位置し、森林面積が全体の約8割を占める真庭市では、身近な生物資源を再利用するという技術的な側面からとらえるだけでなく、その技術を基盤に、地域完結型の二酸化炭素を増加させない、持続可能な暮らしを実現することを最大の目的としたバイオマス事業を展開しています。現在では、「バイオマスタウン真庭」として国内でもバイオマス事業において、先進地とされているところです。
 自然と共存し伝統を守りながら人々が生活する「バイオマスタウン真庭」では、主に固形燃料、木質ペレットの製造過程やそれらの燃料をエネルギーとして活用した発電プラントの状況、温水プール、ペレットボイラー、太陽光発電、環境保全コンクリートの製造を視察することができます。
 ついては、本県における環境保全等の取組の参考とするため、「環境対策」「林業振興対策」の観点から調査しました。

画像:バイオマスタウン真庭の調査の様子の画像1
木質ペレット製造工程について担当者より説明を受ける

画像:バイオマスタウン真庭の調査の様子の画像2
真庭市役所前にて

(4)「岡山ブランド農林水産物」の取組(岡山県岡山市)

 岡山県では、「1.高品質である」「2.市場占有率が高い」「3.全国的に知名度が高い」「4.需要者ニーズが高い」「5.地域特性が生かされている」といった観点から、これまでに白桃やブドウ等の13品目を「岡山ブランド農林生産物」に選定しています。
 また「岡山ブランド農林水産物」の取組として、首都圏における岡山県農林水産物に対する評価を把握するため、首都圏の一般消費者及び事業者を対象とした調査の実施や旬の果物などを販売・PRする期間限定のショップ「岡山屋」を首都圏や海外(特にインドネシア、香港、台湾、シンガポール、マレーシア等のアジア方面)向けに展開しています。
 ついては、本県における農業振興、農商工連携等の取組の参考とするため、「食料・農業・農村振興対策」の観点から調査しました。

画像:岡山ブランド農産物の取組について岡山県庁での調査の様子
岡山ブランド農産物の取組について委員長より質疑

4 出席委員等

委員長:萩原 渉、副委員長:井下泰伸
委員:中沢丈一、委員:黒沢孝行、委員:松本耕司、委員、織田沢俊幸、委員:福重隆浩、委員:酒井宏明、委員:清水真人、委員:小川晶


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