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環境農林常任委員会が県内調査を実施しました(平成28年4月25日)

1 調査目的

 環境農林常任委員会所管事項より、食料・農業・農村振興対策、農林災害対策について県内調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。

2 調査期日

平成28年4月25日(月曜日)

3 調査項目

(1)吾妻地域の農業者との意見交換(中之条合同庁舎にて)

吾妻地域の農業は、耕地が標高300メートルから1,400メートルの広い範囲に分布し、気象・土地等の立地条件を活かした多様な生産活動が行われています。
吾妻東部地域では、こんにゃくを基幹とした複合経営を主体とし、野菜、花き、観光果樹、養豚、鶏卵等が盛んです。一方、吾妻西部地域では、キャベツやレタス等を主とした露地野菜の大規模経営や酪農等が中心で、山間地域においては切り花、宿根草、べにばないんげん等、特産品の生産も盛んです。
農業産出額の上位品目は、キャベツ、鶏卵、生乳、豚、こんにゃく、米、肉用牛、乳牛、はくさい、きくの順であり、特に、嬬恋村の夏秋キャベツは、全国一の生産量を誇ります。その他、きく、はくさい、べにばないんげんが県内上位品目となっており、農業産出額は県内の約14パーセントを占めています。
ついては、本県農業において重要な役割を担っている吾妻地域において、農業の各方面で活躍する関係者との意見交換を通じて、吾妻地域の農業を巡る現況、課題及び今後の展望等を調査し、今後の食料・農業・農村振興対策の参考としました。

吾妻地域の農業の状況について説明を受ける様子写真
吾妻地域の農業の状況について説明を受ける

(2)吾妻地域の有害鳥獣対策現場の調査(中之条町岩本地区)

中之条町岩本上組地区は、集落戸数35戸、農家数32戸、農地面積が464アールとなっており、主な作物は水稲、こんにゃく、じゃがいも、トウモロコシです。当該地区は、従来からイノシシ被害が発生していましたが、平成10年頃からはサルによる被害も増加し、人慣れした個体は貯蔵庫や宅地まで侵入するようになり農業に大きな影響を与えていました。このため、平成22年度に小規模土地改良事業により集落を囲む電気柵を設置するとともに、サル等の侵入経路の調査、餌となる放任果樹等の伐採等を集落ぐるみで進め、また、電気柵は管理組合を通じて全戸が維持費を拠出し、毎月1回の草刈りを実施する等、集落ぐるみの取組を継続的・効果的に行っている結果、有害鳥獣の出没・被害ともに大幅に減少しています。
ついては、吾妻地域の有害鳥獣対策で高い効果をあげている当該地区の取組事例を調査し、今後の農業災害対策の参考としました。

有害鳥獣対策(電気柵)について説明を受ける様子写真
有害鳥獣対策(電気柵)について説明を受ける

4 出席委員

委員長:井田泉、副委員長:原和隆
委員:関根圀男、委員:久保田順一郎、委員:橋爪洋介、委員:あべともよ、委員:中島篤、委員:金井秀樹、委員:伊藤清、委員:山崎俊之


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