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質疑及び一般質問(平成29年4月)

平成29年2月24日、27日、3月1日、2日に開催された質疑及び一般質問では、次の議員が質問を行いました。

質疑及び一般質問は、1年間3回の定例会で、基本的に全議員が1度ずつ行う予定です。質疑及び一般質問をしていない議員については、次回以降行う予定です。
質疑及び一般質問の中から一部を掲載します。

2月24日(金曜日)

東京電力送電網接続問題について 自由民主党 萩原 渉

質問:中之条町では、自然を活用したエネルギーに取り組んでいますが、送電網への接続制限の問題があります。この状況と解消への取組について伺います。
回答:県内では、北部エリアで対策工事が完了予定であり、西部エリアでも手続きが進められています。接続制限解消に向けた取組は、電力広域的運営推進機関による工事費用の共同負担の指針や、国による事業者と電力会社の費用負担についてのガイドラインが示されたところです。県としては、これらの制度運用を注視し、状況に応じて適時適切に国に要望していきます。

東京オリンピック・パラリンピック、さらには平成40年の国体に向けた選手強化及び競技力向上対策について 自由民主党 井田 泉

質問:これらの大会を見据え、選手強化や優秀な指導者の養成など競技力向上が重要となりますが県の取組を伺います。
回答:平成29年度は、「ぐんまオリンピック・パラリンピックチャレンジ事業」の支援対象種目を追加し事業の充実を図ります。国体に向けた競技力向上では、ジュニア育成として「スーパーキッズプロジェクト」の実施競技を拡充し、「一貫指導構築事業」を開始します。また、「優秀指導者現場研修事業」を新たに実施し指導者の養成・資質向上を図ります。

新年度予算の「人づくり」のための施策について リベラル群馬 後藤 克己

質問:新年度予算において「人づくり」の視点での施策をどう充実させているのか知事に伺います。
回答:特別支援学校高等部の未整備地域の解消や重複障害児を身近な特別支援学校で受け入れるための事業のほか、高校再編に伴う施設整備、高校中退者への訪問支援・再学習支援などに取り組みます。また、子ども食堂や無料学習塾の新規立ち上げ等に補助を行います。これらの事業により、「人づくり」を着実に進め群馬らしさを活かした豊かな社会を実現していきます。

道路の交通規制に係る路面再標示時の柔軟な修繕について 公明党 福重 隆浩

質問:横断歩道や停止線などの修繕は、県土整備部と調整し柔軟な対応を行っていただきたいと思いますがいかがでしょうか。
回答:道路標示は、優先性を判断しながら年2回の塗り替えを行っているほか、早急な対応が必要な箇所には柔軟に対応しています。平成29年度からは、道路標示をより適切に維持管理するため、年2回の塗り替えを4回に増やす予定です。これらの標示は、延べ約8万9千か所もあることから、県土整備部と連携し、効率的な塗り替えの実施に努めていきます。

2月27日(月曜日)

小学校英語の教科化への対応について 自由民主党 臂 泰雄

質問:英語教育アドバイザー教員を新たに配置する取組の目的と内容について伺います。
回答:平成32年度からの新しい学習指導要領全面実施に向け、教員の英語の指導力向上や指導体制整備が急務となっています。そのため、他県に先駆けて、英語教育の推進役となる「英語教育アドバイザー教員」10名を配置することにしました。この教員は、モデル授業の公開や近隣小学校の授業づくりのサポートなどを通して、教員の指導力を高めるねらいがあり、これらの取組により児童生徒の英語力が向上していくものと期待しています。

観光のバリアフリー化の取組について リベラル群馬 加賀谷 富士子

ぐんまビジタートイレ認証マーク画像
ぐんまビジタートイレ認証マーク

質問:少子高齢化の進展や障害者差別解消法の施行などで、観光地でも高齢者や障害者への対応が必要ですが、県ではどのような取組がなされているでしょうか。
回答:県では、多くの方々が利用する建築物、鉄道の駅や道路、道の駅などのバリアフリー化を推進しています。観光局では、市町村等が実施するバリアフリー化を支援しているほか、全国に先駆けて、使いやすい機能や清潔度を保ったトイレを「ぐんまビジタートイレ」とする認証制度に取り組んでいます。また、民間の旅館・ホテル業界独自の取組とあわせて、バリアフリー化を進めています。

県のデザインに対する取組について 自由民主党 穂積 昌信

グッドデザインぐんまシンボルマーク画像
グッドデザインぐんまシンボルマーク

質問:県内企業の製品をブランド化・高付加価値化するにあたって、デザインは重要な役割を果たすと考えますが、県の取組について伺います。
回答:県内ものづくり中小企業の多くは、設計通りに製品を作ることを得意としてきましたが、優れた技術を活かした自社製品やオリジナル商品の開発がこれまで以上に求められています。こうした中、県では、優れたデザインの工業製品を選定する「グッドデザインぐんま選定事業」を実施しており、製品開発力の強化を図るとともに、カタログ掲載や商品展示会などを通じ、広く周知を図っています。

教育委員会と中体連の関係について 自由民主党 岩上 憲司

質問:中体連の大会の合同チーム規定の統一化等について要望してきましたが、そもそも教育委員会と中体連とはどのような関係なのか伺います。
回答:県中体連は県の組織に属さない任意の団体ですが、各種大会の運営等は部活動に関わることのため、市町村教育委員会や県中体連の立場を尊重しながら連携していく必要があります。大会参加のあり方については、部員数確保が困難な実態等を踏まえて考えていただくよう、県中体連に働きかけており、来年度検討していただけると伺っています。引き続き、生徒が部活動を通じて成長できるよう市町村教育委員会、中体連と連携して考えていきます。

3月1日(水曜日)

オリンピック・パラリンピックを見据えたGAP推進の考え方について 自由民主党 岸 善一郎

質問:農業生産現場における生産工程管理(GAP)の取組は重要と考えますが、GAP推進の考え方について伺います。
回答:大会を契機に、大手流通事業者がGAP認証を生産者に求める動きが強まる可能性もあり、その後の輸出やインバウンド消費の拡大も見据え、取組を推進したいと考えます。具体的には、リーダー研修で定着化や第三者認証に向けた支援を行い、導入が進んでいない産地には、制度周知や合意形成を進め、GAP実践マニュアルを活用した取組等を推進し、県内産地への一層の定着を図ります。

県民の安全を第一とする知事の姿勢について 日本共産党 酒井 宏明

質問:安全性の確認も、情報の公開も極めて不十分なままでのオスプレイの飛行訓練実施は、県民の安全を守る立場から拒否するべきと考えますが、知事に伺います。
回答:県としては、訓練の実施によって県民生活に支障を来すことがないよう、県民の安全・安心を第一に、国において万全の配慮と責任を持って対応することや、オスプレイを含めた訓練の内容等について、できる限り詳細に情報提供を行うことを要請したところであり、国も責任を持ってしっかり対応したいと応じています。今後とも、県民生活に支障を来すことがないよう、適切に対応していきます。

地域を担う人材が地域に定着するための施策と中核校の役割について 自由民主党 井下 泰伸

質問:地域の将来を担う有為な人材が地域に定着するために何が必要ですか。また、地域の中核校にはどのような役割がありますか。
回答:義務教育段階で育まれた郷土への誇りと愛着を、高校では地域の将来を担う意識へと発展させていくことが必要です。そのため、インターンシップ等の地域と連携した取組を推進しています。また、地域の中核校には、生徒が地元で学び、希望進路を実現できるようにすることが期待されています。子どもたちが進学したいと願う、魅力ある学校づくりに努めてまいります。

群大病院の改革・再生への課題について 志高会 中島 篤

質問:今後、特定機能病院の再承認を含め、群大病院が改革・再生を進めていく上での課題について、どのように対応していくのか伺います。
回答:病院全職員が同じ方向に向かい、改革に取り組むことが何よりも重要であると考えます。幹部、職員等の意識改革を進め、改革の実績を明らかにし、県民の理解を得ることが重要と考えています。県としては、今後も、県内医療関係者や県民に群大病院を応援していただけるような形で、特定機能病院の再承認等に向けて努力をしていきたいと考えています。

3月2日(木曜日)

インバウンド戦略について 自由民主党 荒木 恵司

質問:インバウンドにおける交流人口の増加は、今後、群馬県に大きな影響を及ぼすと考えますが、平成29年度におけるインバウンド戦略について伺います。
回答:来年度は、新たにインバウンド事業を担当する職員を県観光物産国際協会に配置し、海外旅行業者と長期的な人脈を構築するとともに、民間事業者と一体となって誘客に取り組みます。また、誘客対象市場については、新たにマレーシアとオーストラリアを加え、市場を拡大して、外国人観光客の更なる誘客に努めていきます。

7つの交通軸の西毛軸の考え方について 清風 伊藤 清

質問:西毛広域幹線道路について、全線で事業着手されましたが、知事の西毛軸への思いについて伺います。
回答:西毛地域には、世界文化遺産をはじめ観光地や地域を支える産業が数多く存在しており、地域の更なる発展に向け、西毛軸の整備を積極的に進める必要があります。特に、西毛広域幹線道路については、全工区で事業着手したことから、今後、事業を本格化させる考えです。引き続き、7つの交通軸の整備・強化を着実に推進し、交流人口の拡大などにつなげ「魅力あふれる群馬」の実現に取り組んでいきます。

開発許可手続の簡素化について 群誠会 本間 惠治

質問:平成28年第1回定例会で、開発許可手続の簡素化について質問しましたが、その後の対応や取組について伺います。
回答:今年度当初から、開発許可制度の趣旨を損なうことなく県民サービスの向上を図るため、添付書類の簡素化に取り組んできました。具体的には、宅地造成の審査事項を約5割、市街化調整区域内許可の図書を約3割簡素化し、手続きの迅速化を図るとともに、県ホームページに「申請書記載例」などを掲載し申請者へのサポートも行っています。今後も制度の適正な運用と手続きの簡素化、迅速化に努めていきます。

群馬県小規模企業振興条例の着実な実施について 自由民主党 松本 耕司

質問:商工会や商工会議所は、小規模事業者の持続的発展、支援組織として重要な役割を果たしていますが、県の支援の取組について伺います。
回答:商工会・商工会議所では、国による経営発達支援計画の認定を受けて支援活動の強化に取り組むほか、巡回相談の強化や会員数の増加に注力しています。県では、こうした活動を積極的に応援するため、新年度、必要な活動費補助を予算措置するほか、商工会の事務局長設置基準の緩和などの見直しを行う予定です。今後も支援活動がより活発になるよう支援していきます。


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