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質疑及び一般質問(平成30年1月)

 平成29年11月30日、12月1日、5日に開催された質疑及び一般質問では、次の議員が質問を行いました。
 質疑及び一般質問は、1年間3回の定例会で、基本的に全議員が1度ずつ行う予定です。質疑及び一般質問をしていない議員については、次回以降行う予定です。
 質疑及び一般質問の中から一部を掲載します。

平成29年11月30日(木曜日)

総合周産期母子医療センターに関する県の考え方について 自由民主党 狩野 浩志

質問:高度先進的な周産期・小児医療の提供には総合病院と一体的な運用を目指すべきと思いますが、県の考え方を伺います。

回答:本県では、県立小児医療センターを総合周産期母子医療センターに指定しており、新生児集中治療室の増強等により救急搬送の受入れ向上等の成果を上げてきました。一方で、当直可能な医師の減少や高齢出産の増加による産科領域以外の対応など課題が顕在化しており、多様な診療科の医師の対応が必要と考えます。そのため、「今後の周産期医療体制のあり方検討会」で議論し、早期の意見集約を目指します。

(仮)太田スマートインターチェンジ開設に伴う騒音対策について リベラル群馬 黒沢 孝行

質問:スマートインターチェンジの供用開始に伴い、交通量の増加や合流に伴う騒音が大きくなることが懸念されますが、遮音壁設置を含め、供用開始後の騒音対策についてどのように取り組むのか伺います。

回答:スマートインターチェンジについては、利便性が向上し交通量の増加が見込まれるため、騒音には十分注視していく必要があります。このため、地元市町村が行う騒音測定等への助言を行うなど、的確に現状を把握できるよう支援します。そして、測定結果を示しながら、東日本高速道路(株)に遮音壁設置を含めた騒音対策を要請していきます。

防災・減災の観点からの河川整備について 自由民主党 橋爪 洋介

質問:高崎市は、カスリーン台風や集中豪雨等の被害により、河川氾濫への防災意識が高いレベルにあります。市内が合流地点となる碓氷川、烏川の河川整備について、現況と今後の対策について伺います。

回答:碓氷川では、乗附地区で堤防設置を、鼻高地区で堤防嵩上げを行うべく、設計を実施しています。烏川では、下豊岡地区で堤防設置の一部工事に着手したほか、国による整備も進んでいます。これらのハード対策に加え、ハザードマップ作成支援や「水害ホットライン」構築などについて高崎市と連携しながら取り組んでいます。

東毛広幹道におけるBRT(注2)の導入の可能性について 公明党 福重 隆浩

質問:自動車に頼らず都市と都市をつなぎ、群馬に人を呼び込む装置として、東毛広幹道へのBRT導入を検討いただきたいと考えますが、知事のご所見を伺います。

回答:速達性にすぐれたBRTが導入できれば、都市間を広域的につなぐ新たな公共交通軸が形成され、県民に新たな移動手段が生まれるほか、沿線の企業誘致に有利と考えられます。速達性確保の手法や、スムーズな乗り換えポイント整備などの課題があるものの、未来創生への取組となりうると考えられますので検討していきます。
 (注2)BRT(Bus Rapid Transit)とは、バスを基盤とした大量輸送システムのこと。

平成29年12月1日(金曜日)

西毛広域幹線道路の進捗状況と全線開通の見通しについて 自由民主党 岸 善一郎

質問:西毛広域幹線道路の進捗状況と、用地買収等の問題もありますが、何年後の全線開通を予定しているのか伺います。

回答:各工区の進捗状況は、高崎工区は道路や橋梁の設計、高崎西工区は橋梁下部工事や道路築造工事、高崎安中工区は現地測量と道路詳細設計、安中工区は道路築造工事や地盤改良工事、安中富岡工区は用地調査をそれぞれ進めており、工区により進捗は異なりますが、西毛広域幹線道路としての全線開通は、地域の方のご協力がいただければ、10年後の平成39年度を目標として事業を進めたいと考えます。

介護福祉士修学資金について そうぞうぐんま 金子 渡

ぐんまちゃんと介護福祉の画像
ぐんまちゃんと介護福祉

質問:地域の介護人材を育成・確保し、県内定着を図るためには、介護福祉士修学資金の貸与額を増額する必要があると感じますが、県の考えを伺います。

回答:介護人材不足は深刻な状況であり、介護分野への参入を促進する、より実効性のある施策を実施していく必要があることから、貸与月額の増額も含め、多くの若者が介護福祉士資格の取得を目指せるよう、今後も様々な取組を検討していきます。

日本遺産「かかあ天下-ぐんまの絹物語-」県内13構成文化財の連携について 自由民主党 荒木 恵司

質問:県内の構成文化財について、ストーリー性を強調した周遊コースの設定や世界遺産との連携も重要と思いますが、今後の連携推進について伺います。

回答:周遊を促すツールとして、日本遺産をはじめ県内の絹遺産を紹介するスマートフォン向けのアプリを作成し公開しました。また、全ての構成文化財を巡るモニターツアーも実施する予定です。さらに、展示設計を進めている世界遺産センター(仮称)でも、世界遺産、ぐんま絹遺産と関連させ、ストーリー性のある情報発信を考えています。

農畜産物のブランド力強化における統一ロゴマークの活用について 自由民主党 星野 寛

県産農畜産物統一ロゴマークの画像
県産農畜産物統一ロゴマーク

質問:県産農畜産物の認知度向上とイメージアップのため県が作成した統一ロゴマークについて、今後どのように普及を進めるのか伺います。

回答:統一ロゴマーク「GUNMA QUALITY」は、JAの出荷箱や民間企業の加工品を含めた商品パッケージなど44品目に活用いただいています。普及には、生産者等にロゴマークのねらいやコンセプトをお伝えすることが重要であり、出荷箱等の資材更新時に働きかけるほか、消費者へは、ポスターやCM等で認知度向上を図っていきます。

平成29年12月5日(火曜日)

障害者差別解消条例について 自由民主党 星名 建市

質問:障害者差別解消に向けた取組については、これまでも議論が行われてきましたが、条例を制定することについての知事の見解を伺います。

回答:障害者差別解消法が施行され、共生社会の実現への動きが着実に前進しつつあります。県でも、条例の制定を含め、差別の解消に向けた取組について、議会での議論を始め、当事者の方々から御意見を伺い、検討を重ねてきました。こうした流れを確実なものとするためにも、県として条例を制定し、障害の有無にかかわらず、誰もがお互いを尊重し、自分らしく生きることができる社会を実現していきます。

生活困窮者自立支援事業(任意事業)の実施状況について リベラル群馬 加賀谷 富士子

質問:生活困窮者自立支援事業(任意事業)について、県内自治体の実施率が全国平均を下回っていますが、その原因と県の取組状況について伺います。

回答:任意事業の就労準備支援事業と家計相談支援事業は、必須事業の中で実質的に同様の支援が行われていることなどが本県における原因と考えられます。県では、就労訓練や家計管理等を含めた必須事業の実効性確保のため、相談支援員の資質向上を図っています。また、一時生活支援事業を今年度から開始予定であることから、各市でも取り組めるよう、情報提供などを行っています。

国道122号「館林明和バイパス」、「館林バイパス」の現状と予定について 自由民主党 多田 善洋

質問:明和町川俣から館林市苗木町までの「館林明和バイパス」と、さらに北に向かう北成島町までの「館林バイパス」の現状と今後の予定について伺います。

回答:「館林明和バイパス」は、平成21年度から事業着手しており、平成30年3月末には4車線での供用開始を予定しています。また、「館林バイパス」は、平成27年度に事業着手し、現地測量が完了したことから、道路や橋梁等の詳細設計を実施中です。引き続き、早期の完成に向けて、事業を推進していきます。

入所等指針の評価基準見直しについて 自由民主党 南波 和憲

質問:どのような人から特別養護老人ホームに入所してもらうのが望ましいのか、入所基準の見直しが必要と考えますが、県の考えを伺います。

回答:地域包括ケアシステムの構築が進むなど、在宅介護サービスの充実が図られる一方で、若い世代の介護離職などが増加しているほか、介護者の家族構成なども多様化してきています。こうしたことから、在宅での介護が困難な状況になった方が、特養入所を希望した際、その実態がしっかりと反映されるよう、入所等指針における評価基準の見直しを行っていきます。

質疑及び一般質問の映像はスマートフォンでもご覧いただけます。


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