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【4月17日】平成29年度発生予察注意報第1号 イネ縞葉枯病(農業技術センター)

1 注意報の内容

  1. 発生地域 県内全域
  2. 発生量 多い

2 注意報発表の根拠

  1. 平成29年2月16日~28日にかけて、水田畦畔のイネ科雑草に生息するヒメトビウンカ越冬世代を採集し、イネ縞葉枯ウイルス保毒虫検定を実施しました。その結果、県平均の保毒虫率は4.1%であり、県で定めた防除を必要とする水準の4.0%を上回りました(表1)。
  2. 地点別では、定点15地点中8地点で4.0%を上回りました(表1)。
  3. 定点外の地点を広く補足調査した結果、23地点中16地点で4.0%を上回りました(表2)。

3 防除対策

  1. ヒメトビウンカ(ウンカ類)に効果のある育苗箱施用剤を使用してください。県内では殺虫成分フィプロニル(プリンス粒剤など)に対する薬剤抵抗性をもつヒメトビウンカの割合が高くなっているため、使用にあたっては注意してください。
  2. イネ苗へのヒメトビウンカの飛び込みを防止するため、イネ科雑草が繁茂した場所や麦類作付ほ場付近での育苗を避けてください。
  3. 窒素過多はイネ縞葉枯病の発生を助長するので、適正な肥培管理を行ってください。
  4. 移植後、本田におけるヒメトビウンカの発生が多い場合は、本田防除を行ってください。
  5. 発病株は伝染源となるので、早急に抜き取り処分してください。
  6. 農業技術センターでは5月下旬に麦ほ場におけるヒメトビウンカの発生量調査を行う予定です。今後の情報にも十分注意してください。
  7. イネ縞葉枯病抵抗性品種(「あさひの夢」、「ゆめまつり」など)の作付けが効果的なので導入を検討してください。
図1 イネ縞葉枯病の発病株の写真
図1 イネ縞葉枯病の発病株
図2  ヒメトビウンカのイネ縞葉枯ウイルス保毒虫率の推移(定点)の折れ線グラフ画像
図2 ヒメトビウンカのイネ縞葉枯ウイルス保毒虫率の推移(定点)
表1 定点調査地点におけるヒメトビウンカのイネ縞葉枯ウイルス保毒虫率(%)
地域 調査地点 平成27年 平成28年 平成29年
中部 前橋市石関町 6.4 2.1 4.3
前橋市大前田町 4.8 2.1 6.4
伊勢崎市東上之宮町 4.8 3.2 4.8
渋川市有馬 4.8 5.9 4.3
西部 高崎市中大類町・南大類町 3.2 4.3 2.1
高崎市倉渕町三ノ倉 5.9 1.6 1.6
藤岡市神田 3.7 2.1 3.7
北部 中之条町下沢渡 5.9 2.7 3.2
沼田市下沼田 0.5 2.1 2.1
沼田市利根町老神 1.6 4.6 0.0
東部 太田市菅塩町 4.3 7.4 10.6
館林市成島町 3.7 3.2 5.9
館林市当郷町 4.3 3.7 2.7
邑楽郡邑楽町中野・藤川 4.8 5.3 4.3
邑楽郡板倉町大高嶋 10.1 10.1 6.4
県平均 4.6 4.0 4.1

注)定点調査:毎年同一地点で実施している調査

表2 臨時調査地点におけるヒメトビウンカのイネ縞葉枯ウイルス保毒虫率(%)
地域 調査地点 平成29年
中部 前橋市嶺町 9.6
前橋市上泉町 2.1
前橋市粕川町深津 7.4
前橋市朝倉町 7.4
前橋市上増田町 8.5
伊勢崎市波志江町 0.0
伊勢崎市上植木本町 2.1
伊勢崎市山王町 3.2
伊勢崎市境木島 5.3
北群馬郡吉岡町大久保 4.3
西部 高崎市下大島町 4.3
高崎市中室田町 2.1
高崎市吉井町矢田 7.4
富岡市中高瀬 9.6
安中市松井田町小日向 2.1
東部 桐生市新里町大久保 10.6
太田市竜舞町 3.2
太田市新田村田町 6.9
みどり市大間々町浅原 7.4
みどり市笠懸町鹿 4.3
みどり市笠懸町阿佐美 9.6
邑楽郡板倉町海老瀬 8.5
邑楽郡板倉町大荷場 8.0

注1)臨時調査:定点調査を補完するために実施した調査
注2)調査協力(技術支援課、各農業事務所)

図3 ヒメトビウンカ越冬幼虫(体長約1~2mm)写真
図3 ヒメトビウンカ越冬幼虫(体長約1~2mm)
図4 ヒメトビウンカ成虫(体長約3~4mm)の写真
図4 ヒメトビウンカ成虫(体長約3~4mm)

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