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【見どころ】四季の花木(6月)/平成29年6月15日
更新日:2017年6月15日
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シナノキ(アオイ科)
撮影日2017年6月13日
淡い黄色の香りのよい小さな花をたくさん咲かせます。花の集まり(花序)の柄の部分にヘラ状の苞をつけます。花からは香りが強く濃厚な蜂蜜がとれます。また、樹皮からは水に強く丈夫な繊維がとれるため、船舶用のロープに使われるほか、アイヌの人たちは古くから織物などに利用してきました。
ナツツバキ(ツバキ科)
撮影日2017年6月13日
梅雨時に白い清楚な花を咲かせます。朝咲いて夜には散ってしまう一日花です。「シャラノキ」の名で親しまれ、庭のシンボルツリーとしてもよく植えられます。樹皮が斑紋状に剥がれやすく、つるつるとした木肌になります。
タイサンボク(モクレン科)
撮影日2017年6月13日
北アメリカ中南部原産の木で、日本には明治初期に渡来しました。ミシシッピ州とルイジアナ州では州の花に指定されているそうです。大きくて白い芳香のあるお椀形の花を咲かせます。漢字では「泰山木」や「大山木」などと表記されます。
ブラシノキ(フトモモ科)
撮影日2017年6月13日
名前のとおり花の形は試験管ブラシにそっくりです。オーストラリアが原産で、暑さと乾燥には強いですが、寒さと過湿には弱いです。原産地では、森林火災があると実が開いて、中の細かいタネが風で散布されるという仕組みを持っているそうです。