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群馬県文化審議会(第12回)の概要(通算12回目)

更新日:2017年10月21日 印刷ページ表示

1 開催日時

平成29年10月21日(土曜日)午前10時00分~午前12時00分

2 場所

群馬県庁7階 審議会室

3 出席者

委員13名

4 議題及び主な意見

(1)部会の開催報告について

文化振興指針策定・推進評価部会
資料1に基づき、部会長から報告を受けた。

(2)文化振興指針平成28年度年次報告書の作成について

資料2及び資料2-2に基づき、事務局から説明を受けた後、意見交換を行った。

〔主な意見〕
・委員
審議会委員が実施する評価は、限られた時間の中で行わなければならず大変である。群馬県の文化をより活発にしていくには、評価のあり方、事業目標の設定のあり方を変えていく必要がある。なお、実際現場に行って評価を実施するには、専従のリサーチャーが必要であり、評価を行う難しさを県としてきちんと考えなければならない。これは、重要な問題である。なお、全国的には、いくつかの自治体でアーツカウンシルを設置して専従のスタッフを整える動きが出てきている。
・委員
草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバルは、実際に行ってみて素晴らしさがわかった。審議会委員は、可能な限り現場に出かけるべきである。
・委員
年に1度くらい全員の参加が難しいとしても、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバルを聴いてから草津で審議会を開催するとか、4か所の世界遺産を巡った後で開催する等したらよいのではないか。
・委員
事業実施後に評価を行い、次年度に活かしていくためには、全重点事業に足を運んで主催者や参加者等から話を聞き、分析してきちんとした報告書を上げなければならないが、それは難しい。県庁以外の評価組織が必要な時期になってきていると思う。
・委員
目標4の改善という自己評価が力強い。テレビ等マスコミでも群馬の歴史遺産が紹介されており、東国文化や上野三碑は、全国的にも認知されてきていると思う。
・委員
草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバルは、極めてレベルが高い。自己評価についても、もっと高くてもよいのではないか。
上毛かるたについては、競技だけではなく、副読本の活用等中身を知る方の評価をしてほしい。評価のあり方を変えた方がよい。なお、当該評価は、高すぎるのではないか。
・委員
草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル及び上毛かるたに係る自己評価については、事務局で再度考えていただきたい。
・委員
県民としては、県が行う事業の他に、市町村や民間団体が実施する盛り上がっているものや勢いがあるもの等いろいろなものから影響を受けるが、例えば、中之条ビエンナーレがなぜうまくいっているのか、人がどういう動き方をしているのかや新しい動きがこの評価基準では見えてこない。民間のPRの仕方やうまくいっているものを取り入れることも審議会で話し合う必要があると思う。
また、継続していることや音楽、歴史等個別の取組も必要であるが、この評価基準で評価をしていくと、これから先は、ジャンルオーバーで評価の枠組みに入らなくなるものが増えてくると思う。様々な分野で連動できたのかという評価をどうするのかについても考えていかなければならないと思う。
・委員
 新しい問題の対応を含め、今後の審議会のあり方、運営方法について考えていかなければならないと思う。
・委員
評価については、努力を重ねて改善し、常に上を目指すが、ある程度の達成感があって横ばいの状況になっているということもあると思うので、一概に横ばいが悪いというわけではないと思う。
・委員
横ばいが悪いというわけではない場合もあるということを、共通認識で持っていたらよいのではないか。
・委員
文化づくり支援事業「群馬の文化」支援事業補助金(次世代育成事業)の自己評価が悪化になっているが、補助金の評価委員会において現地調査を実施する等改善を重ねて、より良い補助金の支出先を検討した結果、何件か不採択になったものであり、見直しをしながらの悪化である。このような情報が伝わっておらず、県からきちんと情報を出すことも必要である。
なお、書類だけの評価は難しく、評価しやすい形ができるとよいと思う。
・委員
評価の仕方については、工夫が必要であり、評価システム作りを考えていかなければならない。事務局で検討していただきたい。

(3)第2次群馬県文化振興指針骨子案等について

ア 第2次群馬県文化振興指針策定アンケート調査調査結果報告書について
イ 第2次群馬県文化振興指針骨子案について

資料3及び資料4-1から4-4に基づき、事務局から説明を受けた後、意見交換を行った。

〔主な意見〕
・委員
県民等に催し物のスケジュール案内等情報が届いていないことが問題だと思う。適切に届けるには、どうしたらよいのか戦略が必要である。また、文化団体は高齢化、施設は老朽化が進んでおり、これらの問題をどうとらえるかが重要である。
指針の骨子案等については、今後、4つの視点と8つのプロジェクトを連動する形で事業評価を行う仕組みにするようにして4つの視点と8つのプロジェクトを活かして評価を進めていけたらよいと思う。
・委員
県民アンケート調査において、県の文化振興に向けた取組の重要度及び満足度を聞いているが、選択肢の中に世界遺産である富岡製糸場と絹産業遺産遺産群や日本遺産が出てこない。県がきちんと重要度の認識をもって、今後も施策を推進していかなければならない。
・委員
シルクカントリーが入っていないことに違和感を覚えた。また、県民芸術祭やコンベンション施設の活用等総花的、全員参加というものでは、外から見てインパクトがない。官も民もなく、垣根を越えてインパクトのあるものを実施するべきである。
・委員
今回の県民アンケート調査結果と前回の調査結果を比較したいということであったと理解している。富岡製糸場と絹産業遺産群、日本遺産をどう位置付けていくのか、さらに聞かなければならない。また、県の施設が県民の支えになっているのか、県民会館の役割として、持っているノウハウが文化ホール等各施設を運営するところの方々の参考になっているのか、県と市町村の機能の分担について聞けなかったのは残念である。これらを聞いた上で、焦点をあてるものを考えていかなければならないのではないか。さらに、エコパーク、ジオパークをどう考えていくのか検討が必要である。
・委員
富岡製糸場と絹産業遺産遺産群については、アンケート調査結果の中で、「東京オリンピックパラリンピックを契機にレガシー(遺産)として後世に残し、観光振興にもつながる文化事業を群馬県で開催する場合に核となるもの」において、県民が大事だと思っていることがわかる。
次期指針での事業についても実施すればいいということではなく、どのように実施するのか、HOWが大切である。
自然資源については、指針に文言を取り入れたい。
・委員
上野国分寺まつりは、ビジュアル的に見せる工夫等がされた情報発信と人を呼び込むことがうまく連動している良い例であると思う。
・委員
指針骨子案は、群馬県が本来持っている価値が何を指すのか、何が書いてあるのかわからない。タイトルには、オノマトペのようなものを使った方がわかりやすいのではないか。そもそも文化とは何か、何でも文化に入ってくるので、混沌の中に迷い込んでしまう。また、「呼び込む」という言葉は、誰かが利益を得るのかと思ってしまう。わかりやすい言葉にしていただきたい。
・委員
県民にわかりやすく、また、上毛かるたや富岡製糸場等は、「全国唯一」、「群馬県屈指の」等郷土へのプライドが育まれ、県民に訴える文言にした方がよい。
・委員
事務局には、文章化するときに見直しをしていただきたい。
・委員
温泉文化とは何を指すのかわからない。温泉を推したいのはわかるが、文化が付くとわからなくなる。何でも文化を使うと全てが含まれ、問題がぼやけてしまう。なるべく文化を使わないで、他の言葉を使うようにしていけば、文化ではなく思想の問題なのか、経済効果のことなのか等問題がはっきりしてくる。何を文化とするのか具体的にしていくことが、文化振興課や我々の仕事なのではないか。
・委員
温泉文化は、農閑期に温泉に行って湯治する、草津の時間湯等を指しているのではないか。
・委員
温泉文化とは、温泉があることによって近辺の方々の生活が他と違うということではないか。御指摘はごもっともであるが、説明で工夫すれば大丈夫ではないかと思う。
・委員
これは温泉文化であると皆わかっており、同じ事をイメージしてくれるということであれば、指針の項目に挙げる必要がない。項目に挙げるのであれば、何を項目に挙げたのかはっきりしなければならない。これは、根本的な問題であると思う。
・委員
指針については、わかりやすいように書き方を工夫し、今日の意見を参考にして、組み立てていただきたい。

5 会議資料

次第
資料1 文化振興指針策定・推進評価部会の概要
資料2-1 文化振興指針平成28年度年次報告書
資料2-2 群馬県文化振興指針基本目標別、重点23事業自己評価の推移
資料3 第2次群馬県文化振興指針策定アンケート調査調査結果報告書
資料4-1~4 第2次群馬県文化振興指針骨子案
資料5 平成28年度文化振興課所管事業の実績
資料6 平成29年度文化振興課所管事業


*資料は未確定の内容が含まれるため非公開とする。

次第 (PDFファイル:68KB)

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