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吾妻郡りんご果実品評会の開催~生産者の栽培技術・意欲向上を目指して~

更新日:2019年2月28日 印刷ページ表示

平成30年11月19日発
吾妻農業事務所普及指導課

要約

 平成30年11月6日(火曜日)、JAあがつまトマトセンターにて、吾妻地域のリンゴ生産者の生産販売意欲向上をねらいに品評会が開催されました。凍霜害や台風被害にも負けず、選りすぐりの果実が出品され、入賞を競い合いました。

1.ねらいと背景

 吾妻地域におけるリンゴの栽培面積は38ヘクタールで、45戸の生産者が豊かな観光資源を活かした沿道直売、贈答販売を行っています。個々の生産者が自慢の果実を販売していますが、市場出荷はなく、第三者から見た目揃えの機会が少ないため、選果は個々の生産者次第となっています。そのため品質には、ばらつきがあり、高位平準化が課題となっています。
 そこで、栽培技術の向上や生産者の意欲向上をねらいに毎年リンゴ品評会を開催し、自らの出品果実の良否を生産者に確認してもらう機会としています。

2.取り組み内容

 11月6日(火曜日)JAあがつま果樹生産部会会員が果実を持ち寄りましたが、「陽光」8点、「ぐんま名月」10点の計18点の出品がありました。審査に先立ち非破壊糖度計測機による糖度測定を行いましたが、平均糖度は「陽光」で14.3%、「ぐんま名月」で16.1%となり、食味良好なことを確認しました。審査では、着色、地色の抜け具合、損傷、病害虫の発生状況などを確認するとともに、果形や大きさの揃いなどを基準とし、吾妻農業事務所普及指導課、JA全農ぐんま、JAあがつま、農業共済組合の職員が審査員をつとめました。
 「ぐんま名月」では、地色の揃っていないものが見受けられ、「陽光」では、色むらのある果実がありましたが、出品果実の品質はおおむね良好で、なかでも入賞した果実は、外観、糖度ともにすばらしく、生産者の熱意が伝わってきました。

3.今後の方向

 果実品質には、生産者によるばらつきがあるため、栽培技術の高位平準化を目指し、品評会の結果を踏まえた出品農家への指導支援をしていきます。

審査風景写真1
写真1 審査風景

金賞を受賞した「陽光」と「ぐんま名月」写真2
写真2 金賞を受賞した「陽光」と「ぐんま名月」

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