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中之条町六合地区の新規就農者等勉強会の実施
平成31年1月18日発
吾妻農業事務所普及指導課
要約
中之条町六合地区の農業後継者、新規就農者及び研修生を対象に、土づくり等の勉強会を行い、栽培技術の向上を図りました。
1.ねらいと背景
中之条町六合地区では平成29~30年度に4名が新規就農し、1名の研修生が受入農家のもとで研修を行ってます。しかし、経営に必要な基礎技術である「栽培」「病害虫防除」「土づくり」に対する知識は未だ少ない状態となっています。そこで、六合地区農業後継者、新規就農者及び研修生を対象とした勉強会を3回程度計画しています。12月には、第1回として土づくりの勉強会を行い、基礎知識の向上を図りました。
2.取り組み内容
平成30年12月20日に土づくり勉強会を実施し、中之条六合地区の新規就農者等6名、普及指導課からは2名が出席しました。
初めに土壌pHやECの数値が表す意味や、肥料成分が植物体へもたらす影響等について勉強しました。また、参加者の土壌分析結果を元に、今後の施肥管理等について、普及指導員より説明を行いました。
参加者からは「これまで感覚でやってきた部分も、数値化されると分かりやすく助かった」「今後の施肥管理の参考になった」等の感想をいただきました。
3.取り組み成果と今後の方向
既に作付けしているほ場に加え、新規就農者や研修生が今後作付けする新たなほ場の土壌分析を行ったことで、今後の巡回指導における基礎データを得ることができました。当勉強会は参加者同士の交流の場にもなっており、今後六合地区の花き産地を維持していくためにも役立っていると感じます。また、年度内に第2、第3回の勉強会も予定しており、普及指導課では新規就農者等の定着と技術向上のため、今後も支援を続けます。
写真1 土壌分析
写真2 勉強会