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林地区農業経営近代化施設等利用組合に対する営農支援の取り組み~八ッ場地域再建のための営農指導~

更新日:2020年1月29日 印刷ページ表示

令和2年1月17日発
吾妻農業事務所普及指導課

要約

 林地区農業経営近代化施設等利用組合が、新たな農地で営農を開始し3年目になります。今年は天候不順で栽培に苦戦しましたが、夏秋ネギの栽培に取り組み、「道の駅・八ッ場ふるさと館」には「八ッ場芋(干し芋)」として出荷することができました。

1.ねらいと背景

 八ッ場ダム建設に伴い移転した長野原町林地区において、代替え農地での農作業効率化、共同化により組合員の農業経営安定を図ることを目的として、平成28年度に「林地区農業経営近代化施設等利用組合(以下、機械化組合)」が設立されました。普及指導課では設立当初からネギ類やサツマイモ栽培指導、干し芋生産に向けた支援等を行っています。

2.取り組み内容

 機械化組合では、平成31年4月、本格的な営農に向けてサツマイモ定植機やネギ調整機などが導入されました。2名の定年帰農者がオペレーターとなりましたが、初めて使用する作業機に不安もあり、5月24日にサツマイモ定植機、8月26日に長ネギ調整機の使用方法について、農機メーカーを交え意見交換を行いました。その後も定期的な巡回による指導を行い、夏秋ネギが出荷となりました。
 また、干し芋に関しては昨年度まで問題となっていた貯蔵中の腐敗対策(温度管理)の情報提供や販売中の品質に影響する干し芋の水分活性を測定し、組合員と情報交換をするとともに、食品衛生面で安心・安全な干し芋生産を呼び掛けました。

3.今後の方向

 限られた人員で作業をしなければならないため、作業暦の作成を行い、計画的に作業に取り組めるような支援や、次年度に導入される干し芋乾燥機についてメーカーとも協力しながら支援を検討していきます。

新たに導入した機械を利用する様子写真1
写真1 新たに導入した機械を利用する様子1

新たに導入した機械を利用する様子写真2
真2 新たに導入した機械を利用する様子2

丹精込めて作る「八ッ場芋」写真3
写真3 丹精込めて作る「八ッ場芋」

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