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「六合の花」のブランド力強化への支援~群馬県で開発した培養技術を利用したクリスマスローズを定植~

更新日:2021年3月8日 印刷ページ表示

令和2年6月22日発
吾妻農業事務所普及指導課

 産地のブランド力強化のため、クリスマスローズの産地選抜系統を、群馬県で開発した培養技術を利用して増殖しました。その苗の現地適応性を見るための調査ほ場に定植を行いました。

1.ねらいと背景

 中之条町六合地区は「六合の花」のブランドで宿根草の切り花を出荷しています。主要品目のクリスマスローズは国内でも有数の産地となっていますが、今後も産地を維持するため、産地の特徴が出るような優良系統の選抜や出荷方法の改善などの取り組みが必要となっています。
 平成21年から農家の要望を受けて関係機関で支援体制を作り優良系統の選抜と増殖方法の検討を行いました。大量増殖技術は多くの課題があり、乗り越えるまでに多くの時間を要しましたが、実用化できる見通しが立ちました。

2.取り組み内容

 まずはじめに、農家と産地の課題を確認したところ、花色のバラツキ、優良苗が大量に増殖できない、競合産地の出現という課題があり、これらが原因となり販売単価の低迷が続いていました。
 普及指導課では、課題解決のために、優良系統の選抜を行うための現地検討会を開催し、農業技術センターによる大量増殖技術の開発や、民間への増殖技術移転などの調整を関係機関と連携して行いました。
 令和2年3月以降、調査ほ場設置のために農家、関係機関等の調整を行い、4月22日に苗(3系統)の搬入と定植を行いました。

3.今後の方向

 ごくまれに培養による形質変異が発生する可能性があるため、開花まで品質確認・調査を行います。
 調査と並行して、農家、農協等と協力し産地選抜系統の有利販売を検討します。

調査ほ場と培養苗の様子写真
調査ほ場と培養苗の様子

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