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ニューノーマルにあわせた鳥獣対策の啓発活動

更新日:2021年3月12日 印刷ページ表示

令和2年11月19日発
吾妻農業事務所普及指導課

 サルによる被害が深刻になりつつある集落に対し、集落に寄せない対策(集落環境整備など)と住民向けの啓発資料を町役場と連携して発行しました。

1.ねらいと背景

 長野原町大津地区ではサルによる農作物の被害が深刻なってきたことから、鳥獣害に強い集落づくり支援事業を活用して、住民や関係者と一緒にサル用複合柵(通称:おじろ用心棒)の展示と電気柵の点検、啓発活動を行いました。

2.取り組み内容

 対象地区ではトウモロコシの収穫が7月下旬頃~9月頃まで行われます。地区内で最も早い作型で展示ほ(サル用複合柵)の効果を確認した結果、被害率0.8%と過去2か年(平均被害率50%)と比べ大幅に減少し、侵入抑制効果が確認できました。展示圃場以外も追い払いと柵の強化を行った圃場では、昨年と比較し被害が減少しました。
 また、展示圃場以外の電気柵の点検を行った結果、適切な電気柵の運用のためには定期的な点検が必要なことがわかりました。その結果と対処方法を農家に伝えることで管理への意識付けができました。
 事前の打ち合わせでは対象地区には説明会を行う予定でいましたが、新型コロナ感染症の感染防止から、関係者と再調整し回覧板による周知に変更しました。1、2号は対象集落周辺の行政区だけに回覧していましたが、3号以降は役場の意向で町全体へ回覧することとなりました。

3.今後の方向

 住民への鳥獣対策の啓発は新型コロナ感染予防のため、今後も回覧板で農家・住民へ技術対策や情報を周知します。現時点で4号まで発行していますが、今後侵入防止柵の点検方法などを掲載予定です。
 関係者と相談した結果、令和3年度も引き続き事業に取り組む予定です。

侵入できなかった柵を見ていたサルの様子写真
侵入できなかった柵を見ていたサルの様子

住民向け啓発資料の写真
住民向け啓発資料

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